マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

キタクラ・マヤ TDF(地球防衛軍)警備班長

2018-07-11 00:43:03 | 日記


本日はスーパー特撮大戦2001に登場するオリジナルの警備班長。
キタクラ・マヤを作りました。
キタクラ参謀の娘であり、軟弱な面もありますが。
己の勇気を持ち悪と戦います。
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ジーナス一門の日常 ありがとう虹子さん

2018-07-11 00:35:07 | マクロスキャラクターブログ
(作画・虹子さん)

西暦20××年某月某日・・・・
マクロスワールドの世界・・・・・・
マクロス外伝蒼い髪のメルトランの主人公ラウラは上機嫌であった。

ジーナス一門の日常を乗っ取る程に・・・・・・・・・・

そんな虹子さんから絵を貰ったそんな話の話・・・・・・・・・・

【登場人物】
ミリア・ファリーナ

モアラミア・ジフォン

ラウラ・ベルタリア

吉野朝灯

デワントン・フィアロ

【本文】

ラウラ「虹子さん、私とモアちゃんの絵を描いてもらってありがとうございます。数百名いる、オリジナルキャラでようやく脱SDキャラになりました!!凄く感激で、興奮しています!!」

モアラミア「あたしはきちんとマクロスM3出典なんだけど・・・・・・ってあんたも立派にヴァリアブル・ファイターマスターファイルの登場人物じゃない。」

ラウラ「いいじゃん実質オリキャラのようなものだしぃ・・・・それにしても私に似すぎて感激。」

とんとん

ラウラ「なぁに?私の可愛い三女のアサヒちゃん?」

アサヒ「なぁにじゃないわよ・・・母さん、興奮しすぎて大声でミリアに勝った!!よっしゃ!!と叫ばないようにしてよね、下手に騒いで私の息子ハヤテに影響してしまうんだよね。」

ラウラ「ふっ・・・・・・いいじゃん、事実勝ったから。」

モアラミア「何が勝ったのよ!!カットラスのテストの時負けたじゃん。」

ラウラ「うっ・・・・・・・まだ私の主役の作品は完結してないし分からんよ。」

モアラミア「どうせ負ける癖に・・・・・知名度の面では所詮書籍だけのキャラだし。」

ラウラ「ぎっく・・・・・・まだ分からないわよ、まだ・・・・・・・・」


デワントン「盛り上がっているわね。」

ラウラ「あっデワントン2級空士長!!これ描いてもらったんです。」

モアラミア「私もいるんですけどね。」

デワントン「どれどれ・・・・・・・中々じゃない誰が描いたの?」

モアラミア「虹子さんです。」

デワントン「ニジコ1級空士長ね、新統合軍の軍人の傍ら絵が得意なのよね。流石だわ。」

ラウラ「本当に感謝で一杯です!!この調子でミリアに勝つぞ!!」

モアラミア「負けてしまえ!!レディブルー、へましてしまえ!!」

アサヒ「お母さん、いい加減大人げない行動は慎んでください!!」

ラウラ「機嫌がいいんだ!!あのいつも怒りっぽくて、自意識過剰のミリアに負けるかってんだ!!わはははははははははははは」

誰が私に勝つだと?

ラウラ「うっ・・・・」

デワントン「ミリア・・・・」

アサヒ「ファリーナ・ジーナス大佐!!」

モアラミア「ママ・・・・・・・」

ミリア「ラウラ・ベルタリア・・・・・・・・お前・・・・・・ニ度と・・・・・バルキリーに乗れないほどのトラウマを植え付けてやるからな!!」

ラウラ「はぅ・・・・・ま・・・・け・・・る・・・か・・・」

アサヒ「動揺し過ぎです・・・・・母さん。」

【ジーナス姉妹】
コミリア・マリア・ジーナス

西暦2011年3月生まれ
ミラクル・ジーナス

西暦2017年生まれ
ミューズ・ジーナス

テレーズ・マリアフォキナ・ジーナス

西暦2022年生まれ(双子)
エミリア・ジーナス

西暦2024年生まれ
ミランダ・ジーナス

西暦2026年生まれ
ミレーヌ・フレア・ジーナス

西暦2031年2月2日生まれ
モアラミア・ジフォン

生年不明
【ジーナス夫婦】
マクシミリアン・ジーナス

西暦1993年.北欧出身
追記.ジーナス姓はジェナスとも言われ、イギリス由来。
ミリア・ファリーナ

西暦1995年.クローン製造施設衛星産まれ
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第216話 血塗れになりながらもファントムⅢに辿り着く

2018-07-09 18:16:03 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラとメラルはファントムⅢのある格納庫に向けて走っていた。
今のところ、敵勢力による攻撃はない。

このまま一気にファントムⅢのある格納庫に到達できそうな感じがしてきた。

が・・・・・・・・・・

ラウラ「後少しなんだけど、近づく事は難しいな・・・・・」

格納庫周辺は自由アルゼンチン軍が展開して近づけない。
どうやって、進めばいいのか・・・・・・・
警備は厳重であり、判断を間違えば自分の生死に関わる。

タイミングを見ないで一気に撃たれて死亡と言うのは・・・・
エースを売りにして生きてきたラウラにとって屈辱的であった。

どうにかしてここを突破しないといけないけど・・・・・・
ラウラは何かを探して、突破口を探す・・・・

すると・・・・・・

ラウラ「うん・・・・・・」

一人の自由アルゼンチン軍の兵士がいた。
格納庫に向けて攻撃をしている兵士のようである。

こいつを拘束し喉元を切って、装備品を奪えたら状況もかなり変わる・・・・

メラル「ラウラ・・・・どうするつもり?」

ラウラ「あの兵士から装備を奪う。」

メラル「正気か?」

ラウラ「私は正気よ、そうでもしないと突破できないし。」

メラル「案外強引だな・・・・・・・」

ラウラの兵士から装備を奪う判断に、メラルは強引だという。
その理由は、バレて攻撃され殺されていまうから。
そう言った可能性を踏まえて、メラルはラウラがこれからやる事を強引だと言った。

