1895年に釜石市で生まれた鈴木東民は、7年かかって高校卒業し、東京帝国大学に入学した。大学卒業後、大阪朝日新聞に入社するものの、数年で辞め、ナチスが支配するドイツへ渡った。そのドイツからナチスを批判する記事を書いていた。帰国後は、軍から目をつけられた。戦後は、読売新聞大争議を主導し、故郷釜石市の市長となった。そんな生涯が追ったのが本書である。
鈴木さんは「現代の社会では正義を守ろうとする者は強者にはなれない」(399ページ)といった。
1895年に釜石市で生まれた鈴木東民は、7年かかって高校卒業し、東京帝国大学に入学した。大学卒業後、大阪朝日新聞に入社するものの、数年で辞め、ナチスが支配するドイツへ渡った。そのドイツからナチスを批判する記事を書いていた。帰国後は、軍から目をつけられた。戦後は、読売新聞大争議を主導し、故郷釜石市の市長となった。そんな生涯が追ったのが本書である。
鈴木さんは「現代の社会では正義を守ろうとする者は強者にはなれない」(399ページ)といった。