2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 新川明著『新南島風土記』(岩波現代文庫)

2011-02-11 01:00:53 | 読書
本書は、与那国島、波照間島、黒島、新城島、鳩間島、西表島、小浜島、竹豊島及び石垣島の歴史や現地に伝わる歌等が紹介されている。
著者は、「沖縄の政治や文化も那覇や首里だけを中心に考えることは無意味である」(241頁)と言い切り、「島々に生きる人びとの生きざまを、それぞれの島の歴史風土のなかでとらえ返し、共有するための努力」(同頁)の必要性を説く。本書を読むと、沖縄と一口に言っても、島によって異なる歴史があることがわかる。これは沖縄に限らず、日本のどこの地方でもあることで、気をつけなければならない。
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