マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

メビオ・クリジャ

2018-07-26 07:53:06 | ゼントラーディ系図鑑

【所属】
ゼントラーディ軍
反統合勢力
【種族】
ゼントラーディ人
【性別】
女性
【生年】
1998年
【解説】
ゼントラーディ軍に所属し、反統合勢力に属しているメルトラン。
自由共和党の候補で、同じメルトランのフェアリ・ラカジーラの命を狙う。
大戦中に負傷し、足の一部に不調が出てパイロットに復帰できない程の怪我を負っている。
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第222話 新統合軍南米軍管区司令部までの旅

2018-07-25 23:47:25 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
           【新統合軍マウント・プレザント基地】
アンサーズはフォークランド・エリア.マウント・プレザント基地の滑走路から離陸した。
各小隊事に離陸していき、各小隊事に展開を始める。
それに続き・・・・・・

アム「EC-33BDディスクセンサー改か・・・・・こんな物に乗せられるとはね。」

アムが乗るEC-33BDディスクセンサー改が離陸する。
今回、乗るのはアムだけではなく夢華.カゴメ.美弥の3人も乗る事になる。
ここから護衛部隊の司令塔として・・・・

それだけではなく早期警戒部隊全機も同行する。

劉夢華「いよいよ私達の出番のようね。」

カゴメ「そうそう、今まで雑用と戦闘に巻き込まれてばっかりだったからね。」

相沢美弥「やっと仕事できる喜びに感謝しましょう。」

3人は今回、ディスクセンサー改から護衛部隊を管制する仕事にはかなり喜んでいる。
なんたってフォークランド諸島に来てからいい目に遭った事はないし。
むしろ、酷い目ばっかりに遭わされている。

下手すれば本職を全うできないまま戦死してしまう危険性があったのである。

そしてようやく、アムと一緒のディスクセンサー改に搭乗し護衛部隊を管制するのは嬉しい。

こうした事もあり、3人は笑顔である。

桐原少佐「各小隊、配置についたな・・・・・・(そのまま南米軍管区司令部まで向かい任務を果たし・・・・第29飛行小隊と共にフォークランドに戻りそして宇宙に帰るか・・・ハードだな・・・)」

各小隊や早期警戒部隊そして低空の第29飛行小隊が配置についた事を確認した茂人・・
それと同時に今回の任務のスケジュールを確認した。

一回、新統合軍南米軍管区司令部まで行きアムとファントムⅢを送り届ける。
それが終わったらすぐさま、第29飛行小隊と共にフォークランド・エリアに戻り。
数日、訓練した後に宇宙に戻ると・・・・・・

こうして見るとかなりハードなスケジュールである。
このハードなスケジュールに茂人は悩むのだが・・・・・・・・・

一方で・・・・・

吉野大樹「どうだ・・・ラウラ・・・・地上・・・・地球の空気は?」

ラウラ「今更それ?・・・・・惑星エデンと変わらずにいい風しているわ。流石、大樹達の故郷ね、気にいったわ。」

吉野大樹「そう言ってくれるのはありがたいもんだな。」

ラウラと大樹はいつも通りの会話をしている・・・・・が・・・・・
実際はオルガの言われた自由アルゼンチン軍のSv-56部隊を警戒していた。

早期警戒部隊が反応するだろうが・・・早期警戒部隊が気付いた否や・・・
数秒もしないで展開すれば、すぐに最悪の事態へのリスクを軽減する事ができる。
最悪な事態へのリスクは早いうちに取り除いた方が何かと有利だから・・・・

ラウラ「それにしても・・・・・かなりデカイ・マトね・・・・」

吉野大樹「ディスクセンサー改をデカイ・マトとか言うな、これでもかなり優秀な航空機なんだぞ。」

ラウラ「し.....失礼しました。」

ラウラはアムが乗るディスクセンサーをデカイマトと呼んだ。
編隊の中ではかなり大きい部類に入るため、ラウラはそう呼んでいる。
そんな事を言うラウラに対し大樹は優秀な航空機だと反論する。

ディスクセンサーはカムジンがリン・ミンメイとリン・カイフンを人質にとった時に。
奪還制圧部隊の拠点としても活躍しており、レドームも搭載しているので索敵能力も優れている。

大樹は軍隊経験上、何度もディスクセンサーと共闘した事があるので....
今のラウラの発言に待ったと言ったのである。

ラウラ「まぁそうだよね、ごめん。」

吉野大樹「分かればいいんだ、分かれば。」

ラウラは大樹のディスクセンサーの擁護発言を聞いても謝った。
夢華.カゴメ.美弥が乗っている航空機だし、更にアムまで乗っている。
それをマト扱いし、見下していた事を気がつき流石に言い過ぎたと思った。

大樹はラウラの謝罪を聞いて、別にいいよと言う反応する。
確かにディスクセンサーは護衛対処としては大きすぎるし。
作戦行動をしても、あまりにも大きい巨体上に敵に襲われやすく。
最優先で守らないといけない意識が芽生える。

ラウラの発言は口は悪いが、ディスクセンサーの悲惨な事実である。

吉野大樹「神楽少尉ちょっといいか・・・・・・・」

神楽少尉「なんでしょうか?」

吉野大樹「もし飛行中に・・・・・・敵が来た場合は俺とラウラと力合わせてくれ・・・いいな。」

神楽少尉「了解しました。」

大樹は何も知らない神楽に敵が来た場合、自分とラウラに力を合わせるようにと命令した。
神楽はその命令に素直に従う・・・・・神楽も道中・・・安心して飛行する事ができないと悟っており。
いずれは大樹から何か指示があるのだろうと思っていた。

その指示が大樹から伝えられたといなや、命令には素直に従った。
不測の事態に備えられるなら・・・・・・・ばと・・・・

一方・・・・・・・・・・・・・・場面変わって・・・・・

劉夢華「各哨戒機、現状の報告どうぞ。」

『各チームデータ、集計・・・・現時点以上なし』

劉夢華「了解、引き続き警戒せよ!」

『ハッ』

ディスクセンサー改の中では、夢華達が早期警戒機を相手にオペレートしていた。
現在の所は異常なしで敵影は見えず・・・・・・・・・

今の所平穏であった・・・・・

アム「現在の所はどうかしら?」

劉夢華「今の所以上ありません・・・・・それと・・・・まもなくブエノス・アイレスとモンテビデオ付近防空圏に入ります。」

アム「そう・・・・・ご苦労様。」

定期確認が終わると・・・・夢華はやってきたアムと会話を交わすが、特に仲がいい感じではなかった。
ただ・・・・・・仕事での会話の雰囲気。
笑顔を浮かべているが、それが仕事上の関係でしかないと感じたアムは少し寂しそうに席に戻る。
とはいえ・・・・・・・・・・

夢華の顔には何処か別の理由がある・・・・・

その別な理由は・・・・・・・・・・・

カゴメ「新星インダストリー社の社員に話しかけられた感想は?」

劉夢華「緊張した・・・・・あんな大企業の社員に話しかけられるの緊張して正常にオペレートできなさそうなったわ。」

カゴメ「それほどに・・・・?」

劉夢華「それほどによ。」

新星インダストリー社の社員であった事。
新統合軍のお得意様である新星インダストリー社の社員であるアムとは喋りづらい。
下手に喋って信頼関係を損なうような事になれば、統合軍にとって大惨事である。

だから、アムに話しかけられた時・・・・・・真面目な会話しかできなかった。

相沢美弥「でも格好的には社員には見えないわね・・・・・」

カゴメ「そうよね、案外ラウラと同じかもね。」

劉夢華「人は見かけにはよらないと言うでしょ、油断できないわ。」

相沢美弥「それはそうだけどさぁぁ」

他の面々はそれほどアムに対し苦手意識はない。
なんたって何処かラウラに似ているから。・・・・・・・・・

そうした事もあってか、カゴメと美弥はアムが話しかけてきたら普通に接しようと思っている。
それを聞いた夢華は・・・・・・・・・

劉夢華「私も話しかけられてきたら、そうしよう。」

カゴメ「そうした方がいいわ。」

アムが今度話しかけられてきたらラウラと同じように接しようと思った。
さっきは緊張してしまったけど・・・・・・・ラウラと同じならば緊張しない・・・・・

そうした事もあり・・・・夢華は・・・・・さっきの態度、なんか馬鹿みたい・・・・・と思った。

                【ブエノスアイエス陸軍基地】

南米軍管区所属の新統合軍ブエノスアイレス陸軍基地。
アムを乗せた輸送機護衛隊の飛行ルートにある新統合軍の基地である。
かつてはアルゼンチンの首都が置いてあったが、大戦後の荒廃で・・・・
数百人規模の都市になり、主に基地の軍人家族だけの街になっている。

そんなブエノスアイエス基地は・・・・
対岸のモンテ・ビデオ空軍基地と連動して輸送機護衛隊を支援する。

「司令、まもなく来ますね。」

「あぁモンテビデオ空軍基地の方は?」

「ばっちりとの事であります。」

基地司令部では近隣の共有長距離レーダーサイトからの情報を見ながら・・・・
モンテビデオ空軍基地と連動した支援活動の準備に入る。
基地幹部らはずっとレーダーのデータを見て護衛隊が防空圏に入るのを見続ける。

護衛部隊が防空圏に入ると・・・・・・・・

「デストロイド部隊スクランブル、対空戦車部隊出撃せよ!」

と基地司令の号令で・・・・
基地に所属しているデストロイド部隊やバトルロイド部隊・・・
対空戦車部隊がどんどん出撃し始める。

市街地には不審な人物がいないか歩兵部隊が出動。
歩兵部隊だけではなく、軍用犬までも出てきている。

カール「ゼノビア・・・・反応は・・・・」

ゼノビア「友軍部隊多数確認、VA-2による2個飛行隊確認。」

カール「以外に反応が早いな・・・・・」

早期警戒部隊の中でアルタミラ組の古参、カールとゼノビアは両基地の動きを確認した。
確認したのはVA-2の飛行隊だけであったが、南米大陸に近づく程陸軍機の動きが分かってきた。
当分は安心して飛行できる・・・・・・・

