地獄のような第1次星間大戦は終わった。
多くの人々は傷つき、また新しい何かを得た。
戦争が終わり、地球外人型種族ゼントラーディ人との新たな時代が始まる。
人々はそう願い、新時代に期待を持った。
【西暦2010年4月3日北米地域】
北米地域の某所
統合軍残存部隊は各地の生存者発見に全力をあげていた。
少しでも多くの地球人を助け、地球復興をしなくてはならない。
これから出来る新統合政府のまず最初の課題である。
生き残ったバルキリーなどを含む航空機を総動員して捜索活動を開始。
現時点で僅かだが、世界各地合計数百人の新たな生存者が発見・・・・
軍は更に全力を上げて捜索活動を進めるのであった。
マックス「エリア52付近、敵姿なし・・・・・捜索チームに連絡しよう、ミリア。」
新統合宇宙軍マクシミリアン・ジーナス少尉
ミリア「エスケスタ(了解だ!)マックス。」
地球統合宇宙軍ミリア・ファリーナ・ジーナス准尉
第1次星間大戦末期に星間結婚を果たしたマックスとミリアは・・・・・
捜索部隊の為に、移動ルート付近の哨戒任務についていた・・・・
終戦に納得出来ない残留ゼントラーディ軍部隊や・・・・
統合政府に今がチャンスだと言わんばかりに決起した反統合同盟残党が存在し・・・・
終戦となった今でも油断できないような事態が起きている。
なお
この問題を解決出来たのは反統合分子を一掃する事になる・・・
今から20年後の西暦2030年に起きた第2次マクロスシティー攻防戦と言う戦いからである。
ミリア「ラブバード2からリコミアへ、エリア52敵姿なし。オーバー(以上)」
『こちらリコミア、了解。我々はエリア51にて救援活動を行う。ラブバード1にその事を伝えよ!』
ミリア「了解した。」
ミリアはマックスからの指示で、後方に展開する救援部隊に報告を行う。
報告を受け取ったのはまだ実戦経験の少ない若い女性兵士であった。
若い女性兵士であったが、受け答えはハッキリしており・・・・
聞き取ったミリアも苦なく、聞き取り・・・・・
若い女性兵士からの指示を記憶した。
ミリア「マックス、リコミアより周辺警戒の指示が入ったぞ。」
マックス「ご苦労様、ミリア。左翼に展開して、僕は右翼に展開するから。」
ミリア「エスケスタ(了解)、マックスも気をつけろよ。」
マックス「あぁ。」
ミリアは記憶した情報をマックスへ送り、マックスに指示をあおぐ。
マックスはミリアの情報を元に指示を出した。
救援部隊が展開する左右にマックスとミリアが1機ずつ警戒する形にし・・・・
不測の事態に備えた。
マックス「右翼は異常なしか、ミリアはどうだい?」
ミリア「こちら、ミリア。何も確認されない、異常なしのようだな。たぶん大丈夫だろう。」
マックス「それはよかった、ミリア引き続き気をつけて。」
ミリア「安心しろ、そんなヘマはしない。」
救援部隊の救助活動している間。
マックスは右翼、ミリアは左翼に展開して警戒活動を行った。
今の所異常なし、特に心配するような事はない。
このまた救援部隊による救助活動が進み、本拠地へ帰還するだけになる。
そうすると考えながら救援部隊の護衛に従事する。
それから一時間のみち・・・・・・・・
『こちら救援部隊リコミア、指定エリアの救助活動完了。ラブバードも合流されたし。』
ミリア「こちらラブバード2、了解した。」
急難部隊による救助活動は完了した。
今回の救助活動で救えた命は50名足らずだが・・・・・
若いかつ大事かつ貴重な人口資源であるので、この救助で得られた成果は大きい。
VTOL機である空軍輸送機シュテインに搭乗させる。
マックス「ミリア、行こうか。」
ミリア「あぁ。」
シュテインがマックスとミリア以外の護衛と共に帰還する動きを確認すると・・・・
マックスとミリアもその動きに同調し、帰還態勢をとった。
ミリアはまだバトロイドで警戒しているようだが・・・
マックスが無事に飛び立てるように警戒している。
そんなミリアを見たマックスは、夫想いで可愛いと喜ぶ・・・・
いつかそんなミリアに恩返ししたいと思うほどに・・・
ズガァァン
ミリア「ぐぁ」
マックス「ミリア!?」
突然、ミリアのバルキリーのバトロイドの脚部に小さな爆発が起こり・・・・
