こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「ペコロスの母に会いに行く」

2016-01-05 22:03:40 | 読書
年末に見た映画が、とてもよかったので、原作を手にいれました。

ページをめくると、映画のシーンが甦ります。


作者、岡野雄一さんの言葉。

「僕は、認知症になった母の、童女に戻ったような笑顔が大好きでした。

10人姉妹の長女。

しっかり者だった母は、酒飲みの父との生活に子育てに、懸命に生き、ようやく身軽になれたのです。

母ちゃん、ぼけてよかったな。

ゆっくり着地できて、よかったな。

長い間、本当にありがとう。」



認知症をテーマにして、じんわりと心が温かくなる本があったのだと驚いている。

人生、いろいろあって、それでもやっぱり生きているということの嬉しさ。


著者;岡野雄一

発行所;西日本新聞社
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