マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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ラウラのタメ口

2019-04-18 02:35:30 | マクロス短編
【西暦2021年】

月面クラビウス基地から惑星マリトラーンへ向けて出港した・・・・
ARMD級宇宙空母アルタミラは護衛艦隊と共に何事もなく航行していた。
アルタミラの乗員に加え、ミリア・ファリーナ.星村絵里と言ったVF-Xがおり・・・・

物々しい雰囲気に包まれていた。

ラウラ「ミリア!勝負しろ!」
新統合宇宙軍ラウラ・ベルタリア准尉

ミリア「へぇ勝負ね、何回負けているのかしら?」
新統合宇宙軍VF-Xダンシング・スカル.ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉

ラウラ「何回でもいい必ず勝つ!」

ミリア「はぁ。」

今日もラウラはミリアに勝負を仕掛けていた。
惑星エデンの模擬戦で後一歩の所まで追い詰めたが、ミリアに反撃され敗北。
あれ以来、ラウラはミリアに勝つ事を拘り始め・・・・・
任務のためアルタミラに同乗したミリアに毎日のように勝負を挑んだ。

星村絵里「同じミリア隊の私には勝負しないんだね。」
新統合宇宙軍VF-Xシーアンタレス.星村絵里中尉

カゴメ「ラウラはミリア打倒に一点張りだから。
新統合宇宙軍オペレーター.カゴメ・バッカニア少尉

星村絵里「ふ~ん少しは私に目を向けてくれたらいいのになぁ。」

そんなラウラとミリアの様子をオペレーターのカゴメ・バッカニアと・・・・
ミリアの元部下でシーアンタレス隊副隊長である・・・・
かつてはモーア・カリダムの星村絵里は様子を見ていた。

絵里からすれば自分にも勝負を挑んで欲しいと思っていた。
一方のカゴメはゼントラーディ人は何故こんなに戦いが好きなのかと呆れる。
二人はそれぞれ考えている中で、ラウラとミリアの言い争いは続く。

ダンッ

ラウラ「また負けた!?」

ミリア「これで何連敗かしら?かなりの場数負けているよね~」

ラウラ「もう一回だけやらせてよ。」

ミリア「どうせ負けるでしょ、惑星エデンの時はドキッとしたけど・・・私がその時のミスをカバーしないと思った?確かに
ラウラの動きは良くなったけどまだまだね。」

バルキリーのシュミュレーションでラウラはミリアに何連敗もしていた。
最初はミリアが不利でラウラは調子に乗って攻めるが、罠であり・・・・・
調子に乗って攻めてくるラウラに対し突然本気になり、撃墜また撃墜を繰り返す・・・・