ミリアのバルキリーがバトロイドのまま、倒れてしまった。
ミリアは態勢を建て直し、ホバリングを利用して敵との交戦に備え・・・
マックスはミリアに駆け寄る。
『ジーナス少尉・・・大丈夫・・』
マックス「そんな事はいい、早く本拠地へ戻れ!僕達の命より数十名の命が大事だ!」
『了解しました。後で新たな救援部隊を派遣します、しばしお待ちください。』
救援部隊はマックス達を心配するが・・・・・
マックスから早く戻るように言われ撤退を始める・・・・・
今敵がいる中で折角生存者を見つけ回収した救援部隊を危険に晒すわけにはいかない。
救援部隊にもしもの事があったら今日得た成果が無に返してしまう事になる。
だから生存者を本拠地で降ろして、別の救援部隊を派遣しマックスとミリアを救うしかない。
マックスと救援部隊はその事を意識している。
ズドドドドドドド
ミリア「ま・・・・マックス、敵はゼントラーディ軍じゃない・・・・別の何かだ・・・・」
マックス「別の何かだって?まさか、反統合同盟軍の生き残り?そう言えば、終戦時・・・・・・・ミリアの部下の一人が反統合同盟軍の残党と戦ったと言ってたな・・・・・」
ミリア「そいつらなのか?」
マックス「たぶんそうだ・・・・・・くっ・・・・・今がそんな時ではないと言うのに・・・・」
今攻撃してきている相手は反統合同盟軍の残党。
北米地域にも反統合同盟軍に属した勢力があると聞いていたが・・・・
まさかそいつらなのか?いや・・・・・
改アクラ級潜水艦や改ヤーセン型原子力潜水艦に搭載された部隊ななのか?
現時点では分からないが多分そうだ・・・・
「敵可変戦闘機健在確認・・・・流石、赤と青のVF-1と言う最新型だな。」
「1機は脚部損傷している更に追い詰めれば、勝てるぞ!」
「ルイシ、クーグアル(改ヤーセン型)へミサイル支援攻撃を要請する!」
3機のSv-52αと1機のSv-52γが母艦に報告しミサイル攻撃支援を要請していた。
ミリアを攻撃したのは反統合同盟軍であり・・・・
マックスの予想は見事的中してしまった。
遠くからマックスとミリアを攻撃しており、出方を伺っていたようだ。
二人がまともに反撃出来ないと知ると、4機のSv-52が降下してくる。
白兵戦を仕掛けるつもりだ・・・・
「くたばれ!」
ミリア「あぁぁぁぁ」
マックス「ミリア危ない!」
ズガァン
ズドドドドドドド
ズガァン
「がぁぁ」
マックス「ぐぁ」
ミリア「マックス!?」
1機のαがミリアに強襲を仕掛けるが、マックスがそれを庇う形で迎撃し返り討ちにした。
だが
今の反撃の際にマックスは被弾し、自力で帰還するのが困難になった。
そればかりか機体の機能が低下し戦力が大幅にダウンする。
マックス「後、20分・・・・ミリアを守りきれるか・・・・」
救援部隊が生存者を降ろして、別の救援部隊が到着するのは20分。
普段なら短いが、今回は長く感じる。
最悪な事態だ。
「残りの2機はフォーメーションを組め!あの派手な機体だ!エースパイロットだ!今仕留めないと我々の統合政府との戦いにおいて脅威だ!」
ミリア「マックス、あいつらフォーメーションを組むつもりだぞ!」
マックス「くっ、フォーメーションを組まれて攻撃されたら、流石の僕たちでも戦えないぞ!」
反統合同盟軍残党の編隊はフォーメーションを組んでマックスとミリアを襲う。
フォーメーションを組んだのはマックスとミリアをエースと認識した為。
このまま生かしておくと後々の脅威になると・・・・『
その動きを見たマックスとミリアは危機感を覚えた。
上手く戦えず、やられてしまう。
二人は死の予感を感じた。
ミリア「くっ、私は取り敢えず2機を抑える。」
マックス「頼んだよ、ミリア!」
マックスとミリアはそれぞれ担当を瞬時に決め戦う事を決めた。
指揮官機がマックス、その他の2機がミリア。
担当を決めて敵に対しての集中力を高める。
マックス「貴様が敵指揮官か!」
「若いな、地球統合軍のヒョッコか。」
マックス「僕は統合軍少尉マクシミリアン・ジーナス、何故戦闘行為をする。今がどんな状態か分かっているのか?」
マックスはオープン回線で敵指揮官に呼び掛けを行った。
何故、戦闘をするのか?
