本書は、ミルトン・フリードマンシカゴ大学教授が唱えた政策(本書では「ショック・ドクトリン」と呼ぶ。)が実際に適用された国々、チリ、アルゼンチン、ボリビア、イギリス、ポーランド、南アフリカ、ロシア、中国の例をあげて、批判している。
極端な経済自由化が進められて、失業率や物価が上昇する一方、社会福祉サービスは縮小ないしは廃止となり、市民生活は厳しい状態に追い込まれる。また、民営化の名のもとに、重要な国営企業や資産が外国企業に安値で売却され、マクロ経済的にも、自立することがますます困難になる。
2000年から数年間の日本、小泉政権下の日本と似ていませんか。
極端な経済自由化が進められて、失業率や物価が上昇する一方、社会福祉サービスは縮小ないしは廃止となり、市民生活は厳しい状態に追い込まれる。また、民営化の名のもとに、重要な国営企業や資産が外国企業に安値で売却され、マクロ経済的にも、自立することがますます困難になる。
2000年から数年間の日本、小泉政権下の日本と似ていませんか。