2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 吉見俊哉著『ポスト戦後社会』(岩波新書)

2010-11-29 19:59:02 | 読書
本書は、シリーズ日本近現代史の9冊目で、1970年代から2000年代までが対象。
「過去からの連続性としての歴史が」「壊れてきた」から「「日本史」がもはや不可能にな」っていると、吉見さんは言う(240頁)。
確かに、為替の規制が各国で自由化され始めた70年代からのグローバリゼイションによって、歴史の連続性は比較的少なくなったとは言えるだろうが、全くなくなったとは言えない。ある事象において過去から連続してきたものの比重が大きいか否かの見極めが今後重要になると思われる。
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