2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 大島秀利著 『アスベスト 広がる被害』(岩波新書)

2012-02-21 23:37:09 | 読書
アスベストは、中皮腫というガンを、平均潜伏期間40年もののちに発症させ、発症すると短期間に死に追いやるという恐ろしい細かな繊維のような鉱物である。
本書は、アスベストが使用されてきた経緯と規制の現状、2005年に大きな問題となった兵庫県尼崎市のクボタ旧神崎工場周辺の住民がアスベストによる健康被害を受けていたとが明らかになった事件、アスベスト被害者にとって必要な情報を厚生労働省が隠していた事実、アスベスト被害が建設業のみならず運送業などにも拡大していること、不適切な工事によるアスベスト被害が身近に迫っていること、世界のアスベスト状況(アジアでアスベスト被害が増加傾向)について記載されている。
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1107/sin_k602.html
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