カール「とんでもない護衛の数だな。」

ゼノビア「そうですね。」

基地の規模はフォークランドエリアよりも劣るが・・・・
護衛部隊からすればかなりの大部隊である。

これだけの支援してくれる事は感謝の極みである・・・・・

吉野大樹「大部隊だな・・・・」

ラウラ「今後も支援あるんでしょうか?」

吉野大樹「小規模基地が支援する予定らしいが・・・・・期待するだけ無駄だろうな。」

ラウラ「そうね・・・・」

ラウラと大樹も両基地の支援活動を見たが、この後の心配をするようになる。
この基地の防空圏から出れば当分、友軍の支援活動なんて存在しない。

まだ南米軍管区司令部までにいくつかの小規模の基地と街があるが・・・・・・・
どれも支援してくれて感謝するほどのレベルではない。
ここからが修羅の世界に入るだろう・・・・・・・・

南米は戦後の自然復興の一環で、ジャングルが蘇っていた。
南米司令部はそれを利用し、戦後から生き残った施設を草木で隠した。
いくつかのトーチカや擬装した対空施設がそれを守る形になっているが。

それを考えている事は反統合勢力や裏社会そして抵抗を続けるゼントラーディ勢力も同じであり。

南米の森林を利用して上手く潜伏活動をして、統合軍鎮圧部隊を悩ませていた。

ラウラ「でなんだけど、ブエノスアイレスはモンテビデオの部隊はいつまで護衛するのかね?」

吉野大樹「普通に考えて防空圏内は支援してくれるだろう。」

ラウラ「そうよね、ありがとう教えてくれて。」

いつまでブエノスアイレス基地とモンテビデオ基地の支援が続くのか・・・・・
それは分からない・・・・
連中はいつに護衛部隊を襲撃してくるのか・・・・・・・・

そして両基地の支援圏内を越えて、南米軍管区司令部に向かう・・・・・・

「あれが同志が戦った新統合軍部隊か・・・・」

「奴らめ・・・物資を横流ししながら都合が悪くなると消すか・・・所詮は統合政府の犬か・・・・・・」


南米のジャングルで、オルガがラウラと大樹が発言した部隊がトラックで移動しながら潜んでいた。
ザースロン機関も彼らの様子を追っていたが、姿を発見できずに消えた。

オルガ「何、追跡できなかった?」

『ハッ消息絶ちました』

オルガ「分かった気を付けて・・・・・・・・・・くそ!!」

残党を負っていたオルガ達はラウラ達を支援していたが・・・
結局残党を見失い支援ができない・・・・

オルガが捜索できないまま・・・・・・・・・

「目標の飛行隊確認・・・・・」

「Sv-56の準備をしろ!」

「ハッ・・・・・・・」

「ゼロゼロ発進だ・・・・・・・・奴らの度肝を抜いてやれ!!」

自由アルゼンチン軍はオルガが自分たちを探している事を知らないうちに行動を開始する。
行動はSv-56の起動・・・・・・・・・・・

護衛部隊が気がつかないまま・・・・Sv-56にパイロットが乗り込み。
襲おうと動き出す・・・・・・・・・・


◆臨時編成

桐原茂人.少佐
【臨時第1小隊】
吉野大樹.大尉
神楽賢二郎.少尉
ラウラ・ベルタリア.准尉
【臨時第2小隊】
本多義輝.中尉
李愛羅.少尉
エリック・ランスロード.准尉
カレント・バーガー.准尉
【臨時第3小隊】
エミリー・ニクソン.中尉
アリサ・バレンタイン.准尉
ロザ・べサーズ.准尉
クリス・マクドナルド.准尉
【臨時第4小隊】
ガブラ・ノーボレス.中尉
ロバート・ハーラン.少尉
曹涼.少尉
ヘルベルト・シュタインザー.准尉
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ハンバーガーチェーン

2018-07-24 23:57:36 | グルメ
自分が好きなハンバーガーチェーンはマクドナルドですね。
今日仕事帰りにマクドナルド行きましたけど、ハワイのロコモコバーガーが売っていました。

親からそんなに食べるなと言われましたが、結局2個買ってしまいましたね。


マクドナルドは不味いとか言われるけど、普通に美味しいです。
特にビックマックなんかね。
それに身近にあるハンバーガーチェーンだし。

バーガーキングやウェンディーズも美味しいのよ。
ウェンディーズはもうないけどさ。
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第221話 ファントムⅢ護衛任務の確認

2018-07-24 23:53:28 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
           【6時間後、新統合軍マウント・プレザント基地】
整備部隊がマウント・プレザント基地の滑走路の補修が完了させた。
これにより航空部隊は安心して飛行できるような状態になった。

後は機体の整備が終われば、目的地である新統合軍南米軍管区司令部まで飛行できる。

桐原少佐「吉野、稼働率はどうだ?」

吉野大樹「各機、稼働率は問題ありません。いつでも離陸できるような状態になっています。」

桐原少佐「それを聞いて安心したな、いつでも南米軍管区司令部まで向かう事が出来るな。」

各機の稼働率は問題はない・・・・・・

それはいつでも出撃が出来ると言う事である。
出撃できる状態であれば、出撃時間まで余裕を持つ事が出来ると言う事であり。
出撃までに最後の点検を行う余裕がある。

アム「桐原少佐ですか?」

桐原少佐「あぁ桐原茂人予備役少佐だ・・・・君は?」

アム「新星インダストリー社のアムです、アム・ヒタチアです。今回の護衛任務感謝しますわ。」

桐原少佐「いえいえ仕事ですから、こちらこそよろしくお願いします。」

大樹と会話している茂人は護衛対象の1つであるアムと遭遇し、挨拶する。
妻と同じゼントラーディ人であるが、何処か違う気がある。

資料を思い出せば、アムは元戦闘用のゼントラーディ人ではなく艦内要員。
いつも最前線に出ていると言うわけではないので、普通のゼントラーディ人より大人しい。
妻であるデワントンも大人しいが、怒るときはかなり怖い。

油断はできない。
茂人はアムの姿を見てそう思った。

ラウラ「出撃前待機か。」

ロザ「なんでも時間がありすぎるらしいよ、だから待機と。」

ラウラ「待機ね、結構いいけど暇すぎて死にそうになるわ」

ロザ「まったくね。」

アンサーズと第29飛行隊はしばらく待機を楽しむ事になる。
この待機命令にラウラは暇すぎて死にそうらしいと言った。

待機命令は何をすればいいのか分からない。
資料作りやその他の業務の手伝いは、時間的にもやる時間はないし。
むしろ、出来たとしても戦いのゴタゴタで任せてくれないだろう。

だから

暇な状態であり、ラウラやロザは何をすればいいのか分からない。

メラル「よっ、アンサーズのメルトラン達。」

ラウラ「メラル、一体何のようなのよ?」

メラル「いや、特に何もないわよ。私も暇だから。」

ラウラ「あんたね、少しは用事があるとか言って欲しかったんだけど。」

そんな中で、ラウラの因縁のあるメラルがやってくる。
ラウラとロザは暇な時にめんどくさい奴が来たと心の中で思う。

正直、メラルと一緒にいるとなんとも言えない雰囲気になる。

メラル「暇だし、雑談しないか?」

ラウラ「雑談ね、喧嘩に発展するような事なければいいけど。」

ロザ「右に同じ。」

メラル「ありがとう、ラウラ....ロザ」

まぁどうせ暇だし、話ぐらい付き合ってもいいだろう。
ラウラ達はメラルと雑談する事を決めた。

しばらくして、ラウラ達は女の子らしい会話をしていた。

一体誰が好きなのか?仕事は上手く言っているのか等々。
以外にも、喧嘩腰になるような事はなく平和的である。

これはラウラにとってもこのような状態は珍しい事であった。

アム「ヤッホー!ラウラ!元気にしていた?」

ラウラ「アム!」

ラウラ達が歩いていると、向こうからラフな姿のアムがやってきた。
ニット帽を被り、Tシャツ.ショートパンツと・・・

可変戦闘機開発部門上位企業.新星インダストリー社の社員には見えない。
何処かをぶらついているそこ辺のようだ・・・・・・・
と・・・・・・・同じスタイルのファッションなラウラはそう思ってしまう。

アム「ところで・・・・この二人って・・・・・あなたのお友達?」

ラウラ「はい!!同僚と馬鹿です。」

メラル「馬鹿とはなんだ・・・・・・馬鹿とは!!」

ロザ「少しは落ち着けって・・・・ラウラも言い過ぎだよ」

ラウラ「本当の事を言ったまでだよ・・・・」

ロザとメラルの事を質問されたラウラはそのまま答える。

ただ・・・・・メラルを馬鹿と言っており、それが原因で激怒させる。
激怒しているメラルを落ち着くように説得し、ラウラを諌めるロザ。

それに対しラウラは変な態度を取る・・・・・・
変な態度を取るラウラに対しメラルが突っかかり、ロザが止めようとする。

アム「へぇ・・・・・・・どれも元気のある同胞でよろしい、よろしい。」

一連の様子を見たアムは・・・・ラウラ・ロザ・メラルを護衛として信頼できる相手だと思った。

お互い個性がありすぎるが、この前の戦いを潜り抜けており・・・
特にラウラなんかはファントムⅢを乗りこなしており、そのおかげでいいデータが取れた。

ラウラ達だけではなく、所属するアンサーズや第29飛行小隊も安心して身を任せられると思っている。
特に第29飛行小隊の面々は・・・・・・・・・

アム「まぁまぁラウラ、今回はファントムⅢに乗れないけど・・・・一応、こっそり・・・アンサーズのバルキリーにOSちょっとファントムⅢのデータを入れたわよ。」

ラウラ「えっ・・・・」

ラウラ達が揉めている中で、アムが声を高めにしてVF-1PフレイヤバルキリーのOSを弄った事を報告する。
揉めていたラウラ達であるが、あまりにも衝撃的な言葉であったのでアムの方を見る。

自分達が乗るバルキリーにファントムⅢのOSを入れていた。
それは一種の不安をラウラとロザの中で思い浮かべてしまう・・・・・・・・

ロザ「それは大丈夫なんでしょうか?」

ロザがアムに自分達のバルキリーにファントムⅢのOSを入れて大丈夫かどうかを聞いた。
パワーが違いすぎて、VF-1がファントムⅢのOSに耐えられるかどうか・・・・・

