マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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超時空要塞マクロス第18話「パインサラダ」メルトランサイドストーリー

2019-05-14 07:48:35 | マクロス短編
今回の証言者情報
【名前】
エンミラ・ファリーナ
【階級】
3級空士長
大尉(最終階級)
【性別】
女性
【種族】
ゼントラーディ人
【軍歴】
ゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊第1直衛艦隊ラプラミズ艦隊
新統合陸軍第8飛行隊(予備役編入時)
【生年】1998年
【解説】
ラプラミズ艦隊に所属していた女性兵士。
第1次星間大戦末期までミリア・ファリーナの部下として活躍していた。
大戦後は可変攻撃ヘリコプターのパイロットとして新統合陸軍入隊。
地球人の男性と結婚し予備役に編入後しばらくの後、フリージャーナリストとして銀河中を回る。

4児の母でありながら、仕事をこなす姿に世間から注目を集めている。

髪が緑であり、ファリーナ姓であるが・・・・
ミリア・ファリーナとは同じ遺伝子のメルトランではない。

【西暦2009年 ラプラミズ直衛艦隊】

ミリアは無断出撃をカムジンを諌めた。
最初はカムジンを見下すように諌めて、激怒させるなど煽っていたミリアだが・・・・
煽りに対する反撃からか、カムジンはミリアにマクロスに凄腕がいる事を教える。

マクロスに凄腕をいると聞いたミリアはしばらく考える込むと・・・・
弱い相手に飽き飽きしていたミリアからすれば僥倖・・・

そいつと戦って楽しみに、勝利の血を浴びる・・・・

そんな野望がミリアの心の中で芽生える。

しかし

単独で動くわけではい。
ミリアには自分の部下が存在がある。

デワントン・フィアロ
メール・ナリフェーン
モーア・カリダム
メフィア・メルダーン
エリアーノ・ミフェス
ミィーズ・ケラン
ネネ・シャーロック
クラン・ノーズ
アマテラ・サーノ
イリア・ファローン
シャロ・ノーズ
エアット・スペルズ
シャン・クロッケル
オーサ・ロス
アルル・ナリオ
ユリア・ムローン
アリッサム・ヒスロー
コムロ・ニシカン
ラサラ・ネール
クレリア・アルノート
メデューサ・ハンブロック
アンリ・ヤブローズ
エンミラ・ファリーナ
メデュラ・シャーニナ
オメル・ストール
ルーナ・ロレッサ
モシアート・クロウド
モリア・ヘルネース
ミネリア・アジハ
クロン・バジェス
ジャリア・トリモス
サリア・カッタ

勇猛果敢で、ミリアへの忠義の強い精鋭約30名余。
個性的なメンバーが多く、二人の副官と協力して纏めているため安定かつ・・・
問題なく、戦場で駆けてきた猛者である。

今回のミリアの私的利用に流石に不満が出るかと思ったが・・・・

アマテラ「凄腕ですか・・・・・・ミリア1級空士長凄腕は私にやらせてください。」
ミリア隊.アマテラ・サーノ3級空士長

モーア「アマテラ、何を言っているんだよ?凄腕と相手するのは私に決まっているでしょ。」
ミリア隊.モーア・カリダム3級空士長

私的利用に対して不満はなく凄腕相手であったため、むしろ皆興味あり皆乗り気であり。
更なる士気を高める事になった。
凄腕を直接相手するのはミリアだけだと宣言したため・・・