戦闘をやめて講話する事が出来ないのかと・・・・
話し合いで解決してみようとマックスは考えた。
「知れた事を!統合政府を打倒する為よ!」
マックス「統合政府の打倒だって?今更何になるんだ?大勢の人間の血を流すんだぞ!」
「大勢の人間の血を流すだと?ふん我々の目的の為なら必要な血だ!我々の目的の成就のため、大勢の血は必要だ!」
マックス「貴様はぁぁぁぁ」
結果はクロ。
話し合いに応じないどころか、目的の為なら大勢の人間の血は必要だと言った。
マックスはその発言に怒りを覚える・・・・・
普段は激怒しないマックスだが、今回ばかりは激怒する。
ガシッ
「何!?」
マックス「貴様だけは生かしてはおけない!殺してやる!無駄に命を無くそうとする者を生かしてなるものかぁぁぁぁ」
「馬鹿な被弾した機だぞ、何故これ程の力が・・・・」
マックス「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
グォン
激怒したマックスは敵指揮官機を掴んで押し倒し・・・
コックピットのある方向にレーザー砲を向けた。
向けたレーザー砲からレーザーが発射し、指揮官が叫び声をあげる前にコックピットは焼かれた。
「隊長!?」
「馬鹿な統合戦争でも生き残った隊長だぞ、こんなに簡単に!おわっ!?」
ミリア「お前らの相手は私だ!マックスを撃たせん!」
指揮官機があっけなくやられ、部下達は動揺した。
敵討ちしようとするもミリアの妨害に遭って、したくても出来ない状態になる。
それからしばらく戦闘が続いたが・・・・
「こちら救援部隊、これより支援に入る!」
VA-2と大型輸送機クラッスドで編成された救援部隊が到着。
救援部隊の護衛部隊は残りのSv-52を殲滅。
沖合いにいた反統合同盟軍部隊は可変戦闘機部隊の壊滅をしると静かに撤退していった。
「ジーナス少尉、ご無事でしたか?」
マックス「あぁなんとかね、このままではやられる所であった。僕より先にミリアを優先的に運んでください。」
「了解しました、ジーナス准尉を回収・・・・後少尉を回収します。」
マックス「早急に頼む、敵がいつ攻撃してくるか分からない。」
二人のバルキリーは救援部隊によりミリアの順から回収された。
自力で動けたが、極限状態に置かれたため疲弊し護衛のVA-2に抱えられ・・・・・
輸送機に収容されたのである。
回収後、何事がないことを確認すると本拠地へ向かった。
今回のはかなり厳しかった。
いくら二人でも、死の危険性はあった。
それに今回は同じ地球人同士の戦い・・・・
今後油断できなと・・・・
マックスは深く反省し二度と同じ結果にならないようにする事を決めた。
その頃
「部隊全機ダウン。」
「全艦へ下令、基地へ戻るぞ。同志を再結集せねば、ならぬ。」
「ダー」
部隊の全滅を確認した反統合同盟残党の潜水艦隊は・・・・
新たに行動を起こすべく・・・・
新たな戦いへ向けて・・・・
多くの人々は傷つき、また新しい何かを得た。
戦争が終わり、地球外人型種族ゼントラーディ人との新たな時代が始まる。
人々はそう願い、新時代に期待を持った。
【西暦2010年4月3日北米地域】
北米地域の某所
統合軍残存部隊は各地の生存者発見に全力をあげていた。
少しでも多くの地球人を助け、地球復興をしなくてはならない。
これから出来る新統合政府のまず最初の課題である。
生き残ったバルキリーなどを含む航空機を総動員して捜索活動を開始。
現時点で僅かだが、世界各地合計数百人の新たな生存者が発見・・・・
軍は更に全力を上げて捜索活動を進めるのであった。
マックス「エリア52付近、敵姿なし・・・・・捜索チームに連絡しよう、ミリア。」
新統合宇宙軍マクシミリアン・ジーナス少尉
