1945年の沖縄戦を記録した『鉄の暴風』は1950年に米軍の承認を得て、朝日新聞社から出版され、何度か重版を重ねた。
筑摩書房からの申出があり、2024年6月に文庫として出版された。
6月23日は日本軍の組織的抵抗が終わった日だが、その日から読み始めて今日で読み終えた。
ページ数は524。それも、字のフォントサイズは大きくない。
本の帯には「日本人必読の書」とあるが、決して過言ではない。
今後、「集団自決」という言葉は「強制団死」という言葉に置き換えられるようになるかもしれない。
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