そこは不満が出るがそれ以外はやってもいいと伝えると。
それは不満がないのか歓喜の声が出る。

ミリアは部下の扱いはかなり上手い。
不満が出るところをとっさに穴に修復液を入れる。

更に部隊を揃えるべく、3級空士長以外の下士官達の部隊も召集した。

エンミラ「凄腕ね、あたしは興味ないな。」
ミリア隊.エンミラ・ファリーナ3級空士長

ミリアの部下の一人で、同じファリーナの名を持つメルトラン・・・・
エンミラは今回の出撃に、少し不満に思っていた。

正直・・・・

凄腕には興味ない。
ただ戦えればいいと、エンミラは思っており・・・・
今回の出撃にはあんまりやる気が出ない。

メフィア「エンミラ、どうしたの?」
ミリア隊.メフィア・メルダーン3級空士長

エンミラ「ちょっとね。正直な話だけど、私凄腕には興味はない。」

サリア「え~興味ないの?折角のマイクローンの凄腕なんだから、楽しまないと。」
ミリア隊.サリア・カッタ3級空士長

エンミラ「楽しむって、あたしの楽しみは安全圏に収まりながら敵を倒す事。凄腕は正直興味ない。」

サリア「欲がないわね。」

他の仲間から心配されるが・・・・

エンミラは堂々と凄腕に興味がないと打ち明ける。
仲間から欲がないと言われるが、エンミラ的にはそれでいいと思っていた。
危険な凄腕相手に楽しむより、安全性のある雑魚を倒した方が・・・

今後ともやっていくのに、長生きしやすいと・・・・

いつ戦場で倒れるか分からないゼントラーディ人。
エースではない限り、製造から10タームは生きられない。

エンミラはその事実を知っており、余計なリスクを犯さないようにしようと考えていた。

しばらく

ケアドウル・マグドミラから突撃艦が出撃する。
ケアドウル・マグドミラと言う艦の前体部は分離する構造である。

今回、艦隊旗艦をそのまま動かす事は出来ないので・・・・

突撃艦の部分が出撃する形になった。

ミリア隊の面々はクァドラン・ローに・・・・・・・
随伴する下士官の女性兵士達は空戦ポッドジナールに乗り込む。

アンジェミラ「ミリアの部隊・・・ マイクローンをやるそうよ。」
キヨラ隊.アンジェミラ・ランケス3級空士長

メフィリア「あ~だからキヨラ1級空士長、カンカンに怒っていたのか分かる~♪」
キヨラ隊.メフィリア・ラリアス3級空士長

そんなミリア隊を見ていた者がいた。
それはキヨラ隊・・・・・
ミリアと同期でありライバルのキヨラ・テキーヴァ率いるクァドラン機動部隊の事で・・・・
ミリア隊とは犬猿の仲の関係である。

いつも戦果を争い、艦内で会えば口喧嘩である。

モーア「もう一辺言ってみろ!ラウラ・ベルタリア!」

ラウラ「本当の事でしょ!あんたの上官ミリア・ファリーナはラプラミズ司令に可愛がられている事を良いことに今回の出撃が叶った事でしょ!しかも凄腕相手を倒すための私的利用、ゼントラーディ軍軍人として恥を知れ!」
キヨラ隊.ラウラ・ベルタリア3級空士長

モーア「なんだと!三流ゼントラーディ軍人が!」

エンミラ「やめろ!モーア!出撃前に問題を起こすな!」

メフィリア「ごめんね、うちの隊のラウラが暴れん坊で・・・やめてラウラ~大人げないわよ!」

キヨラ隊の暴れん坊であるラウラ・ベルタリアは・・・・
ミリア隊の問題児のモーア・カリダムと喧嘩する・・・
今回の出撃で嫉妬絡みなのか、ラウラは激しく言ってまい・・・

モーアはそれに反応し殴り合いの寸前になった。
止められて何にも問題はなかったが・・・

それから数分後・・・・

ミリア「全機出撃!」
ミリア隊.隊長.ミリア・ファリーナ1級空士長

突撃艦よりミリア率いるクァドラン・ロー部隊が出撃する。
全機は90機ぐらいの兵力である。
マクロス的には今まで相手してきた兵力よりかは少ないかもしれないが十分に大戦力。

