「下に見る」つまりは、人を見下す、人を差別するということです。本書を通じて、酒井さんは自らの人生を振り返り、どうして、そのようなことをしてしまうのかについて考察しています。
あとがきで、人を見下すことで「満足感を得るという行為を繰り返してきた」と酒井さんは振り返りますが、これは決して酒井さん特有のことではなく、多くの人にとって普通の体験なのではないでしょうか。だから、酒井さんは人を序列化して見てしまうということが不治の病であるとすれば、「その病の存在を自覚し、表には出さないということが必要」で、そうすれば「平和は保たれるし、次第に世の中も変わっていく」(197ページ)。私もそう思いたい。
リンク
久しぶりの読まなきゃ損と思わせる一冊だった。
あとがきで、人を見下すことで「満足感を得るという行為を繰り返してきた」と酒井さんは振り返りますが、これは決して酒井さん特有のことではなく、多くの人にとって普通の体験なのではないでしょうか。だから、酒井さんは人を序列化して見てしまうということが不治の病であるとすれば、「その病の存在を自覚し、表には出さないということが必要」で、そうすれば「平和は保たれるし、次第に世の中も変わっていく」(197ページ)。私もそう思いたい。
リンク
久しぶりの読まなきゃ損と思わせる一冊だった。