負けず嫌いの性格のラウラは何度も勝負を挑むも・・・
またミリアにボロボロにされ負けるを繰り返す・・・

もはや情けないと言いようがない程に・・・・

星村絵里「もうやめたらど~お~?」

ラウラ「うるさいモーア、ミリアに勝たないといけないんだ!」

ミリア「もう諦めたらどう?さ~て戻りますか~」

ラウラ「待て!」

何度も敗北するラウラ・・・・
絵里からやめたらどうだと勧告されたり、ミリアに逃げられる。
ラウラは追いかける姿がなんとも情けない。

吉野大樹「今日もラウラの奴、ジーナス中尉に勝負挑んだのか?」
新統合宇宙軍.吉野大樹.大尉

カゴメ「はい、負けず嫌いなので今日も・・・・」

呆れながら見ていたカゴメの背後から・・・・
ラウラの所属するアンサーズの副隊長吉野大樹がやってきた。

カゴメは驚かず淡々と今の状況を話す。

話を聞いた大樹だが、ラウラの今の様子を見て・・・・・

吉野大樹「まったくラウラの奴、一応上官なのにタメ使って・・・」

カゴメ「夢華や美弥も上官で、タメ使ってますしこれぐらい・・・・」

吉野大樹「バッカニア少尉、うちは秩序ある軍隊だぞ。友達だから許せるが、知らない上官だったら?どうする?」

カゴメ「確かに気まずいです。」

吉野大樹「だろ。」

平気でミリアや絵里にタメ口を使っているラウラに関する愚痴を言ってしまう。

今まで惑星エデンやフォークランド基地に行ってきたが・・・・
ミリアや絵里に対してのタメ口が酷い・・・
流石に上官だし、特殊部隊の幹部だから流石に不味い

ロザ「別にいいんじゃないですかね、私も含めゼントラーディ人だし。」
新統合宇宙軍ロザ・べサーズ准尉

カゴメ「確かに。」

吉野大樹「確かにじゃない!まずいだろ!」

同じメルトランのロザはいいと言って、カゴメも同調するが・・・・
大樹はそれを否定する。

なんせ

今回の任務は議員候補の護衛であり・・・・・・
その一人は初のゼントラーディ候補かつメルトラン候補のフェアリ・ラカジーラ。
ロザは普通に敬語を話すからいいが・・・・・

ラウラは危険・・・・・
いやミリアと絵里も危険・・・・・・

吉野大樹「今回、議員候補に不敬な事をしたら懲戒免職じゃすまんぞ。」

カゴメ「ぐっ・・・・・」

吉野大樹「ロザ君、君は出世して幹部士官になりたいんじゃないのかな?」

ロザ「なりたいですよ、勿論。」

吉野大樹「だったら協力してくれるな。」

大樹は今回、敵からの攻撃以外の問題点・・・・・・
議員候補に対して不敬な事をしない為に、カゴメとロザに協力を迫る。

議員候補に対する不敬な事をした結果がどうなるかを挙げ・・・・
カゴメとロザに半分脅しみたいに協力を迫る結果になったが・・・・
二人は大樹の要請に答える。

ミリア「吉野大尉、これはなんです?」

星村絵里「私、部下と打ち合わせしたいんですけど。」

ラウラ「これは何の集まりで!カゴメ、ロザ・・もいるし。」

吉野大樹「今回は注意事項を伝えにな、心して聞くように・・・・」

ブリーフィングルームを借りてラウラ達を集める。
カゴメとロザが大樹の左右に立ち、ラウラと対峙していた。

ミリアと絵里は不満げな表情を浮かべ・・・
ラウラは不思議そうな表情を浮かべる。
一体何の集まりなのか?一体何をするのか?

吉野大樹「今回集まってもらったのは、議員候補に不敬な態度を取らないようにとお願いするためです。」

ミリア「取らないわよ。そのくらいは分かってます。」

吉野大樹「果たしてそうかな?」

ミリア「何ですって?」

吉野大樹「自由共和党議員候補フェアリ・ラカジーラ議員に会った時はどうする?」

ミリア「それは・・・・」

大樹が説明するとさっそくミリアががっついて来た。
ミリア本人からすれば、大樹の説明のあった議員候補への不敬はないと言うが・・・・
議員候補の一人フェアリ・ラカジーラを・・・・・
ゼントラーディ軍時代のノリで話しかけてしまう事を指摘され、ミリアは何も言えなくなり・・・・