エンミラ「かなりの戦力、マイクローンの惑星ともあってか他からの援軍を警戒。流石はミリア1級空士長、考えてらっしゃる。」

メフィア「エンミラ、先に行くよ!」

エンミラ「モーア、メフィア、エリアーノ、全く元気がよろしい事を・・・・」

エンミラがミリアを褒めた直後、モーア.メフィア.エリアーノの三人が前へ出た。
自分より少し早いスピードで前へ出て、かなり遠い場所に行ってしまった。

その後も、次々にクァドラン・ローが展開。
更に後続にジナール編隊が並ぶ。

ミリア「いいか・・・私が目指す相手が出てきたら絶対に手出しは無用。お前達は私がその者と一対一で戦える状況を作ってくれればそれでいい。」

メール「分かりました。他はお任せください。」
ミリア隊.副官.メール・ナリフェーン2級空士

ミリアの号令が出た。
ターゲットとなっている相手が出てきたら、ミリアの戦闘に介入しない事。
他の者はミリアが一対一で戦えるように支援する事・・・

つまり他の相手は好きにやっていい・・・・

エンミラ「まぁ命令が出たし、露払いは頑張りますか!」

乗り気ではない戦いではあるが、露払いや生き残る為にも頑張ろう。
エンミラは表情を変えて、接近してくるバルキリー部隊を睨む。

敵の数は多くないが、油断できない編隊・・・・・

以前、カムジンを止める時に学習したんだろう!

だが・・・・

エンミラ「喰らえ!」

自分の敵ではない・・・・

エンミラは至近距離に接近してきたバルキリーを撃墜した。
案外、あっさり落ちるもの・・・・・

こうしておけば、生き残る確率もあがる。

他の隊員と合流すれば、更にその可能性があがる・・・
そう思ってたが・・・

シャロ「エンミラ・・・・・モリスやミネリアやクロンが死んだ。」
ミリア隊.シャロ・ノーズ3級空士長

エンミラ「えっ、モリスやミネリアそしてクロンはそんな簡単には・・・・」

シャロ「例の凄腕!ミリア1級空士長が言ってた凄腕にやられた!」

エンミラ「凄腕・・・・・」

近くにいた仲間のシャロ・ノーズから仲間3人が戦死した事が伝えられる。
戦死した3人はミリアの部隊の中でもかなり優れたパイロットであり・・・・
戦歴もかなり長いベテランパイロットだ・・・・

その三人が凄腕にやられた。

凄腕はそんなに凄いのか・・・・

エンミラから冷や汗が出てくる。

シャロ「うわぁぁぁ、避けろ!エンミラ!」

エンミラ「デブラン!?シャロ!」

シャロ「マイクローンは強力だ!対処、生き残れよ!」

エンミラ「ちょっと!」

シャロとの会話の最中に1機のバルキリーが攻撃を仕掛けて来た。

赤いハチと流星マークが特徴なバルキリー。
同時にシャロを襲ったレッドブルマークのバルキリー。
かなり腕前が良く、エンミラとシャロは分断されてしまった。

この赤いハチと流星マークが特徴なバルキリーのパイロットは・・・・
モズー隊ことSVF-20アウトローズに所属し、後に・・・
新統合宇宙軍参謀になるフラッシュ・シュバルカー少尉。

レッドブルマークの特徴なバルキリーのパイロットは・・・・
輸送機パイロットから転身し、VF-1JAと呼ばれるバルキリーに乗らされている。
地球統合空軍カール・レーガー大尉。

二人は戦後も生き抜き、第1次星間大戦のエースランキングに乗る程の腕前のエース。
エンミラとシャロはこの二人に狙いをつけられてしまった。

エンミラ「くそ、追いかけてくる。」

エンミラはフラッシュに狙われてしまった。
シャロを始めとするミリア隊の面々、ジナール隊の面々をきにする余裕がないまま・・・
フラッシュの追撃から逃れる・・・・

ただ逃げているわけではない・・・・

反撃のチャンスを待っている・・・

乗り気ではないとは言え、本気でやらないとまずい・・・
相手は以外にも強い・・・

強い相手なら一瞬で決めないといけない・・・

勝つのが難しい相手には・・・・

エンミラ「こうだ!」

奇襲あるのみ!!

