本書は、次のような前提条件(268ページ)のもとで、日本国が生きる道すじを提示している。
⑴ 中国が米国と同等の大国になる。
⑵ 米国は、日本ではなく、中国を東アジアで最重要国と考える。
⑶ 日本が国防費十倍の中国と軍事的に対抗することはない。
⑷ 米国は日本防衛のために、軍事力が接近した中国と軍事的に対決することはない。
日本の生きる道とは、東アジア諸国と「複合的相互依存関係」を築き、更に展開することにあると、著者は言う。
著者が言うように、米国の言うとおりにしても、自らの繁栄がないことは、この10年間だけでも、明らかだが、それをわからない人々が多い。だから、著者が今後の日本の見通しについて「悲観的」であるのは、よくわかる。
6月25日読了。
⑴ 中国が米国と同等の大国になる。
⑵ 米国は、日本ではなく、中国を東アジアで最重要国と考える。
⑶ 日本が国防費十倍の中国と軍事的に対抗することはない。
⑷ 米国は日本防衛のために、軍事力が接近した中国と軍事的に対決することはない。
日本の生きる道とは、東アジア諸国と「複合的相互依存関係」を築き、更に展開することにあると、著者は言う。
著者が言うように、米国の言うとおりにしても、自らの繁栄がないことは、この10年間だけでも、明らかだが、それをわからない人々が多い。だから、著者が今後の日本の見通しについて「悲観的」であるのは、よくわかる。
6月25日読了。