こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「貧困」についての報道番組

2014-04-28 18:45:44 | つぶやき
月曜日は、1週間の活動交流や、それぞれが参加した学習会や会議の報告、そしてこれからの予定など確認する議員団の会議から。

冒頭、昨夜のNHKスペシャル「女性の貧困」、今朝のあさイチ「子ども貧困」が話題となった。

「貧困」の問題に光をあて、TVの報道番組となること。
「無視できない社会問題」となっていることの証であり、「無視しない」で取り上げること自身はいいのだが・・・。

昨夜も、そして今朝も、問題の原因や背景についての本質的な掘り下げもなく、解決の方向についての問題提起もない。

東京荒川区の「子ども貧困」問題に「基礎自治体として何ができるか」を、研究者の力も借りながら区役所全体で取り組んでいる本に出会った。


「子どもの未来を守る」というタイトルも「そのものズバリ」の本について過去のブログに書いた。

たまたま出会った「気になる子ども」に声をかけ、支援する。まずは自分ができることを。そして、支援の輪を広げること。それは「支えあう地域」を創る力となる。

番組はそこに光をあてる。それは、否定するものではない。私自身も「自分にできること」をするひとりでありたいとも思う。

「ひとりが踏み出す一歩」が大切なのは確かだが、「善意」だけで社会が変わるわけではない。

それだけでは圧倒的多数の子どもたち、親たちは救われずに、取り残される。


荒川区のように、行政が真剣に取り組んでいる事例は全国にあるはずだと思う。

「自助」「共助」を強調し、「公」の責任について一言もふれない番組だった。

生活保護制度を初めとする公的な制度、社会保障の制度があることをなぜ知らせないのかと思う。

私たちは、「子どもたちの今」、そして「子どもたちの未来」を守らなければならない。全力で。

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2 コメント

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なんだかなあ (tweety)
2014-04-28 20:26:54
勿論自助努力は必要だけど、企業は積極的なのだろうかと考えてしまいます。

他のNHKの番組で外国人労働者を連れてくるとかいう話題もありました。生活保護に限らず野宿生活者やホームレスの人に技術者が埋もれている。もし彼等に少しでも仕事があるなら最低限野宿から安いどや、そこから定住とかも支援できるはずと。
そうなると今人手のない業界に人が回るかもしれない。
私のいる介護業界なんか若い人若い人というけれど本当に必要なのは、おっちゃん世代。
力のいる介護は確かに若い子でいいかもしれないけど女性の中には男性の前で大人しくなるという現実がある。また男性は、相手がおっさんがいいという人もいる。
その中で若い子が出来ないことを担えるのがおっちゃん世代。
自助ができる環境を作ってないのはどこかって思います。
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Unknown (ただち恵子)
2014-04-30 08:45:41
tweetyさん

「自助ができる環境を作っていない!」・・・それは、まさにそのとおりですね。「自分の足で立ちたい、歩きたい」と思っても、その土台を壊しているのが、今の政治と社会。企業の社会的責任を果たさせるのも、政治の責任でもあります。
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