エンミラは急に止まり、バルキリーを前に行かせて上昇する。

急にバックし相手も思わず何も出来ないだろう・・・・
戦場で強い相手を困惑させるには、予期せぬ事をすればいい・・・

不適な笑みを浮かべながらエンミラは大胆な事を実行しようと考えた。

ガシッ

エンミラ「これならば、動けまい。このまま握り潰してやる。」

エンミラが実行したのはバルキリーを掴み、コックピットを握り潰す事。

クァドラン・ローのパワーはかなり強力である。
掴み込んだのもパワーを利用しバルキリーを破壊する事。

不適な笑みを浮かべ、バルキリーを掴みある程度のダメージを与える。
コックピットからはフラッシュがエンミラの方を見てた。

このまま叩き潰して終わりにしてやる。
エンミラは笑いながら勝利を確信していた・・・・が・・・・・

グググ

エンミラ「抵抗するのか、って機体を反転・・・くそ・・・」

突然

フラッシュのバルキリーが反転しようとしていた。
あまりにも突然の出来事にエンミラは困惑する、一体何をするつもりなのか・・・

クァドラン・ローのパワーで反転する動きは遅い・・・・

エンミラは予期せぬバルキリーのパワーに困惑するが・・・
反転する前に叩き潰そうと闘志を燃やそうとした瞬間・・・
ある事に気がつく・・・・

エンミラ「こいつ海面にぶつけようとする気か!クソッ」

海面に激突させようとする・・・・・

フラッシュは危険を犯しながらエンミラを海面にぶつけ、今の状態から脱しようとしていた。
今さら考えていた見るとフラッシュが飛行していた高度は海面スレスレの低空飛行。

まさか

読まれていたのか・・・・

危機感を感じたエンミラは海面に激突する前にフラッシュから離れ距離を取る。

エンミラ「くっ強い・・・・だけど、機体には損失を与えた!勝ち目はまだ・・・・」

フラッシュから離れたエンミラは、今の状態に焦りはあるがまだ勝機を見失ってなかった。
さっきの掴みで機体に損傷を与えた・・・・

まだ勝てる・・・・

エンミラは焦り笑いしながら、フラッシュに勝つ事に全力をかけた。

その頃

モーア「お前がモシアートぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉデブラン・ガドラス(ぶっ殺す!!)」

モシアート・クロウドがロイ・フォッカーに撃墜された。
それを見ていたモーアは悲しみの余り泣き叫び、ロイに憎悪を向け接近。

ロイが反転して迎撃される前に両手を組んでパルスレーザーを撃った。

攻撃は機体背後に命中。
この時、ロイは致命傷を負ってしまった
止めを刺そうとしたが・・・・・・・・

モーア「もういい・・・・・・・こんな奴は知らん・・・・・・・勝手に死んでおけ!!デブランが!!メフィア・エリア-ノ戻るぞ!!」

モーアは落ち着きを取り戻したのと、致命傷を与えたと確信し止めを差さなかった。

この直後に・・・

ミリアがマクロスから出てきて、撤退のハンドサインを出す。
それを確認したミリア隊の面々と下士官の面々は突撃艦に向けて撤退していった。

エンミラ「はっ・・・・・・撤退、くっ」

エンミラも撤退を確認し、すぐさま突撃艦に向けて撤退していった。

その背後に、フラッシュのバルキリーとその僚機が追撃しミサイルを撃ってきた。
ミサイル攻撃にエンミラはジグザグ回避しながら、パルスレーザーでミサイルを迎撃。
全弾撃墜し取り敢えずの追撃による危機を回避した。