少しだけならそこまでの不安はないが、やはり心配でしょうがないし。
小さな障害で、どんどん延焼的にどんどん大きな障害になり戦闘に支障が出ると言うのは・・・・
可変戦闘機乗りとして致命的である・・・・・

そこの是非は・・・・・・・・・・

アム「大丈夫よ、VF-1の近代改修を行うための互換性がある事を想定しているから。」

ラウラ「それはよかったです、性能はどのくらいに?」

アム「スターミラージュの少し上ね・・・そろそろスターミラージュのOSバージョンが更新されるから、スターミラージュの性能は超える事はないけど。」

大丈夫であった・・・・・・・・

ファントムⅢのOSは今後、VF-1バルキリーが統合軍実戦部隊で運用される時に必要となるために開発された。
そのため・・・・現在使われているVF-1近代改修機に、まだ試作段階のVF-X-9ファントムⅢのOSを少し入れても問題は無い。

性能面で少し入れた状態だと、初期型のVF-5000スターミラージュより性能を越えると言う。
アム的にも本来はたっぷり入れ込みたい所であったが、まだ試作段階だし・・・・・
統合軍に正式採用されてないため見送られる事になった。

メラル「コマンチにもそれいれて頂戴よ、宇宙軍だけずるいわ。」

アム「あぁ・・・・コマンチはね・・・・無理。」

メラル「なんでよ!?」

アム「可変戦闘機と可変攻撃ヘリコプターとはタイプが違うのよ、導入するのは無理よ。」

メラルはラウラ達と同じようにファントムⅢのOSが少し入ったOSを導入してもらいたかったが・・・・・
タイプが違う理由でアムから断られた。
なんたって、可変戦闘機と可変攻撃ヘリコプター・・・・・・・運用形態が違う・・・・・

メラル「どうせなんだからさ、ね・・・開発してよ。」

アム「無理よ、陸軍の兵器開発は担当外。諦めてくれない?」

メラル「そんな~なんとか開発してくれない?」

アム「駄目です。」

何度もアムに陸軍のために開発してくれと言うが、アムは担当外だといい拒否する。
新星インダストリー社には陸軍兵器を開発する部門があるが、アムは可変戦闘機開発部門所属であるため本当に対象外・・・・
陸軍軍人であるアムの要望に応える事はできないし、それに独自に開発計画を立案できる立場ではない。

その何度も断るアムに根負けしたのか・・・・・・・・

メラル「私が悪うございました、諦めます。」

アム「それでよろしい・・・・・・・・まぁいろいろと手助けできる事はあるけど・・・期待しないでね。」

自分が乗るコマンチのファントムⅢのOS導入を諦めた。
残念がっているメラルの姿を見たアムは一応、助け舟を出しているが・・・・

それを見たラウラは・・・・・・・

ラウラ「全然助け舟だしてねぇ。」

とアムの対応を評した。

その後、アムとしばらく会話し・・・・それが終わると再び3人の雑談に戻る。
そして・・・・・・・・・

吉野大樹「三人とも遅かったな。」

ラウラ「一応ね・・・・」

吉野大樹「取り合えず、席に座ってくれブリーフィングを行う。」

3人はブリーフィングルームに入り、今回の護衛計画についての説明を聞くため席に座る。
今回のブリーフィング内容は、護衛対象とアムを乗せた輸送機をどう護衛するかである。

アンサーズの茂人と第29飛行小隊のハルトはそれぞれのポジションについて隊員達に説明する。
アンサーズは機体を周辺と、上空警護・・・・
第29飛行小隊は低空警護と・・・・・・・・・・・・

神楽少尉「隊長、質問なんですが・・・・・・」

桐原少佐「少尉、なんだ?」

神楽少尉「途中、南米軍管区司令部指揮下の部隊が支援するとありますが・・・なんでしょうか?」

桐原少佐「それか・・・・・説明しよう。」

順調にブリーフィングは進んでいく・・・・・・・・何事もなく・・・・・・
質問や新たな連絡事項があったが、特に問題などは起きなかった。

普通にブリーフィングが終わりブリーフィングルームから出ると・・・・・・・・

吉野大樹「ラウラ、ちょっといいか?」

ラウラ「何?」

大樹に話があると言われた・・・・・・・
一体何の話をするのか、ラウラは大樹に黙ってついていく。

そして誰もいない廊下に辿り着いた。

吉野大樹「ザースロン機関の中尉からの警告は覚えているな。」

ラウラ「自由アルゼンチン軍残党のSv-56の編隊3個小隊の襲撃でしょ、それが何か?」

吉野大樹「覚えているのなら話が早いな。」

話の内容は、オルガが警告した自由アルゼンチン軍残党に関して・・・・
ラウラはそこまで乗り気に聞いていたわけではないが、話の内容は覚えていた。

まぁ適当に覚えておけばいいんじゃね程度に・・・・・・

吉野大樹「これを知っているのは、俺とラウラだけだ・・・・その時どう動くか・・・」

ラウラ「早期警戒機はインメルマン中尉達がいるから、敵が確認されたらすぐに向かった方がいいわね。」

吉野大樹「あぁ神楽少尉も誘いたいが・・・・・・どうする?」

ラウラ「その場で指示すればいいんじゃない。」

吉野大樹「あっそれもそうだな。」

いろいろとその時起きた場合の対策を考えるが・・・・
オルガとの会話に参加していなかった神楽はどうするかを考える・・・・・

ラウラ的にはその場で指示すればいいと思った、神楽ならなんとかするだろうと・・・・

ラウラ「それにしても私達は行く先行く先変な目に遭わないわね。」

吉野大樹「まるで呪われているみたいだな・・・・・・」

作戦会議をする合間に、ラウラと大樹は・・・・任務の行く先々のトラブルを振り返る。
任務先は常に人が死ぬような場面に遭遇する。

まるで呪われているかのように・・・・・・・・

二人はその事を苦笑するが・・・・
お互いの顔は何処か引きつっている・・・・・

吉野大樹「と嘆いていても、無駄だな。」

ラウラ「そうね・・・・」

これから振りかかるトラブルの運命に・・・・ラウラと大樹は受け入れる。
本当にうつ病になってしまうかのような、トラブルの連続に・・・・

そんな運命を黙って受け入れるわけではないので、その場の役目をきちんと果たそうと・・

思った・・・・・・・
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第220話 まだ脅威は去らぬ

2018-07-24 00:19:14 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ファントムⅢの南米軍管区までの輸送計画が決まり。
アンサーズと第29飛行小隊は瓦礫が多い格納庫の中で、準備に取りかかった。
まず最初に行うのは機体の整備の確認と修正。

この作業は飛行中にもしもの事が起きないようにするために行われる。
実際に飛行中にもしもの事が起きてしまったら大惨事である。

そうならないように整備班が機体の整備に取りかかる。

とはいえ....

整備班にかなりの死傷者が出たため、ラウラ達も整備作業に参加する事になった。

ラウラ「結構、機体を整備するのは最高ね。」

吉野大樹「勉強したのか?かなり上手いようだが。」

ラウラ「一応ね、操縦だけじゃ意味がないからと機種転換センターでね。」

吉野大樹「なるほどなぁ。」

案外、ラウラに整備をさせたら上手かった。
なんたって機種転換センターでかなり学んだ身であるから。
整備の件に関してもかなり高い知識を有している。

もし何処かに墜落し遭難した場合、応急措置の知識を最低限度が必要になる。

そうなった場合もあるので、整備修理の知識がないラウラは必死に勉強した。
勉強した結果、修理に関する知識を習得し今に至る力を得た。

二人はしばらく整備作業をした。
そんな中.......

吉野大樹「とは言え、よかったのか?」

ラウラ「何が?」

吉野大樹「ファントムの事だよ、せっかくの最新型を使いこなしていたのに
手放して。」

ラウラ「それね~」

大樹がファントムⅢの今後について聞いてきた。
ラウラはこのまま、ファントムⅢを使い続けずフレイヤバルキリーを使い続ける事を決めた。

性能もファントムⅢが上なのに。

せっかくの最新型なのに、断った。
開発責任者であるアムがもし新星インダストリー社が開発続行を許可し。
このままテスト運用できるなら、使い続けていいと。

ラウラは........

ラウラ「別にいいのよ、一人だけまったく違う機種を使っていたらおかしいでしょ。それに使いなれた機体を使い続けた方が何かと特だし。」

使いなれた機体を使い続けたい答えた。

いきなり使い慣れてない新型を使うのはラウラ的にも嫌で、一人だけ違うのも嫌。
できるだけ仲間と一緒のバルキリーを使いたいと思っていた。
いくら性能や使い勝手がよくても、使い慣れてなく統一感がなければチームとしてやっていけない。

ラウラはそう思っていた。

吉野大樹「まぁ・・・・よく考えたら・・それは嫌だな、浮いている存在と言うのはなんとも。」

ラウラ「でしょ、一人だけ統一感がない機体に乗っているのは心苦しいでしょ。」

吉野大樹「心苦しいが、それは指揮官クラスなら許してもいいと思うけどな。」

確かに心苦しい。
統一感のない機体に乗るのは浮いていて、仲間のことを考えると辛くなる。
副隊長の身分にいる大樹であるが、統一感のない機体にはかなり抵抗があって・・・・

同じP型のフレイヤバルキリーを受容した時、茂人が使って頭部をS型に類似した物ではなく。  
小隊隊長機が使っているJ型に類似した頭部を使っている。

同じフレイヤバルキリーならいいが、VF-3000やVF-4000・VF-5000・VF-4・VF-5と言った。
まったく違う機種のバルキリーは辛いを通り越す程、嫌な気持ちになる。

カラーリングが違うのに乗っていても、部隊の同一機種なら許せるし・・・・
自分がそうじゃなくても、他人が統一感のない機体に乗る事は正直うざったい。

使うなら統一感のある方がいい・・・
他の人間でも・・・・

と大機はラウラの考えに賛同した。

ラウラ「さてと、整備の続きを始めますか・・・・大樹、ドライバー貸して・・・・」

吉野大樹「そっちはないのかよ?」

ラウラ「あるはあるけど、正直なんか使いづらくてね・・・・戦闘の影響かな~」

吉野大樹「・・・・・・・・・・分かったよ、今使わないから貸してやるよ。」

ラウラ「本当に?ラッキー♪」

ラウラ達はファントムⅢの話が終わるとすぐさま機体の整備に入る。
ドライバーが使いづらいのか、ラウラは大樹から借りて作業をし始めている。

ドライバーが使いづらいのは戦闘の影響でドライバーが散らばり。
それを適当に集めてしまった結果、合わないドライバーを手にとってしまう事が稀にあった。
その外れのドライバーをラウラが引いてしまったわけである。

