2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 渡辺靖著『アメリカン・デモクラシーの逆説』(岩波新書)

2011-07-04 23:37:20 | 読書

オバマ大統領が就任した米国の政治や社会の状況を紹介しているのが本書である。本書の立場については、違和感があったが、それは、あとがきにある、「リベラリズムの牙城ともいうべきハーバード」大学(213頁)という言葉に集約されている。私の思う、米国の「リベラリズム」からすると、ハーバード大学は保守派の牙城であるからだ。

また、著者は「白人に対する先天的劣勢を信じる黒人も少なくない」(157頁)との認識があるが、どのような根拠で、そのようなことを言うのか、全く分からない。きちんと、根拠を示してほしい。でなければ、これはアフリカ系米国に対する差別ではないのだろうか。

 

 

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