サリア「エンミラ、生きているようね。早く帰るわよ!」

仲間のサリアがやってきた。
その背後にはサイコロマークのバルキリーと戦っているようだ。
このマークのパイロットはかなり強いが・・・・

見ている限り・・・サリアが優勢だった・・・

サリア「このまま艦へもど・・・がぁぁぁ」

エンミラ「サリア!」

ミサイルを撃ちながら戦っていたサリアが目の前で死んだ。
後少しで勝てそうな雰囲気はあったが、呆気なくやられた。

さっきまで優勢だったのに・・・

落胆している中・・・・
サイコロのマークのあるバルキリーがバトロイドに変形し、華麗な動きで攻撃してきた。

エンミラ「くっこのままでは、私も・・・・」

エンミラはサイコロマークのバルキリーに追い込まれる。
圧倒的に強すぎる、これがマイクローン・・・・・・

上官のミリアから凄腕は自分の獲物だと言ってたが、マイクローンの凄腕は多すぎる。

下手したら今死ぬかも・・・・と死を覚悟したが・・・

エンミラ「えっ退いていく・・・」

突然

サイコロマークのバルキリーがマクロスへ向けて撤退して行った。
それだけの数々のバルキリーが撤退して行った為、追撃戦は終了した。

一先ず一安心・・・

エンミラはため息を吐きながら突撃艦へ帰還した。

エンミラ「本当ですか?ミリア1級空士長が負けたって、負け知らずですよね?今まで一度も」

デワントン「本当よ、青いカラーリングのマイクローンの凄腕に負けたわ。」
ミリア隊.副官.デワントン・フィアロ2級空士長

メール「それだけじゃない、いつも戦い大好きなモーアがミリア1級空士長に抗議したのよ。」

エンミラ「そんな・・・・」

帰還してからエンミラは衝撃な事実を知った。

エースのミリアで自慢の上官ミリアがマイクローンの凄腕には敗北した。
幸い生きて帰れたが、ミリアのプライドをズタズタにされ・・・

そればかりか、大事な戦友を失い激怒したモーアに責められた事も・・・

それを聞いたエンミラは絶句した。

まさかそんな事になるとは・・・

デワントン「今回戦死した分の隊員の補充メンバーはもう既に選定され、配属はしばらく・・・」

メール「エンミラ3級空士長?」

エンミラはショックのあまり、自室へ戻ってしまった。

何故こんな事になったのだろうか?
マイクローンは何者なのだろうか?あんなにちっぽけなのに・・・・

そんな事を考えながらねむりについた。

その後

上官ミリアがマイクローンスパイになり、デワントンの手によって送られる。
暇な日々がある程度続いたが・・・・

ある日突然 マクロスとブリタイ艦隊と手を組みボドルザー基幹艦隊と戦う事になった。
絶望的戦力差だったが、マクロスから流れるミンメイの歌などのカルチャーショックにより・・・
その混乱を突いて、ボドルザーの打倒に成功する。

地上に降りてたからは、残留ゼントラーディ軍との戦闘に明け暮れ・・・
地獄の一ヶ月間を生き抜いた。

2010年3月 大戦終結。

その後しばらく、新統合政府が設立。
エンミラはマイクローン化し・・・・
新統合陸軍へ入隊し可変攻撃ヘリコプターパイロットになった。

散り散りになった仲間達だが、補充メンバーを含む全員が生還する事になり・・・
マイクローン化し凄腕ことマクシミリアン・ジーナスと結婚したミリアのと再開。

ミリア隊の涙の解隊式を行った。

それから

数年後のある日・・・・

エンミラ「あなたは?」
新統合陸軍エンミラ・ファリーナ少尉

フラッシュ「俺がフラッシュ・シュバルカー大尉だ、見ての通り戦争による怪我でパイロット生命絶たれてしまった。」
新統合宇宙軍フラッシュ・シュバルカー大尉

エンミラ「その足は・・・・」

フラッシュ「気にしないでくれ、足が歩けなくなっただけさ。」

かつて自分と戦ったフラッシュ・シュバルカー大尉と会う機会が出来た。
会うきっかけは同僚との会話・・・・

フラッシュがかつて大戦で戦ったクァドラン乗りに会いたいと言っていた話を・・・
同僚の若い女性兵士が言っており・・・・・
それを聞いたエンミラは喜んで会うと言っていた。