大樹が貸してくれた事もあり、機体のネジがずれている所の修正や。
バルキリーを構成する機器の故障が無いかを確認できた。

ラウラ「やっと終わったよ・・・・・・」

ラウラは自分の決められた箇所の点検と修理を終わらせた・・・・・・
他の部分を担当していた人は、ラウラが早く終わらした事に驚く・・・・・・・

「凄い、正確だな。」

ラウラ「ありがとうございます。」

「とは言え、一部未熟な所があるのだが・・・・見落としている箇所が少し目立つな・・・幸い大した所ではないが・・・・」

ラウラ「ありゃぁ・・・・・」

ベテランの整備兵が見てもラウラの点検や修理は正確であった。
一応認められてラウラは笑顔になる、機種転換センターで学んだかいがあったと・・・

ラウラはパイロットだけではなく、整備兵としての腕もあると・・・・・・
そうラウラは自覚しベテラン整備兵の話を笑顔で聞いていた。

ただ・・・・・・・見落としている箇所があった・・・・・・・・・・・

ラウラはそれを聞くと笑顔から少し元気の無い顔に変わる・・・・・・

幸いにラウラが見逃した所は、多少障害が出る程度の場所であったがいいが・・・・・・・・

これが重大な障害が出る箇所の見落としであれば大惨事である。
こうした事を受けてベテランの整備兵は慎重さを持つようにとラウラに言った。

整備兵がラウラの元から離れると次は・・・・・・・・

吉野大樹「ラウラは腕もいいし賢いけど、何処か抜けているよな。」

ラウラ「何処かって?」

吉野大樹「何処かって言われても、いたる箇所に穴だらけ・・・・・まるで戦地のクレーターか銃弾の跡のようにな。」

ラウラ「銃弾の跡かクレーターって・・・・もっとマシな例えないかな・・・・・」

大樹から戦地のクレーターか銃弾の跡のように抜けていると言われる。
詳しい内容は大樹は言ってないが、意味合い的には様々な要素の所で抜けていると・・・

その例えは事実だとラウラは思ったが・・・・・

もう少しケーキのスポンジとかの可愛い表現が良かった。
不満に思うラウラであったが、大樹のセンスじゃこれしかできないかと諦めた。

オルガ「ベルタリア准尉暇~」

ラウラ「げっ・・・・・・・・中尉・・・・・・」

そんな中で、またしてもラウラにとって厄介な赤毛のロシア人女性がやってきた。
ザースロン機関の女性工作員の結構緑のある・・・・・・

そしてフォークランド諸島において、いろいろとラウラを振り回してきた赤毛のロシア女性が・・・・・・

ラウラ「なんですか・・・・今急がしいんですけど・・・・・」

オルガ「見た所・・・・・・そのようね。」

ラウラ「と言う訳なので帰ってください・・・・・」

オルガ「そんな事言わないでよ~」

ラウラは不機嫌な顔をしながらオルガに帰るように言う。

どうせまた・・・・ザースロン機関の面倒な頼み事をする気なんだろう・・・・・と・・・・・

オルガは年相応の可愛さをアピールするが・・・・・ラウラは変な顔をする・・・・・

吉野大樹「ラウラ、そんな顔をするな・・・・・この赤毛の中尉が困っているだろ。それに今の時間は多少時間とっても大丈夫だろ・・・」

ラウラ「そう言われても・・・・・」

オルガ「流石お兄さん分かっている♪」

大樹はオルガに嫌な顔をするラウラを諌める。
その様子を見たオルガは大樹に感謝の言葉を述べる・・・・・

なんでこんな事をするのか・・・・とラウラは不機嫌そうな顔をして大樹を見るが・・・・
大樹にはオルガに対しある目的があった・・・・・・・

それは・・・・・・・

吉野大樹「それに・・・・・・・丁度よく俺は中尉と話したいからな。」

オルガ「えっ!?」

ラウラ「なんで?」

吉野大樹「中尉・・・・・・何者だ?ラウラの周りにうろついているが・・・・・敵ではないがただ者ではない・・・・何処の誰だ?」

オルガの事について・・・・・・・・・である・・・
大樹はオルガやその仲間のザースロン機関の人間がラウラ周辺をうろついている事を知っていた。

ラウラと密談している様子も・・・・・・・・

オルガ「まさか・・・・准尉との密談も・・・・」

吉野大樹「見た・・し・・・知っている、中尉・・・・・・・ラウラが以前関わった・・・・新統合軍対テロ工作機関ザースロンの......」

オルガ「くっ.........大尉殿、流石だわ。まったく、その通りよ。」

吉野大樹「お前も流石だな、俺にザースロン機関の工作員と見抜いた場合に備えて仲間を周囲に固めている。とんだ女キツネだよ、中尉。」

ザースロン機関の工作員である事も、皆大樹に知られてしまう。
後者は暴いたようなものだが、流石にオルガもヤバいと思ったのか汗がダラダラである。

ラウラはそんな二人の様子を何も言えずに見る。

ラウラ「それはさておき、オルガ。私に何のよう?」

オルガ「そうだったわね、実はある警告をしようとね。」

ラウラ「警告?」

吉野大樹「なんの警告だ?」

オルガ「二人とも慌てない慌てない、慌てても警告は逃げないからさ。」

ラウラ「どうせ下らない事でしょ。」

いよいよ本題・・・・・・・・・

ラウラはどうせオルガの降らない話題だと思っており、あまり乗り気ではない。
どうせ大した事を言わない・・・・・・・

そんな風にラウラは腕を組みながら欠伸をしながらオルガの話を適当に受け流そうとした。

オルガ「自由アルゼンチン軍の残党が南米軍管区までの飛行ルートで確認された。」

吉野大樹「自由アルゼンチン軍の残党だと?」

オルガ「マウンテンキャット部隊からの連絡よ、連中は物資を横流ししていた連中に始末されたけど・・・その生き残りかその派生組織がいたようよ。」

吉野大樹「敵の戦力は?」

オルガ「詳細は不明だけど、敵は3個小隊以上はいるわ。」

自由アルゼンチン軍残党部隊。
物資の横流しをしていた統合軍部隊に始末されなかった生き残りか・・・その派生集団である。

数は推定3個小隊、それ以上になる可能性があるが・・・・

ラウラ「で機種は分かる?」

オルガ「先の戦闘での未確認機もいる・・・・・・・・機種は横流し集団からのデータを手に入れたけどSv-56・と言うらしいわ。」

ラウラ「Sv-56・・・・・」

予想されるのはSv-56・・・・・
この前、ラウラがファントムⅢで戦った強敵機である。

形状はかつてのロシア軍戦闘機のスホーイに似ている可変戦闘機である。
かなり強力な機体であり、パイロットの腕前も優秀であれば化け物兵器である。

オルガ「まぁこれ以上、言える事はないわね・・じゃ!!」

ラウラ「そんだけ?」

オルガ「そんだけよ、そんじゃあね!!」

ラウラ「ちょっと・・・・・・・・・オルガ!!オルガ!!」

オルガはそのまま行ってしまった。

言いたい事だけを言って・・・・・・・・相変わらず、あの人はマイペースな人・・・・
どうにかならないのか・・・・・ラウラはそう思った。

吉野大樹「まったくラウラは変な人脈が出来ているな、マイクローン化してから・・・いろいろ。」

ラウラ「うるさいわね、好きで作っているわけじゃないから。」

吉野大樹「はいはい。」

大樹からラウラの変な人脈に関してからかわれる。
ラウラは好きで作っているんじゃないと言われて怒る・・・・・

とはいえ・・・・・・・・

ラウラ「またあいつが・・・・それに集団だなんてね・・・・・」

またSv-56と戦う事になる。
かなり苦しい戦いになりそう・・・・・・・ラウラは不安を感じる・・・・・・

あの強い兵器が・・・・・・・

吉野大樹「ラウラ、お前はこの前・・・・一人で戦っていたらしいが俺達がいるから安心しろ!」

ラウラ「分かったわ、頼りにさせてもらうわ。」

いや・・・・・・仲間がいる。
だから怖くない・・・・・・・仲間がいればSv-56と戦える。
1機なのか2機なのか分からないが・・・・安心して戦える・・・

そうラウラは信じ・・・・・・・・・不安を払しょくした。
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第119話 ザースロン機関の活動

2018-07-23 00:14:43 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
オルガと会話が終わってラウラは自室のベッドの中でタブレットを開いて日記を書いていた。
今日の戦闘に関する自分の考えなどいろいろと書いた。

それとザースロン機関に関する愚痴とかも・・・・・・・・・・

ラウラ「後は何を書こうかな・・・・」

これから戦闘後の食事はあるが、どうせ食堂では食べずに缶詰かレーションを食うのだろう。
今のあの様子じゃ、いい食事を期待するのは・・・・・・・・・無駄なだけだな。

自室のある建物だけ幸せ・・・・・
食事が不味かろうが、地球にいる間の仮住居が残っていればそれでいい。

食事したら他の女性兵士の面々と会話し消灯時間に寝る・・・・・・・・・
今日はそれだけでいいし、疲れた・・・・・・・・・寝ようと・・・・・・

その後、ラウラの予定通りに済む就寝時間には寝た。

時に自由アルゼンチン軍残存部隊の襲撃もなく、平穏に・・・・・・・・・
翌朝・・・・・・・・・・

ラウラ「自由アルゼンチン軍基地が壊滅した・・・何故?」

吉野大樹「予測ポイントであるサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島が攻撃され壊滅した、生存者はなし・・・跡形もなく消えた。」

ラウラ「跡形もなく?」

朝の朝礼から数時間後、大樹から自由アルゼンチン軍が壊滅したと言う話を聞いた。
一体何が起こったのか、なんでこうなったのか?
ラウラはいろいろと考える、一体何処のどいつが自由アルゼンチン軍を壊滅させたのか。

よく考えてみると.......

