我が家に山頭火の直筆の句がある
「こころすなをにご飯がふいた」
という句である。
若い時からこの句の短冊があるのを知っていたが、眼をとめてもそれ以上のことは無かった。
そのうち、山頭火ブームのようなものが来て、若い頃眼にとめたその短冊をじっくりと眺めた。
爺さんが俳句が好きだったこと、同人誌「層雲」が家にあること、荻原井泉水の色紙もあることなどいろいろ思い巡らすと、近くで持たれた句会に山頭火が参加して、そこで詠まれたものであろうと思われる。山頭火の句集も読んでみた。そして次第に人間くさい山頭火が好きになっていった。
少ない言葉を与えることで、広く深い思いを引き出させる俳句の力は素晴らしい。私も俳句のような絵を描きたいと思う。
山頭火の句づくりのポイントの一つに
「ぐっと掴んで、ぱっと投げる」
というのがある。
そんなふうに絵を描いてみたい。いや、描けるようになりたい。
「こころすなをにご飯がふいた」
という句である。
若い時からこの句の短冊があるのを知っていたが、眼をとめてもそれ以上のことは無かった。
そのうち、山頭火ブームのようなものが来て、若い頃眼にとめたその短冊をじっくりと眺めた。
爺さんが俳句が好きだったこと、同人誌「層雲」が家にあること、荻原井泉水の色紙もあることなどいろいろ思い巡らすと、近くで持たれた句会に山頭火が参加して、そこで詠まれたものであろうと思われる。山頭火の句集も読んでみた。そして次第に人間くさい山頭火が好きになっていった。
少ない言葉を与えることで、広く深い思いを引き出させる俳句の力は素晴らしい。私も俳句のような絵を描きたいと思う。
山頭火の句づくりのポイントの一つに
「ぐっと掴んで、ぱっと投げる」
というのがある。
そんなふうに絵を描いてみたい。いや、描けるようになりたい。