しかし

実際に会ったフラッシュに驚いてしまった。
フラッシュがパイロット生命が失ったという事に・・・・。

実はあれから後、フラッシュはボドルザー基幹艦隊決戦後の地上で負傷していた。
乗っていたバルキリーが修理不能な程の損失を受けて足が使えない程の怪我を負ってしまう。
以後は新人バルキリーパイロットの教官を務め、後進育成を行っていた。

フラッシュ「かつて追い詰めてきた相手がこのざまで軽蔑するかい?」

エンミラ「いえ怪我をしてパイロット生命を失った仲間がいます、地球人になった今・・・・怪我をして障害を負ってしまった方を軽蔑するのは人間として恥ですから。」

エンミラはフラッシュの怪我を見ても軽蔑はしない。

仲間も怪我をしており、パイロットに復帰できず悔しい思いをしているのを知っている。
フラッシュだってパイロットに復帰できずに、悔しい思いをしている。
軽蔑したら怪我をした仲間を侮辱する事になる。

戦士としていや人間としてそんな真似はしたくない。

そんなエンミラの言葉を聞いたフラッシュは表情を明るくする。

エンミラ「お会い出来て光栄です、シュバルカー大尉。」

フラッシュ「優しいな、こちらこそ会えて光栄だ。ファリーナ少尉。」

エンミラ「はい、当時の話をしましょう大尉。」

二人はお互いに握手をし、会えた事を感謝する。
かつては敵同士で殺し合う関係であった。
フラッシュの機転でエンミラは殺されるか、エンミラの強襲で握り潰されてフラッシュは殺されるか

そんな状態だった二人は仲間としてこの場にいて握手している。

かつての自分等に教えたら爆笑ものだっただろう。

その後、二人は昔話やお互いの軍の面白いエピソードを交えたトークをし盛り上がった。
二人は意気投合し、お互い会う時間が増えて・・・

仲が親密になり結婚する事になる。。

二人はその後、おしどり夫婦としてこれからの人生を歩む事になるのであった。

【あとがき】

今回の戦いは・・・・

第1次星間大戦の二度目のミリア隊とマクロスとの戦いは歴史の分岐点とも言ってもいい。
ミリアがマックスに敗北した事をきっかけにマイクローンスパイになり・・・
ゲームセンターでマックスと直接会う事が出来た。

その後、マックスとミリアは戦時中にあるのにも関わらず・・・
初の星間異種族同士の結婚を果たし・・・

ブリタイ率いるアドクラス艦隊との講和へ繋がる事になる。

それだけではない。

初の星間混成児のコミリア・マリア・ジーナスから・・・
ファイアーボンバーのミレーヌ・フレア・ジーナス・・・・・

そしてケイオスΔ小隊のミラージュ・ファリーナ・ジーナスら第3世代・・・

が生まれる遠因ともなっている。

もし

ミリアがこの戦いを起こさなかったら、マックスとの結婚はないし。
当然、娘や孫世代も生まれなかっただろう。

それだけではなく、第1次星間大戦の行く末にも影響しただろう。

【次回】
超時空要塞マクロス第18話「パインサラダ」地球統合軍パイロット編

戦場のギャンブラーとして統合戦争時代から活躍した僅か18歳のエースパイロット

滝田英史

彼が率いるブランジャーズ中隊に論点を当てて見ようと思う。
次回もお楽しみに。
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