ラウラ「まさか........」

吉野大樹「どうしたんだ?ラウラ?」

ラウラ「ううん、なんでもない。なんでもないから。」

吉野大樹「おい!........なんだ、ラウラの奴。」

オルガの言う事が正しかった。

海上艦隊が動いたんだ・・・・・・・・・・
このような事が起きるとは・・・・・・・こんな重要な情報を・・・・・・・

ラウラは頭の中が真っ白になる・・・・・・・・

審議の沙汰が知りたいのでオルガの元へ走る。
本当なのか・・・・・・・どうか・・・・・・・

これは確実に当たっていると思う・・・・・・・・・

だけど・・・・・・・

ラウラ「なんですって!?海上艦隊が動いていない。」

オルガ「そうなのよ、海上基地にいるザースロン機関は海上艦隊が予定通りに動かないって・・・・」

ラウラ「一体・・・・・・・・・誰が・・・・・・・・・」

オルガ「分からない・・・・・・・・・・・・」

ラウラ「分からないって・・・・・あんた本当に特務機関の人間か!!」

海上艦隊が予定通りに動かない・・・・・・・・
オルガの予想は全く

「中尉・・・・・・・ちょっと・・・・」

オルガ「何・・・・ちょっと失礼・・・・・」

ラウラ「うん・・・・(なんだろう)」

ザースロン機関の別の構成員がオルガの元に来て連れていく。

ザースロン機関工作員と共に何処か別の場所に行くオルガを見たラウラは疑問に思う。
何か分かったのであろうか・・・・・・・

オルガ「なんですって!!本当!?」

「はいキャットはそのように・・・・・・・・・・・」

オルガ「まさかね・・・・・・・・」

ラウラと別の場所で構成員からオルガは自由アルゼンチン軍が壊滅した原因を知る・・・
自分も予想していたものとは大きく違う事実に・・・・・・・・・・

まさかあれを用いて攻撃を行っていたとは・・・・・・・・・

そのあれとは一体・・・・・・・・・・・

    【新統合軍南米軍管区司令部外延部海軍潜水艦基地:司令室】
ここは新統合軍の南米軍の司令部の中にある潜水艦基地の司令室。
薄暗い部屋の中に複数の統合海軍将官とスーツを着た人間が座っていた。

一体何の会合なのか・・・・・・・・・・それはこれから語られる事である。
この会合とは・・・・・・・・・それは・・・・・・・・

「作戦通り艦載潜水艦隊による強襲攻撃で、自由アルゼンチン軍を壊滅させる事が出来ました。」

「よくやったな・・・・・・・・連中には物資を横流しし、戦力を増強させ思い上がらせ決起し。フォークランドの連中に撃退され戦力が低下した隙に我が潜水艦隊が強襲する・・・・・・・・その結果が自由アルゼンチン軍壊滅と言う戦果だな。」

自由アルゼンチン軍の殲滅に関して・・・・・・・・

今回の事件はこの統合海軍の将官らが関与していた。
物資を横流しし戦力を増強し思い上がらせ決起させ、フォークランドに攻め込ませ。
フォークランド駐留の新統合軍に負けて戦力を激減させ、その隙をついて強襲し自由アルゼンチン軍を壊滅させた。

殲滅させる事は新統合軍としては当たり前だが・・・・・・・・・
実際は彼らの物資を横流しをした事実を消すための口封じでしかなかった。

「しかし、ザースロン機関の鼠が動いているようだが大丈夫でしょうか?」

「大丈夫だ、連中に情報が漏れないように対策はしてある。」

「流石は閣下ですね。」

ザースロン機関が動いている事を把握している。

勘のいいザースロン機関なので、情報がバレていてもいいように。
目立つ場所では偽の情報を意図的に話すようにしており。

その結果、オルガや情報を聞いたザースロン機関の工作員はひっかかってしまった。

「さて次は自由アルゼンチン軍の壊滅した後だが、地味でつまらない弱小反統合勢力だな。」

「自由アルゼンチン軍は南米最大の反統合勢力でしたからね、それらと比べると頼りがいはないです。」

「そうだな、武器や物資の横流しをするか・・・・・・・・・」

次も武器や物資の横流しをする。

それはテロリズムへの援助となる・・・・・・・・
国民を守るべき新統合軍が脅威になる反統合テロリズムを援助するのはおかしい事・・・・・・

許されていい行為ではない・・・・・・・・憎むべき行為・・・・・
その行為をここにいる統合軍の将官が行おうとしている・・・・

「戦争をコントロールするのは我々のような軍人だ・・・・・・・・敵がつまらなくては軍なんぞ存続せんよ。ふはははははははははははは」

「その通りですな閣下。ははははははは」

戦争をコントロールする・・・・・・・・・・・彼らの主張・・・・・・・
己の利益のために・・・・・・・・・・

己の利益のビジョンが見えたのか基地司令官は笑い、その他のつられて笑い出す。

笑いが木霊する隠れ反統合思想を持つ軍人がいる・・・・・・・・・潜水艦基地司令室。
このまま彼らの思い通りになってしまうのか・・・・・・・・・

戦争を拡大されてしまうのか?

そう心配された時・・・・・・・・・

「動くな!!頭を両手につけろ!!」

「なんだね貴様らは?ここを何処だと思っている?」

アダムスカ「分かっているさ。・・・・・・・・我々はザースロン機関実行部隊のアダムスカだ・・・・・・・貴様らの容疑は確たる物になった。」

「ザースロン機関だと!?」

「対テロ工作機関なのか・・・・・・・」

司令室にザースロン機関の実行部隊マウンテンキャットが入り込んでくる。
全員赤いベレー帽と顔を隠すマスク、黒い軍服を身に着けサブマシンガンを構える姿に・・・
基地司令官やその他の将官と商人は怯える。

ザースロン機関と聞くと更に怯えてしまい、隊員たちを恐怖の対象として見た。

アダムスカ「こいつらを連行しろ!!いろいろと愚痴は言いたいだろうが、そんな暇はない急げ!!」

『ハッ』

アダムスカ「残りの隊員はデータを得るために俺についてこい!!」

『ハッ』

マウンテンキャット部隊のアダムスカは隊員に命令し基地司令以下将官を連行するように・・・・
残りの隊員には、データを回収するからついて来いと命令した。
隊員たちはそれに従い、行動・・・・・・・・・・残りはアダムスカの作業に従事する。

アダムスカは命令し終えた後、さっそくデータ回収を開始した。
自由アルゼンチン軍との記録や武器や物資の横流しのリストなど・・・・・・・

いろんな資料を確認する・・・・

アダムスカ「そっちはどうだ?」

「Sv系列の技術と極秘のSv開発生産工場の情報など手に入れました。」

アダムスカ「そうかご苦労。」

「ただ・・・・・・Sv開発生産工場はこの資料だけではないんですね、他の工場もあるらしいです。」

アダムスカ「今あるだけの情報だけでもありがたい、引き続き早く見つけ撤収するぞ!」

「了解しました。」

資料の中にはSv開発工場に関する事や、技術情報であった。
技術を提供した企業の名前を記した物はないが、これだけでもかなり有益な情報になる。

アダムスカはそれを見てデカしたと言わんばかりな顔をする。

アダムスカ「よし情報はこれでいい。後少しで統合海軍制圧部隊と海兵隊強襲部隊が来る。機関長の手回しだろうが、連中は我々の事は知らんだろう。脱出は早めにだ・・・後・・・・・」

「ハッ・・・・・・」

アダムスカ「発電所施設のブレーカーを落とし潜水艦を発進させないようにしてくれたまえ!」

「了解しました。」

全て必要な証拠と証人は手に入った。

後は連れて帰るのみ・・・・・・・・・早くしないと海軍と海兵隊の部隊がやってくる。
海軍と海兵隊の部隊はザースロン機関がいる事を知らず・・・・・

このまま突入したら同士討ちになってしまう可能性がある。
早めに脱出して今回の任務の責務を果たさなければならない。

アダムスカ「行くぞ!!」

『ハッ』

自由アルゼンチン軍に物資の横流し、証拠隠滅を図った将官を連れこの基地から去った。
ザースロン機関が所有するX型潜水艦に乗り南米軍管区司令部に向けて出発した。

それから数時間後、海軍と海兵隊の部隊が基地に突入。

潜水艦施設の制圧行動に入った。

ザースロン機関が拘束した将官らはすぐさま軍法会議にかけられ。
自由アルゼンチン軍との関係と、物資の横流し問題。
テロ活動の援助の件で有罪、死罪にはならなかったが無期懲役の刑が言い渡された。

ただ

この事件はまだ終わりではなかった。

話はフォークランド諸島付近に戻る・・・・・・・・・

時系列は・・・・・・・・アンサーズと第29飛行小隊のブリーフィング後の話・・・

アム「私、本社に帰ります。」

ラウラ「本社に?」

アム「今回の件でファントムちゃんがバレて呼び出しくらって、護衛お願いね。」

ラウラ「はぁ・・・・・さっのあれはそれか・・・・はいはい分かりましたよ。」

アムの新星インダストリー社に帰る。
帰る理由はファントムⅢの開発について・・・・・・・

何故バレてしまったかのかと言うと・・・・

新星インダストリー社地球南米支店がフォークランドエリアの統合軍が提出した映像を見てしまい。
そこにファントムⅢが映っていたため、発覚してしまった。

激怒した南米支店長が開発責任者であり、フォークランドにいたアムを呼び出せと統合軍に要請する。

その結果、アムは南米支店までファントムⅢを運んでお説教との事・・・・・・・
無論、護衛はアンサーズに任される。

搭乗者であるラウラが原因だが・・・・・・・・
南米軍管区司令部はそれを伏せてアンサーズに護衛命令を出している。
ラウラに責任を押し付けない為の配慮である。

更に・・・・・・・・

メラル「そのお荷物を背負う事になったのは私達なんだけど。」

ラウラ「メラル御免ね。」

メラル「アンサーズが教官として私達を教えているからこうなったんだから・・・・しょうがないわよ。」

第29飛行小隊も低空警戒として護衛として参加する。
アンサーズが教えている部隊なので、護衛として参加せよと南米軍管区が言ってきた理由で・・・

アンサーズが行う仕事を見る目的で・・・・・・

ラウラ「でもコマンチはどうしたの?」

メラル「倉庫にしまってあった予備機があったからね。」

ラウラ「それは良かった、足手まといになるから来ないかと・・・・」

メラル「なんだと!?」

準備の方は問題はない、後は出撃するだけである。
と言うよりかは、ラウラとメラルの喧嘩はあるものの。

これから共に活動する戦友。
仲良くしなくてはいけない。

ラウラとメラルにその意識があるか分からないが、これから頑張らないといけない。
どんな因縁があろうとも。
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タイ料理と福島魂