ミリア「エスケスタ(了解だ!)マックス。」
地球統合宇宙軍ミリア・ファリーナ・ジーナス准尉
第1次星間大戦末期に星間結婚を果たしたマックスとミリアは・・・・・
捜索部隊の為に、移動ルート付近の哨戒任務についていた・・・・
終戦に納得出来ない残留ゼントラーディ軍部隊や・・・・
統合政府に今がチャンスだと言わんばかりに決起した反統合同盟残党が存在し・・・・
終戦となった今でも油断できないような事態が起きている。
なお
この問題を解決出来たのは反統合分子を一掃する事になる・・・
今から20年後の西暦2030年に起きた第2次マクロスシティー攻防戦と言う戦いからである。
ミリア「ラブバード2からリコミアへ、エリア52敵姿なし。オーバー(以上)」
『こちらリコミア、了解。我々はエリア51にて救援活動を行う。ラブバード1にその事を伝えよ!』
ミリア「了解した。」
ミリアはマックスからの指示で、後方に展開する救援部隊に報告を行う。
報告を受け取ったのはまだ実戦経験の少ない若い女性兵士であった。
若い女性兵士であったが、受け答えはハッキリしており・・・・
聞き取ったミリアも苦なく、聞き取り・・・・・
若い女性兵士からの指示を記憶した。
ミリア「マックス、リコミアより周辺警戒の指示が入ったぞ。」
マックス「ご苦労様、ミリア。左翼に展開して、僕は右翼に展開するから。」
ミリア「エスケスタ(了解)、マックスも気をつけろよ。」
マックス「あぁ。」
ミリアは記憶した情報をマックスへ送り、マックスに指示をあおぐ。
マックスはミリアの情報を元に指示を出した。
救援部隊が展開する左右にマックスとミリアが1機ずつ警戒する形にし・・・・
不測の事態に備えた。
マックス「右翼は異常なしか、ミリアはどうだい?」
ミリア「こちら、ミリア。何も確認されない、異常なしのようだな。たぶん大丈夫だろう。」
マックス「それはよかった、ミリア引き続き気をつけて。」
ミリア「安心しろ、そんなヘマはしない。」
救援部隊の救助活動している間。
マックスは右翼、ミリアは左翼に展開して警戒活動を行った。
今の所異常なし、特に心配するような事はない。
このまた救援部隊による救助活動が進み、本拠地へ帰還するだけになる。
そうすると考えながら救援部隊の護衛に従事する。
それから一時間のみち・・・・・・・・
『こちら救援部隊リコミア、指定エリアの救助活動完了。ラブバードも合流されたし。』
ミリア「こちらラブバード2、了解した。」
急難部隊による救助活動は完了した。
今回の救助活動で救えた命は50名足らずだが・・・・・
若いかつ大事かつ貴重な人口資源であるので、この救助で得られた成果は大きい。
VTOL機である空軍輸送機シュテインに搭乗させる。
マックス「ミリア、行こうか。」
ミリア「あぁ。」
シュテインがマックスとミリア以外の護衛と共に帰還する動きを確認すると・・・・
マックスとミリアもその動きに同調し、帰還態勢をとった。
ミリアはまだバトロイドで警戒しているようだが・・・
マックスが無事に飛び立てるように警戒している。
そんなミリアを見たマックスは、夫想いで可愛いと喜ぶ・・・・
いつかそんなミリアに恩返ししたいと思うほどに・・・
ズガァァン
ミリア「ぐぁ」
マックス「ミリア!?」
突然、ミリアのバルキリーのバトロイドの脚部に小さな爆発が起こり・・・・
ミリアのバルキリーがバトロイドのまま、倒れてしまった。
ミリアは態勢を建て直し、ホバリングを利用して敵との交戦に備え・・・
マックスはミリアに駆け寄る。
『ジーナス少尉・・・大丈夫・・』
マックス「そんな事はいい、早く本拠地へ戻れ!僕達の命より数十名の命が大事だ!」
『了解しました。後で新たな救援部隊を派遣します、しばしお待ちください。』