同じように反応しようとしていた絵里も同じような表情を浮かべる。

吉野大樹「特に一番問題なのはラウラ、お前なんだよなぁ。」

ラウラ「何よ。」

吉野大樹「ジーナス中尉、星村中尉にミリア!モーアとタメ口を使う。ラカジーラ議員候補にそのような事をする、その意味分かるな?」

ラウラ「分からない。」

吉野大樹「だはぁ、分からないのか?お前はその勢いで、ラカジーラ議員候補にタメ口を使う事を言っているの!」

ラウラ「なるほど!」

一番の問題はやっぱりラウラ。

一番タメ口を使いそうな予感しかしない問題児。
案の定、分からないと答えた・・・・・・

大樹の口調は荒くなりながらラウラに注意勧告すると笑顔で納得するような表情を浮かべる。

ロザ「ラウラ、本当にラカジーラ議員候補にタメ口はダメだよ。ラカジーラ議員候補が大丈夫でも、他の党幹部や別の候補から怒られるよ。」

ラウラ「エスケスタ、エスケスタ。」

吉野大樹「本当に分かっているのか、ラウラ・ベルタリア君。」

ラウラ「大丈夫よ大樹、そんなへまをするような真似はしないから。」

ロザからも一声入れられ、ラウラは分かった分かったを連呼した。
大樹からすれば、なんか信用出来ないような表情を浮かべたラウラを信用してない。

一度確認するが、ラウラは笑顔で大丈夫だと再度言う。

それでも大樹はラウラを信用出来ない。

カゴメ「あの吉野大尉、休憩時間。安野希世乃さんの歌聞きたいので、いいですか?」

吉野大樹「そうだったな、話は以上だ!解散。」

話は休憩時間ともあってか、終わり解散する。
ラウラはロザと一緒に出て、カゴメは一人で別のところへ向かう。
ミリアと絵里は一緒に食堂へ向かう。

部屋には大樹だけが残された。

吉野大樹「さて」

大樹は自分の部屋に戻り、隊長桐原茂人の元へ向かった。
今回のラウラ達に関して・・・・

いやラウラについて・・・・

桐原茂人「何、ベルタリア准尉が?」
新統合宇宙軍桐原茂人.予備役少佐

吉野大樹「ラウラはジーナス中尉と星村中尉にタメ使って、大丈夫だと言ってますが心配で・・・・」

桐原茂人「そうか・・・・・・確かにベルタリア准尉だと心配だな。ベサーズ准尉は?」

吉野大樹「ベサーズなら大丈夫です、根は真面目ですし。しっかりしてます。」

大樹は茂人の部屋に入るとラウラの事を話す。

マリトラーンについた時、フェアリに失礼な事をしないか・・・・
それに伴う各党の議員候補からの不評を買わないか・・・

茂人は大樹の話を聞いた茂人は同じメルトランのロザについて聞くと・・・・
ロザは真面目であり、大丈夫だと大樹は答えた。
すべての話を聞き終えた茂人・・・・じっくり考え・・・・・・

桐原茂人「ベルタリア准尉をサポートしろ!」

吉野大樹「はぃ?」

桐原茂人「積極的にではなく、時折な・・メルトランは何か抑えようとすると社会不安障害になる。だから、落ち着いて見守り不備があればサポートすればいい。」

大樹にラウラをサポートするように命令した。

まさかのラウラのサポート命令に大樹は驚く・・・・・
驚く暇もなく、茂人は積極的にではなく時折サポートするようにと命令内容を言った。

ゼントラーディ人は命令に従うが、強く抑えるような事を嫌う。
その特性を妻がメルトランである茂人は思いだし・・・・
大樹にラウラを時折サポートするような命令を出した。

吉野大樹「そんなんでいいんですかね?」

桐原茂人「いいさ、安心して見守ってあげた方が彼女のためになる。ただしアドバイスは忘れるなよ。」

吉野大樹「はい、でもなんか頼りないような。」

不安に大樹は茂人を見ると・・・・・・
茂人は満面の笑みで大丈夫的な事とアドバイスするように言う・・・・・

が・・・・・

その笑みが頼りないような感じがして不安。

吉野大樹「ラウラの奴治るかな、あいつたまに口悪いし。」

ラウラ「よっ大樹。誰が口悪いですって!?」

吉野大樹「おわっラウラ!」

ラウラ「覚悟いいわね、フンッ!」

ボカッ

廊下でラウラのタメ口が治るか心配ながら考えていると・・・・
うっかりラウラが気にするワードを発してしまう。

この時大樹は背後にラウラがいないと思っており・・・・
無意識に今の気にするワードを発しても大丈夫だと思っていた。
その大丈夫さが油断を生み・・・・

背後にラウラがいる事に気がつかなかった。
その結果、ラウラのパンチが大樹の顔に命中した。

ラウラ「口悪くてわるぅございんした。」

吉野大尉「痛な~、ラウラ、マリトラーンについたら議員候補に失礼な態度とるなよ!」

ラウラ「分かっている、今勉強しているから!」

吉野大尉「本当か~?」

ラウラ「そんじゃ、じゃあな!」

吉野大樹「その口を治せ!馬鹿野郎!」

ラウラはそのまま去っていく。
本当にタメ口治せるのか?と大樹は不安になる。

ゼントラーディ人だからしょうがないでは片付けられない。

社会人としてまずい・・・・・・
大樹はなんとしても・・・・・・
ラウラに議員候補に対しての失言やタメ口を言わせないように全力でサポートする事をに決めた。

実際にラウラが議員候補に失礼な態度をとったかに関しては本編にて
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