2018-07-21 23:56:46 | グルメ


今日は高田馬場でタイ料理の食べ放題を食べに行きました。
実際に行ってみるとかなりの行列が・・・・・・

45分ぐらい、熱中症になりそうになりながら待機・・・・

ようやく入ると席に座り、11種類の料理を物色しました。

料理はレッドカレーやグリーンカレー、ガパオなどがあり。
特にタイ風の煮玉子は大変美味でしたね。

ただ・・・・・・・・・・・

タイ料理を食べ慣れている自分からすると、そこまで美味しくなかったね。
料理をよく見ると何かとケチっているね。

炒飯も具が少ないし、エビも使ってないし。

評価は高いけど、自分は満点を下すような評価はできないね。
食べた事のない人は凄く美味しいけど、自分は凄く美味しいじゃない。
普通・・・・・・・

残念な結果ですよ。






帰りは三越前の福島館に訪れました。
福島県はお袋、自分と弟の故郷。

せっかくここまで来たんだから行こうとお袋が言ったので行きました。

行ってみると福島館は桃祭りでした。
なんたって今は桃収穫シーズンだから。

桃だけではなく福島県産のブルーベリー掬いなんてありあがる。

そんな事はさておき、桃を試食する。
普段ならあかつき桃を買うはずなのだが、今回は暁星と言う桃で。

生産農家は福島県福島市飯坂町湯野字町尻と言う所のやすだ果樹園が生産した物。
試食したらとろけるように美味い。

最高でした。

サルナシのジュースも置いてありそれも購入。
サルナシは小さいキウイフルーツの事で、野生の生物が食してい果物です。
小学生以来なので買いです♪

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第218話 フォークランド諸島戦の終焉

2018-07-19 23:58:59 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
自由アルゼンチン軍がフォークランド諸島を攻撃してから数時間後。
最初は新統合軍の指揮系統を分断し圧倒的な優位に経っていたが、徐々に追い込まれた。

フォークランド諸島全体に工作員や潜水艦による歩兵部隊を上陸させていたが・・・・

陸軍部隊の反撃とデストロイド奪取に失敗による火力不足により、各地で壊滅。
退却拠点であるアクア級による潜水艦隊は、新統合海軍のVA-3インベーダーなどに撃沈された。

「退却路は分断・・・・・アクア級は・・・・・」

「ぬぅ・・・投降しかないな。」

退路を断たれた自由アルゼンチン軍とそれに与していた反統合諸勢力は・・・・
戦意を損失し投降する者が増えて来た。
中には投降を拒否し抵抗する者がいるが、いずれも撃ちとられた。

当初は勝てると踏んでいた自由アルゼンチン軍・・・・
フォークランド諸島を占領し南米各地の反統合勢力を決起させ、南米を占領。
新統合政府に独立しようとする三段であった。
このまま勝つ予定と・・・思いきや・・・・・・・敗北・・・・・

こんなのは認められない。

「ここまでなのか、くそっ司令部になんと言えば。」

自由アルゼンチン軍の指揮官は落胆していた。
このような無様な結果にしてしまったのだから。

もう既に、新統合軍に勝とうと言う気力はない。
考えなくてはいけないのは、敵から逃げることである。

ラウラ「エリア3制圧完了・・・・」

吉野大樹「どうしたラウラ?」

ロザ「珍しいじゃない戸惑う行動して。」

ラウラ「戸惑う・・・まさか。」

次々と各エリアの鎮圧に入る。
あたり一面、両軍の兵士の死体が転がっている。
目をつぶって死んでいる兵士、恨めしそうに目を開いたままの兵士。

顔が消え去った死体など様々な・・・・・・

ラウラ「これが・・・・・・いいや分かっていたんだ、分かっていたんだ・・・・」

分かっていたとは言え、これほどとは・・・・・
心が痛む・・・・・・・・地球人の価値観を知ってから・・・・・・

ラウラ達はそのような光景を見ながら進んだ。
しばらくして・・・・・・

ロザ「副隊長、デストロイド・オクトスⅡの一団がエリア5に立て篭もっている情報が入った無線を確認しました。」

吉野大樹「敵の残存部隊か、大したことのないように見えるが油断は出来んぞ。」

ロザ「心得ています。」

エリア5にてデストロイド・オクトスⅡの部隊が立てこもっている連絡が入った。
大したことのない敵であるが、油断は出来ない。

油断して倒されるのが間抜けであり、最悪な死に繋がる。

ラウラ「私に先鋒を任せてくれませんか?」

吉野大樹「お前が?」

ラウラ「どうか、お願い・・・・・・・大樹。」

ラウラは先鋒は自分がやると名乗り出る。
早く戦闘を終結させたいつもりらしい・・・・

しかし・・・・・・・・・・

吉野大樹「馬鹿野郎、先鋒はいい。」

ラウラ「何故?」

吉野大樹「今まで一人で戦っていたんだ、今後は俺達と一緒にいろ!」

ラウラ「何よその言い草は、馬鹿野郎とか・・・・分かったわよ、ちゃんと一緒にいるよ。」

大樹から先鋒として出撃する事をやめるように言われる。
理由は分からないが、大樹はラウラを止めた。

先鋒として出れない事にラウラは不満に思うが、大樹が決めたからしょうがない。
大人しく命令に従う事を選んだ。

それからしばらくして戦闘はデストロイド・オクトスⅡを殲滅し組織的抵抗は治まった。
組織的抵抗が終わると生き残っていた自由アルゼンチン軍兵士が続々と投降。
投降がある程度進むとフォークランドエリア司令部は戦闘停止を宣言した。

戦闘停止宣言から・・・・1時間後・・・・・・

ラウラ「皆生きていたのね。」

劉夢華「えぇ・・・なんとかね・・・・・ラウラこそ生きていてよかった。」

カゴメ「心配したんだよ。」

相沢美弥「脱出していたなら早めに言ってくれたらいいのに。」

ラウラ「あの乱戦の中だったからしょうがない。」

劉夢華「隊長も皆も無事でよかったのが、何よりの幸いよ。」

戦闘が終わり、ラウラと夢華達は無事に再会した。
夢華.美弥.カゴメは怪我をしているものの、全員無事であった。

それだけではなく。
アンサーズや早期警戒機部隊の面々も全員無事であり、誰一人欠けてない。
その事実は、ラウラや第29飛行小隊に搭乗していた面々を安心させる。

全隊員の悪運が強いと・・・・・

だが・・・・・・・・・

ラウラ「ところで・・・・・」

オルガ「何か・・・・話なら別の場所でしよう。」

ラウラ「・・・・・・・そうね、漏らしてはいけないんだったね。」

オルガ「そうそう分かっているね、准尉。」

まだオルガとの話が残っている。
ようやく思い出したが、ザースロン機関から何かの指示を出した。

だけど・・・・・結局、その指示は無意味であった。
一体ど言う事なのかオルガから説明してもらう必要がある。
とは言え、ザースロン機関は特務機関なので一般の軍機より厳しい。

厳しいので誰もいない・・・・別の所で話す必要がある。

ラウラ「隊長、話す人がいますので席を外します。」

桐原少佐「そうか、まだ敵武装部隊が潜んでいる可能性があるから気をつけろよ!」

ラウラ「分かりました。」

ラウラは茂人にオルガと話すから席を外しますと言った。
席を外す事に茂人は特に気にする事はなく、むしろ道中に敗残兵に襲撃されないか心配した。

確かに何処かに敗残兵が潜んでいる可能性がある。
更に言ってしまえばオルガと話している最中に襲撃される危険性もある可能性も捨てきれない。
いつ何処でどんな危険が待ち受けているのか分からない・・・・・・油断は大敵

上記の事を踏まえてか、茂人は拳銃の銃弾をラウラに渡した。
銃弾の不足があれば敵の襲撃には対処は出来ない。
そんな事が無いようにする為・・・・・

話はそれだけでは終わらない・・・・・・・・・

桐原少佐「ベルタリア准尉、君の話す予定は惑星エデンでの一件で関わったZ機関の連中だろう。」

ラウラ「気がついていたんですか?」

桐原少佐「あぁ・・・・俺が軍を予備役に編入する前はかなり経験したんでな。嫌な程にな、行動や言動だけで分かる。」

ラウラ「・・・・・・・・・」

ラウラが席を外して会話する相手がザースロン機関の人間ではないかと聞いてきた。
茂人の言葉にラウラは若干冷や汗をかくが、嘘をつく事ができないので正直に話し・・・気がついていたんのか聞いた。

返答は予備役に編入される前にかなり経験した・・・・・と・・・・・・・・・・

桐原少佐「もういい早くいけ、話してこい。」

ラウラ「はい。」

いろいろ聞きたいが、聞ける暇などなかった。
隊長(茂人)は何かを隠している・・・・予備役編入前の事を・・・・・・・・
何故、自分がザースロン機関と会う事を見抜いたのか・・・・・・・・・

それは今はいい、いつか追求すればいいのだから。
ラウラはそう思いオルガと共に話す隠れ場所を探しにいった。

オルガ「ようやく話せる環境になったようね、少佐は私たちの関係を知っていたようで?」

ラウラ「気がついていたそうよ。予備役編入前にかなり経験していたけど・・・・実はスパイとか・・・・・」

オルガ「それはないわ、むしろ追っていた側だから・・・・・ね。ラウラと同じくエージェント(協力者)だよ。」

ラウラ「隊長が・・・・・・・・以外。」

ようやくオルガと会話できる隠れ場所についた。
まず最初の話題は茂人がラウラとザースロン機関の関係を見抜いた事。
ラウラは茂人をスパイだと疑うが、オルガにより否定され・・・・・

