久しぶりに途中で読むのを止めた。
「障害」というものを「大きな挫折」と言い切っている。元は20年前の講演等らしいが、本書は2007年2月が初版である。出版時に議論はなかったのだろうか。
また、「障害」をもっている人は、「普通の生活を送っている人にはない感受性と、物の考え方が身につくことがあ」り(5頁)、それが「特権」になることもあるという。これは、西洋の19世紀にあった「神の子」論と同じで、一見受け入れているように見えて、「障害」をもっている人を「普通」とは区別している点で差別的である。
このような視点では、いじめ問題を解決するような方法が記載されているとは思えない。
「障害」というものを「大きな挫折」と言い切っている。元は20年前の講演等らしいが、本書は2007年2月が初版である。出版時に議論はなかったのだろうか。
また、「障害」をもっている人は、「普通の生活を送っている人にはない感受性と、物の考え方が身につくことがあ」り(5頁)、それが「特権」になることもあるという。これは、西洋の19世紀にあった「神の子」論と同じで、一見受け入れているように見えて、「障害」をもっている人を「普通」とは区別している点で差別的である。
このような視点では、いじめ問題を解決するような方法が記載されているとは思えない。