救援部隊はマックス達を心配するが・・・・・
マックスから早く戻るように言われ撤退を始める・・・・・
今敵がいる中で折角生存者を見つけ回収した救援部隊を危険に晒すわけにはいかない。
救援部隊にもしもの事があったら今日得た成果が無に返してしまう事になる。
だから生存者を本拠地で降ろして、別の救援部隊を派遣しマックスとミリアを救うしかない。
マックスと救援部隊はその事を意識している。
ズドドドドドドド
ミリア「ま・・・・マックス、敵はゼントラーディ軍じゃない・・・・別の何かだ・・・・」
マックス「別の何かだって?まさか、反統合同盟軍の生き残り?そう言えば、終戦時・・・・・・・ミリアの部下の一人が反統合同盟軍の残党と戦ったと言ってたな・・・・・」
ミリア「そいつらなのか?」
マックス「たぶんそうだ・・・・・・くっ・・・・・今がそんな時ではないと言うのに・・・・」
今攻撃してきている相手は反統合同盟軍の残党。
北米地域にも反統合同盟軍に属した勢力があると聞いていたが・・・・
まさかそいつらなのか?いや・・・・・
改アクラ級潜水艦や改ヤーセン型原子力潜水艦に搭載された部隊ななのか?
現時点では分からないが多分そうだ・・・・
「敵可変戦闘機健在確認・・・・流石、赤と青のVF-1と言う最新型だな。」
「1機は脚部損傷している更に追い詰めれば、勝てるぞ!」
「ルイシ、クーグアル(改ヤーセン型)へミサイル支援攻撃を要請する!」
3機のSv-52αと1機のSv-52γが母艦に報告しミサイル攻撃支援を要請していた。
ミリアを攻撃したのは反統合同盟軍であり・・・・
マックスの予想は見事的中してしまった。
遠くからマックスとミリアを攻撃しており、出方を伺っていたようだ。
二人がまともに反撃出来ないと知ると、4機のSv-52が降下してくる。
白兵戦を仕掛けるつもりだ・・・・
「くたばれ!」
ミリア「あぁぁぁぁ」
マックス「ミリア危ない!」
ズガァン
ズドドドドドドド
ズガァン
「がぁぁ」
マックス「ぐぁ」
ミリア「マックス!?」
1機のαがミリアに強襲を仕掛けるが、マックスがそれを庇う形で迎撃し返り討ちにした。
だが
今の反撃の際にマックスは被弾し、自力で帰還するのが困難になった。
そればかりか機体の機能が低下し戦力が大幅にダウンする。
マックス「後、20分・・・・ミリアを守りきれるか・・・・」
救援部隊が生存者を降ろして、別の救援部隊が到着するのは20分。
普段なら短いが、今回は長く感じる。
最悪な事態だ。
「残りの2機はフォーメーションを組め!あの派手な機体だ!エースパイロットだ!今仕留めないと我々の統合政府との戦いにおいて脅威だ!」
ミリア「マックス、あいつらフォーメーションを組むつもりだぞ!」
マックス「くっ、フォーメーションを組まれて攻撃されたら、流石の僕たちでも戦えないぞ!」
反統合同盟軍残党の編隊はフォーメーションを組んでマックスとミリアを襲う。
フォーメーションを組んだのはマックスとミリアをエースと認識した為。
このまま生かしておくと後々の脅威になると・・・・『
その動きを見たマックスとミリアは危機感を覚えた。
上手く戦えず、やられてしまう。
二人は死の予感を感じた。
ミリア「くっ、私は取り敢えず2機を抑える。」
マックス「頼んだよ、ミリア!」
マックスとミリアはそれぞれ担当を瞬時に決め戦う事を決めた。
指揮官機がマックス、その他の2機がミリア。
担当を決めて敵に対しての集中力を高める。
マックス「貴様が敵指揮官か!」
「若いな、地球統合軍のヒョッコか。」
マックス「僕は統合軍少尉マクシミリアン・ジーナス、何故戦闘行為をする。今がどんな状態か分かっているのか?」
マックスはオープン回線で敵指揮官に呼び掛けを行った。
何故、戦闘をするのか?
