待機児童問題で、保育所の数を増やしているが、保育の質は低下している。その原因は、「保育士の労働条件が二の次、三の次となっている」現状にあるという(iiページ)。本書の第2章で、労働条件の深刻さが明らかにされている。第1章は預ける側から見た保育所の実態が描かれている。
もちろん、全ての保育所が問題あるわけではないだろうが、本書を読んで、子どもを保育所に預けることが嫌になっても、全く不思議ではないし、子どもを持つことをやめる大人がいても、これまた不思議ではない。
保育所の実態がどれ程酷いのか、政治家は理解していない。安保法制よりも遥かにこちらの問題の解決が優先されるべきなのに。なぜなら、この保育所の問題が人口減少に拍車をかけているからだ。
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もちろん、全ての保育所が問題あるわけではないだろうが、本書を読んで、子どもを保育所に預けることが嫌になっても、全く不思議ではないし、子どもを持つことをやめる大人がいても、これまた不思議ではない。
保育所の実態がどれ程酷いのか、政治家は理解していない。安保法制よりも遥かにこちらの問題の解決が優先されるべきなのに。なぜなら、この保育所の問題が人口減少に拍車をかけているからだ。
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