本書は、日本社会で年間3万人以上もの人が命を落とす自殺の実態、自殺したいと思う人の心理、自殺と心の病(うつ病等)の関連、自殺予防の試み、遺族ケアに関して書かれている。
著者は「自殺に追い込まれる人の共通する心理」として7つあげているが(78頁から82頁)、このうち、「極度の孤独感」、「窮状が永遠に続くという確信」、「諦め」は、今回の東日本大震災の被災者、特に福島原発近くの被災者には、このような心理が漂っていないか心配である。
なお、本書は2006年7月初版である。
著者は「自殺に追い込まれる人の共通する心理」として7つあげているが(78頁から82頁)、このうち、「極度の孤独感」、「窮状が永遠に続くという確信」、「諦め」は、今回の東日本大震災の被災者、特に福島原発近くの被災者には、このような心理が漂っていないか心配である。
なお、本書は2006年7月初版である。