2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 茨木のり子著『倚りかからず』(ちくま文庫)

2011-03-10 20:31:15 | 読書

十八篇の詩からなる詩集である。
『苦しみの日々 哀しみの日々』という詩の「苦しみに負けて 哀しみにひしがれて とげとげのサボテンと化してしまうのは ごめんである」(80頁)という言葉は、長引く経済不況の影響で乾ききった人間関係の上に乗っかる現在の日本社会には不可欠だろう。なにがなんでも一人の人間として、そのようなサボテンにはなりたくは無い。

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