逆にザースロン機関のエージェントでもあった事が言われた。
スパイだと思っていたラウラは衝撃のあまり、声が出なくなり上手く喋れなくなる。

いつも間抜けなVF-1オタクが自分と同じザースロン機関のエージェントであった。

驚くなと言われたら無理がありすぎる。
むしろ、他の面々が同じように聞いたら信じられないと言う反応をするだろう。

ラウラ「そろそろ本題話さない?」

オルガ「本題って?」

ラウラ「指示書を出したのに、それの通りにならなかった事よ。」

オルガ「あぁそれね・・・・・・・・・・存在忘れていたわ。」

本題・・・・・・・・

オルガがラウラに指示書を出したのに、それが無になってしまった事。
態々自分に教えなくてもザースロン機関の人間だけがやれば済む話であったが・・・・
結局それがなくなり、自分はただ戦火を掻い潜り抜け、ファントムⅢに乗ってしまった事。

意味がない・・・・・・・・意味がない物をどうして押し付けたのか・・・・・
それがラウラがオルガに聞きたい事であった。

それに対し・・・・・・

オルガ「それね・・・・・それはそれはごめんね。」

ラウラ「ふざけないでしょ・・・・・」

オルガ「しょうがなかったでしょ、人手が足りないと思ったけど・・・・それが十分足りていてうちらザースロン機関だけで済むとは思わなかったし。」

ラウラ「計算できなかったオルガが悪かったんでしょ。」

オルガ「それはあるけどさ・・・・・・・・・・」

オルガはこれに関して謝罪した。

当初は潜入しているザースロン機関の人間だけじゃ対処できないとオルガは思っており、ラウラに協力をさせた。
来るべき自由アルゼンチン軍のフォークランド侵攻で、ザースロン機関の工作員が優秀だったのと・・・

ラウラが第29飛行小隊と一緒にいた事もあり、ラウラのザースロン機関の指示書に従うことは綺麗さっぱり消え去った。

これは自分自身の誤算だと思っていたが、元々一般兵士であるラウラの業務とは釣り合わなかったのである。
結果的には・・・・・・・・・

オルガ「これでこれでしゃーない。」

ラウラ「おい!!」

とこれでいい結果になった。
オルガのこの対応にラウラはずっこけるかのように呆れてしまう。
適当すぎる・・・・・・・・・・と・・・・・・

この人は一体何をしているんだか・・・・・・・・

オルガ「まぁいいわ、さっきのVF-X-8ファントムⅢのデータはたっぷり頂くわ。」

ラウラ「ハッ?」

オルガ「やぁねアムちゃんから、データが欲しいから回収してと言われたのよ。今、軽い怪我して治療中だから・・・・まぁ1枚はうちら用にコピーしたけど。」

ラウラ「あんたいつの間に・・・・・・」

オルガ「これも仕事だから悪く思わないでね。」

と思いきや、ラウラが乗っていたファントムⅢのデータを取っていた。
いつの間にファントムⅢのデータを取っていたのか・・・・・

ラウラはオルガの行動にやる事は早いと思った。
ファントムⅢのデータを取ると言う事は自分たちで独自のバルキリー部隊でも編成するのか?
自力のバルキリー部隊を編成して・・・・・・・何を・・・・・・・・・・

いろいろと想像するが・・・・・・・・・・・

オルガ「次の話していいかな?」

ラウラ「また無意味な任務?」

オルガ「まさか・・・・・・そんなもんじゃないから安心してよ。」

ラウラ「何が安心してよっだ!!」

次の話題の話になる。

またしても意味のない指示を出すんだな・・・・・・・・
ラウラはやる気のない表情を浮かべる。

一体どんな無意味な事をやらせるのか・・・・・・・・・・・・

オルガ「そろそろ、南米軍管区司令部が海上艦隊を動員して秘密裏に奇襲しかけるわ。」

ラウラ「奇襲?指示じゃなくて?これは当然のように私達も参加する奴じゃないの?」

オルガ「そうだけど・・・・・・・・・・南米軍管区司令部が直接部隊を動員すると言う所までは、これからのブリーフィングで説明されないとおもうわ。」

秘密裏に動く海上艦隊。
南米軍管区司令部は秘密裏に海上艦隊に動きだす。

一体なんのために動き出されるのか・・・・・・・・・・・・・・・・

ラウラ「そうなの?」

オルガ「そう言う物なのよ、これからのブリーフィングを楽しみにすることね。」

ラウラ「それは・・・・・・・・」

オルガ「じゃあぁね。」

ラウラ「ちょっと・・・・・・・・・もう何なのよあの人。」

ラウラはどう言う事なのか聞こうとするが・・・・・・・・・
オルガは何も言わないまま何処かへ行ってしまう。

何も語ってくれないオルガにラウラは腹をたててしまう。

あの人は一体なんなのかと・・・・・・・・・・
不満げであるが、オルガの言った事は後で判明する。
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ラウラ・ベルタリアコレクション

2018-07-17 00:12:28 | マクロス














ラウラ・ベルタリア
【所属】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊
新統合軍海兵隊
新統合宇宙軍予備艦隊
【階級】
3級空士長
曹長
准尉
【性別】
女性
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第217話 Sv-56 VS VF-X-8

2018-07-16 23:53:29 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラはファントムⅢに搭乗しフォークランド上空を飛んだ。
上空に到達すると、Svー54や旧型の戦闘機が友軍の新統合軍の部隊と戦っていた。
Suー27スホーイなどの東側の戦闘機の姿が見える。

見た所、旧時代の古みを感じない。
新造された物だろう・・・・・・・・・

中身も完全に新品にした・・・・

Suー27スホーイを見たラウラはそう思うが、一つ何かが違う事が分かった。

「ぐあぁぁぁぁぁぁ」

ラウラ「!?変形した・・・・・・・・スホーイじゃない!!」

変形した・・・・・
自分がSuー27スホーイだと思った戦闘機が変形した。
新造品かと思われたが、実は可変戦闘機であった。

頭部は何処か新統合軍が開発した可変戦闘機のバトロイド形態のようである。
一体こいつは・・・・・・

ラウラ「この!!」

ラウラは以前、自分と戦い苦戦したファントムⅢを駆り可変戦闘機Suー27に挑む。
Suー27スホーイは旧ソビエト連邦時代に開発した戦闘機であるが・・・・
見た目は古い機体に見えるが、可変戦闘機として設定された最新鋭機・・・・・

新しい機体ならばかなり優秀な性能を持っている。

ならば何処の誰が横流ししたか分からないが、新品は私が撃墜してやる。
そうラウラは意気込むが・・・・・・・

ラウラ「うっ背後につかれた!!」

背後に旧型の大戦時を生き抜いたと思われるミラージュ5とSv-54が背後についていた。
まるでいつでも背後から狙い撃墜するぞアピールをしているかのように・・・・・

初物を攻撃する前に自分がやられてしまう・・・・・・・
上手くファントムⅢを生かせないで・・・・・・・

と重い感じな感情を持つようになるが・・・・・・

ラウラ「ほいや!!」

ガウォーク形態になり、2機が自分を追い抜かせた。
これをしたのは、敵が背後に突かれた場合に使う基本的な作戦。

背後を突かれていた自分がガウォーク形態に変形して背後をついたのは・・・・・・
追撃してきた2機を撃墜するため・・・・・・

「馬鹿な背後を突かれたぞ!!」

ラウラ「死ね!!死んでしまえ!!」

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ガンポッドを放ち、2機を撃墜する。
機種転換センターで訓練して以降、ラウラの実力は向上している。

どんどんエースの才能を発揮してきており、ちゃっかりファントムⅢを使いこなしている。
とは言え、背後に敵を確認できなかったとは失敗だった。
よく確認しないのはラウラの悪い癖。

なんとしても治さないといけない。
そうラウラは自覚した。

ラウラ「しかし、あいつは何処へ行った?」

ラウラは変形できるスホーイを探した。
今まで見たことのない相手、ラウラのゼントラーディ人としての好奇心から必死になって探す。
一体どのようなテクノロジーを使われているか含めて。

ラウラ「!?」

「お前か・・・・俺を追いかけている統合政府の犬は?」

ラウラ「背後を突かれた、こいつ・・・・・・・・・」

スホーイに類似した可変戦闘機がラウラの背後に突いた。
ファイター形態で背後から狙いを付けながら・・・・・

ラウラは先ほどと同じ戦術で対処したいと考えていたが・・・・・
その考えは撤回した。
なんたってこいつはただ者ではない、同じ手をやろうとしてもなんらかの手を打つから危険。

今回は単純に戦うことは出来ない。
そうした事もあってか、ゼントラーディ人としての勘が言っている。

「薄汚れた新統合軍の犬が、誇り高き我々に勝てると思うなよ!このSv-56に勝てると思うなよ!」

ラウラ「攻撃が激しい、こいつ..........やはりただ者ではない。」

未確認機いやSv-56がラウラの背後から攻撃し始める。
回避してもギリギリ当たるかのような攻撃をしてくる・・・・いい腕前・・・・・

最新型のSvを使っていると言う事は自由アルゼンチン軍から信頼されている。

凄い腕前を持つパイロットが乗っているであろう、Sv-56を見てラウラはそう確信した。

一方のSv-56のパイロットは自由アルゼンチン軍の正義を強く狂信的に信じていた。
新統合政府の犬と・・・・前方にいるラウラにそう言いながら。
誇り高き自由アルゼンチン軍に勝てるわけがないと言いながら・・・・・・・

ラウラ「でも軍歴の長い私から見ればお坊ちゃんなんだよね!!ホラッ!!」

「背後に突かれただと!?流石相手もVF-X-8を使うだけある・・・・やるな!!」

ラウラ「撃墜するにはいかないか・・・・・」

銃弾を喰らわせてやったが、撃墜するのには至らなかった。
Sv-56は防弾性が優れており、そう簡単に墜ちない設計となっている。
機動性は優れていない分、防御率は優れていたようである。

しばらくラウラとSv-56の空中におけるドックファイトを繰り広げていたが・・・

「地上戦はどうだ!!」

Sv-56が地上に降下し、市街地演習場の中に入り姿を消す。
狙いはラウラに対しゲリラ戦をしかける事。

自身がゲリラ戦が得意なのか・・・・それとも罠をしかけるつもりなのか?