戦闘をやめて講話する事が出来ないのかと・・・・
話し合いで解決してみようとマックスは考えた。
「知れた事を!統合政府を打倒する為よ!」
マックス「統合政府の打倒だって?今更何になるんだ?大勢の人間の血を流すんだぞ!」
「大勢の人間の血を流すだと?ふん我々の目的の為なら必要な血だ!我々の目的の成就のため、大勢の血は必要だ!」
マックス「貴様はぁぁぁぁ」
結果はクロ。
話し合いに応じないどころか、目的の為なら大勢の人間の血は必要だと言った。
マックスはその発言に怒りを覚える・・・・・
普段は激怒しないマックスだが、今回ばかりは激怒する。
ガシッ
「何!?」
マックス「貴様だけは生かしてはおけない!殺してやる!無駄に命を無くそうとする者を生かしてなるものかぁぁぁぁ」
「馬鹿な被弾した機だぞ、何故これ程の力が・・・・」
マックス「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
グォン
激怒したマックスは敵指揮官機を掴んで押し倒し・・・
コックピットのある方向にレーザー砲を向けた。
向けたレーザー砲からレーザーが発射し、指揮官が叫び声をあげる前にコックピットは焼かれた。
「隊長!?」
「馬鹿な統合戦争でも生き残った隊長だぞ、こんなに簡単に!おわっ!?」
ミリア「お前らの相手は私だ!マックスを撃たせん!」
指揮官機があっけなくやられ、部下達は動揺した。
敵討ちしようとするもミリアの妨害に遭って、したくても出来ない状態になる。
それからしばらく戦闘が続いたが・・・・
「こちら救援部隊、これより支援に入る!」
VA-2と大型輸送機クラッスドで編成された救援部隊が到着。
救援部隊の護衛部隊は残りのSv-52を殲滅。
沖合いにいた反統合同盟軍部隊は可変戦闘機部隊の壊滅をしると静かに撤退していった。
「ジーナス少尉、ご無事でしたか?」
マックス「あぁなんとかね、このままではやられる所であった。僕より先にミリアを優先的に運んでください。」
「了解しました、ジーナス准尉を回収・・・・後少尉を回収します。」
マックス「早急に頼む、敵がいつ攻撃してくるか分からない。」
二人のバルキリーは救援部隊によりミリアの順から回収された。
自力で動けたが、極限状態に置かれたため疲弊し護衛のVA-2に抱えられ・・・・・
輸送機に収容されたのである。
回収後、何事がないことを確認すると本拠地へ向かった。
今回のはかなり厳しかった。
いくら二人でも、死の危険性はあった。
それに今回は同じ地球人同士の戦い・・・・
今後油断できなと・・・・
マックスは深く反省し二度と同じ結果にならないようにする事を決めた。
その頃
「部隊全機ダウン。」
「全艦へ下令、基地へ戻るぞ。同志を再結集せねば、ならぬ。」
「ダー」
部隊の全滅を確認した反統合同盟残党の潜水艦隊は・・・・
新たに行動を起こすべく・・・・
新たな戦いへ向けて・・・・