6月末に行われた市立中学校の修学旅行でおきた事件について、テレビ、新聞で取り上げられました。
他府県在住の方からも「テレビのニュースで聴いて驚いた」とのことで、電話でご意見がありました。
「熱中症のことが世間で問題になっているときになぜ?」「ルール違反があったとしても、別の指導の方法があったのでは?」等。
他にも同じような声をお聞きし、私の見解も求められました。
7月の半ばに、このブログのコメント欄から頂いた「体罰」の訴えについて、その時点では具体的な事実についてはわからない中ではありましたが、以下のようにコメント欄から返信しました。
実際に「体罰」があったのだとしたら、絶対にゆるされないことだと考えています。体罰に「理由」はありません。学校や教師が「理由」を言うとしたら、状況の説明と言い訳に過ぎないのではないでしょうか。
この考えは、今も変わりません。
そして起きた「事件」は、修学旅行という学校行事、子どもさんにとっては一生に一度の大切な思い出となるはずの日に起きた「体罰」であったことは、事実だったのだと思います。
体罰は教育とは無縁、絶対に相いれないものです。
マスコミ報道を受けて、学校のHPに校長先生のメッセージが掲載されています。
「今回このような事態を招いたことを重く受け止め、改めて安全管理や生徒指導を考え直す機会であるととらえております。」という表明に基づいて、教育の場に相応しい形で、対応されることを見届けていきたいと思います。
「聞いた限りはきちんと配慮されていたように思います」という言葉が、その通りであることを私も信じたい思いです。しかし一方で、「学校長への厳重注意」という処分がなされていることが公表されていることから、教育の場としての配慮の足りないこともあったのだろうと推測します。
「配慮」の在り方について、学校と教育委員会が充分に考えて欲しい、本当に一人一人の子どもたちが大切される学校をつくって欲しいと願っています。外部の者が、推測で発言して事を大きくすることで、その妨げになることも懸念し、このブログの記事にすることにも躊躇がありましたが、マスコミ報道を受け市内・市外からの問い合わせもあり、私の見解も求められたので率直な思いも書きました。
現に当該学校に通われる生徒の保護者さんの貴重なご意見として、受け止めさせていただきます。