ラウラ「取りあえず私も降りるか・・・・・・」

ガウォーク形態に変形し市街地演習場に入る。

市街地演習場は死角が多く、いつ何処から敵が出てもおかしくない状況である。
ラウラは市街地演習場の中に入るとさっそく、敵を探すため当たりを見回す。

自分の目だけではなく、レーダーもちゃんと見て。

ラウラ「ん!?おわっ!?」

ラウラが走行していていると敵の大型攻撃機が墜落して来た。
それに気がついたラウラは咄嗟に横に回避し、墜落に巻き込まれずに済んだ。

巻き込まれないで回避に成功した事を受けてラウラは安心した・・・・

一瞬の隙ではあるが、回避して危険が去った事は嬉しい。
以前はそんな真似はしなかったのに・・・・・・・・・

取りあえずバトロイド形態に変形し動き始める。

油断しきっているラウラであるが・・・・・・・・・

ラウラ「うっ!?」

「油断しきっているなお前・・・・・・・・・」

脅威はすぐそばにいた・・・・・・・
ラウラが退避した先にSv-56が潜んでいた。

この事実にラウラはヤバいと思った。
ゼントラーディ軍時代ではしなかったミス、それを犯してしまった。

数秒で動かなければ自分は・・・・・・・・・

そう思ったのかラウラは操縦桿を強く握った。

「くそ!!流石は最新型か!!」

ラウラ「危ない、数秒遅れていたら自分は死んでいたかもしれない。」

操縦桿を強く握り、後方へ急スピードでバックする。
急バックをしたラウラとファントムⅢを見たSv-56のパイロットは舌打ちをする。

今の攻撃は確実に撃墜で来たはず・・・・・・・・・・

それが避けられてしまい、仕損じてしまった。
その事はSv-56のパイロットは凄腕かつ優秀な機体だと思う。
普通であれば確実に・・・・・・・・・

「統合政府の犬がぁぁぁぁぁぁぁ」

Sv-56のパイロットは叫びながらラウラに対し突撃する。
突撃は捨て身の攻撃かに見える程早く、ラウラに迫った。

まるで死を本気で覚悟をした最強の戦士かと思うほどに・・・・・・・

ラウラ「くそっ!!」

「何!?」

ラウラは突撃してくるSv-56にガンポッドを向けた。
時間は少ない、時間をきちんと把握しなければ死ぬのは自分・・・・

ガンポッドをSv-56に向けてたまま・・・・・・・・・・・

ラウラ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

と大きな声で叫びガンポッドのトリガーを引いた。
銃弾は勢いよく飛び出していきSv-56に向かっていく。

銃弾はそのままSv-56に命中。
ガクンと膝をついて、動かなくなる・・・・・・・・
あっけなく、撃墜・・・・・・・ラウラは震えながらSv-56の姿を見る。

ラウラ「やったのか・・・・・・・」

震えながら膝をついて動かなくなったSv-56の姿を見る。
Sv-56の姿はまるでゾンビかのようにボロボロであった・・・・・・
本当にこれで撃墜できたのか?

ラウラは恐る恐る近づく・・・・・・・・

正直、不安しかない。
その不安は黒か白なのかどちらなのか・・・・・・・・

直ぐ近くまで近づき、生きているか死んでいるかの確認を始めようとする。

その時・・・・・・

ラウラ「うっ何・・・・・・・・・・」

突然破壊されているはずのSv-56が動き始めた。
まるでゾンビ映画のゾンビかのように。

ゾンビのように動きだしたSv-56を見て恐怖した。
ゼントラーディ軍時代でも壊れてもなお動き出す敵は見た事はない。
あまりにもおぞましい程の恐怖が・・・・・・・・

何故ここまでして戦う事が出来るのか・・・・・・・・・

ラウラ「何故ここまで戦う事が出来る、お前は一体・・・・・・・・・・」

「死ぬな・・・・・・・・きざまを・・・・道連れ・・・・・・・・にぎぃぃぃ」

ラウラ「あぁぁ・・・・」

Sv-56のパイロットは致命傷を負いながらも生きていた。
自分に向けて銃弾を放ったラウラの姿を見て恨めしそうに見ながら迫ってくる。

パイロットの声はラウラには聞こえない。

だが・・・・・・・・・・・

ラウラに向けて発せられる憎悪によるオーラは伝わってくる。
貴様を殺してやりたい、貴様を呪い殺してやりたい。
そんなオーラがラウラを・・・・・・・・・・・

そのオーラのせいでラウラは動けなくなる。

早く反撃して撃破してやりたいが、何故かその意識を削いでいく。

ラウラ「この・・・・・・・く・・・来るな・・・・・・」

不気味かつ恐ろしき亡霊・・・・
スホーイにて美しかったSv-56の面影は今はなく。
ただ恐ろしいだけの存在でしかなくなった。

自分を殺した相手を恨むだけの何かを・・・・・・・・・・

このままやられてしまうのか・・・・・・・・・・ラウラはそれを考えながら・・・
迫るSv-56の亡霊の姿を見続ける。

「ぐぁぁぁぁぁぁ」

ラウラ「あっ・・・・・・・・・・・・」

見続けていたが、突然銃撃がSv-56に命中。
今の攻撃で致命傷を負ったのか、爆発し消えてしまった。

一体何が起こったのであろうか、一体誰が自分を助けたのであろうか・・・・

ラウラは周囲を見渡すと・・・・・・・・・

吉野大樹「ラウラ無事か?」

ラウラ「大樹・・・・・・・・・無事よ。」

吉野大樹「無事でよかったな、その機体はあの時の・・・・・・・」

ラウラ「ファントムⅢよ・・・・・・・・・・新星インダストリー社から借りたの・・・」

吉野大樹「そうか、取りあえずアンサーズは集結命令が出ている。隊長達と合流するぞ!」

ラウラ「了解しました。」

助けてくれたのは大樹であった。
それだけではない、神楽少尉やロザなどのある程度の面々が揃っている。

大樹達の姿を見たラウラはとりあず安心した。
あのSvー56を見続けていたら気が狂いそうだったから。

それにしても致命傷を負ってまで戦う程の神経普通じゃない。

ゼントラーディ軍でもあれほどの攻撃を受けても戦えないし。
監察軍でもそこまで戦える奴など・・・・・・・・・

ラウラ「ねぇ・・・・」

吉野大樹「なんだ?」

ラウラ「致命傷まで負ってまで戦える奴なんているのかな・・・・・・・・」

ラウラはその疑問が残ったので、大樹に聞いて見る事にした。
地球人ならば何か分かるはず、分からない可能性はあるけど。

何故あの敵があそこまで戦おうとするのか・・・・・・・・・・
そんなラウラの問いに・・・・・・・・・

吉野大樹「執念だよ。」

ラウラ「執念・・・・?」

吉野大樹「執念があれば致命傷を負っていようが戦う、俺の生まれた国日本の歴史には多くの致命傷を負いながらも最後まで奮戦した奴が結構いたのさ。しまいには立ったまま死んだ場合もな・・・・・・・」

ラウラ「た・・・立ったまま・・・・・・・・・ヤック・デ・カルチャー」

執念・・・・・・・
執念こそが致命傷を負っても戦う・・・・・・・・・・・

なんて恐ろしい事が・・・・・・・・
大樹の返答を聞いてラウラは青ざめる・・・・・
知っていたとは言え、地球人がこれほどまでに恐ろしい存在だったと・・・・・

以後、ラウラはこの出来事を生涯忘れる事はなかった。
地球人の恐ろしさを知った貴重な出来事として・・・・
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エリージャ・ナッタ

2018-07-15 00:17:49 | ゼントラーディ系図鑑
【所属】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ直衛艦隊
新統合宇宙軍
【性別】
女性
【生年】
1995年
【種族】
ゼントラーディ人
【階級】
1級空士長
少尉
【解説】
ラプラミズ艦隊に所属するゼントラーディ人
ナッタ隊と言われるクァドラン部隊を率いており、ラプラミズ旗艦に所属している。
第1次星間大戦時はマクロスとは包囲だけで直接戦った事はないが。
カムジンの問題行動に対していち早く察して、ラプラミズに報告した。
ボドル基幹艦隊本隊決戦後も生き残り、地上戦に従軍。

戦後、新統合宇宙軍に所属しブリタイのノプティ・バガニス級のクァドラン部隊指揮官として参加。
3年後にマイクローン化し可変戦闘機パイロットに機種転換した。
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ラシャーダ・トリスタール

2018-07-12 23:25:09 | ゼントラーディ系図鑑
【性別】
女性
【種族】
ゼントラーディ人
【所属】
新統合宇宙軍
【階級】
中尉
【生年】
1995年
【解説】
ゼントラーディ人の新統合宇宙軍軍人。
第1次星間大戦時の可変戦闘機訓練生第1期の兵士である。
クァドラン・ノナに乗っていたパイロットであり、腕前はクァドラン乗りに劣るが。
必死に勉強した結果それすら上回る結果になったと言う。
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プラム・スモルト

2018-07-12 23:09:17 | ゼントラーディ系図鑑
【所属】
新統合宇宙軍
【性別】
女性
【種族】
ゼントラーディ人
【生年】
1997年
【階級】
少尉
【解説】
新統合宇宙軍惑星エデン防衛軍所属、少尉。
元ゼントラーディ軍フェルナ直衛艦隊所属のメルトラン。
性格は勝ち気であるが、そこまで怒りっぽくない感じ。
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ミラーン・キザキ

2018-07-12 22:58:48 | 地球人系図鑑
ミラーン・キザキ
【所属】
新統合軍
【生年】
2055年
【種族】
ゼントラーディ人と地球人のクウォーター
【父親】
ガムリン・木崎
【母親】
ミレーヌ・ジーナス
【階級】
少尉
【性別】
女性
【解説】
ミレーヌ・ジーナスとガムリン木崎との間に産まれた次女。
18歳で新統合宇宙軍に所属し、バトル7直掩飛行中隊に所属した。
他の姉妹と比べると地味め。
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ナディリア・ターラ

2018-07-11 00:56:30 | ゼントラーディ系図鑑
【種族】
ゼントラーディ人
【性別】
女性
【所属】
新統合宇宙軍VF-Xダンシング・スカル
【階級】
少尉
【生年】
1996年
【解説】
VF-Xダンシング・スカルの直掩部隊に所属する女性兵士。
元ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ艦隊のジナール隊のエースであった。
彼女はミリアに対し強い忠誠心を持っている。
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