体調がイマイチなので、定時過ぎに帰ることにした。 . . . 本文を読む
本書は、小熊さんのお父さんである謙二さんの半生に関する聞き取りを通して、日本の歴史を描き出している。
謙二さんは戦争に駆り出され、戦後の数年間シベリアに抑留されていた。戻ってきたら、結核になり、その治療のために片肺を取られてしまった。このように、謙二さんには苦労が絶えなかった。
本書の最後で、人生で辛い時期において一番大切なものは何かという質問に対して、謙二さんは「希望だ。それがあれば、人間は . . . 本文を読む