かと言って自身にはそれに替わる対策はない。

メラル「はいはい、やればいいんでしょ。」

ラウラ「ほほぉう、強情張りなメラルにしては素直だね。」

メラル「私はいつでも素直だ!!」

ラウラ「はいはい、うひひひひ」

ラウラの策に乗るしかない。
自分に策がないならば、策に乗るしか道はない。
馬鹿に反抗して、ずっと待機するのは正直ゼントラーディ人として出来ない。

むしろ、戦死したならばゼントラーディ人として名誉である。

ラウラ「さぁて行きますか。」

そんな事を思っているメラルを知らずか、ラウラはゆっくり動き出す。
目標は格納庫に向けて発砲している自由アルゼンチン軍二名。

自由アルゼンチン軍に向けて移動しているラウラを.......

アム「あれってラウラじゃない?」

オルガ「ラウラのようね、でも一体何をするつもりなの?」

アム「とりあえず、援護しないと。ラウラには私のファントムⅢちゃんに乗ってもらわないと。」

オルガとアムが見かけた。
アムは自分の愛する機体であるファントムⅢに乗ってもらおうと。
ライフルを自由アルゼンチン軍兵士に向ける。

「ぐあっ」

ラウラ「うぉっ、丁度いい時に兵士が死んだわ。」

メラル「後一人はどうすんだよ?」

ラウラ「まぁまぁ慌てない。」

アムの狙撃支援で自由アルゼンチン軍兵士一名が死んだ。
予想もしていなかった事態に、ラウラは天の恵みのように喜んだ。

メラルに疑問を持たれている中、もう一人を殺そうと背後からナイフを持ち迫った。

「がっはぁ」

ラウラ「またしても、天の恵み。私はなんてついているんだろう。」

また一人、アムの狙撃により射殺された。
二度続く天の恵み、ラウラはラッキーと思いFN FALを二つとる。
新統合軍でも引き続き使われている、アルゼンチン陸軍であり。

反英思想、反統合思想を持つ元アルゼンチン陸軍兵士が....
自由アルゼンチン軍に参入した際に持ち込まれた物だろう。

ラウラはありがたく、FN FALを持ち。
もう1つをメラルに渡した。

メラル「でFN FALを手に入れたが、次はどうするんだ?」

ラウラ「このまま射撃しながら、敵がいる中を突破する。」

メラル「おいおい、それはまた強引だな。」

またしても、強引な突破。
メラルはラウラの強引すぎる作戦に、頭を抱えて呆れた。
強引な作戦を一度どころか二度までも。

さっきは格納庫にいる兵士から支援攻撃をしてくれたから良いものを。
また支援攻撃してくれる保証はない。

かと言って、それに替わる策はないけども。
メラルはまたしてもラウラの強引な作戦に乗られてしまいそうになるが。

メラル「手榴弾(グレネード)、いや格納庫前の屍体の山」

手榴弾と目の前に転がる死体の山を見つけた。
メラルはこれを上手く有効活用出来ないか考えた。
でも、どちらかを取る必要がある。

このままラウラの強硬突破作戦に乗られて、死ぬか提案して危険を回避するか。
そのどちらを取るか、メラルは考える。

結果。

メラル「死体に紛れていこう、幸い入り口付近まであるようだから。」

ラウラ「死体に紛れるね、それもいいかも知れない。血の臭いが付着するけど。」

死体に紛れて移動する事にした。
メラルはそれをラウラに提案すると、案外すんなり許可した。
ラウラの視点から許可した心情を察すると、強引な作戦は正直。

考えた自分ですら怖くなった。

ラウラ「取り合えず、血の臭いを気にせず死体の山を進んでいきますか・・・・・・・匍匐前進で。」

メラル「あぁ・・・・取り合えず、敵にばれないようにしろよな。」

ラウラ「はいはい分かっていますよ。」

メラル「本当に分かっているのか?こいつ・・・・・・・」

二人は匍匐前進で死体の山を進む。
ゆっくりとゆっくりと死体の山に紛れ、ファントムⅢのある格納庫へ向かっていく。
進むのはいいのだが、やはり血の臭いと硝煙の臭いがつくので二人の気分は悪い方向へ進む。

吐くまではいかないが、気持ち悪い事には変わりは無い。

オルガ「二人は何処へ行った?」

アム「分からない、何処かにいると思うけど・・・・・・・・」

オルガとアムはラウラとメラルの二人を探す。
一体何処へ行ったのか・・・・・・・何処で何をしているのか・・・・・

まさか・・・・・・・・流れ弾に当たり戦死してしまったのか・・・・・
心配する二人であるが・・・・・・そのラウラとメラルが死体の中を匍匐前進をしているとはまったく知らない。

探したいが、自由アルゼンチン軍兵士からの攻撃で探す事は困難。
どうか、無事でいてもらいたいが・・・・・・・・・・

一方・・・・・・・・・・・

劉夢華「くっ・・・・・・なんとか非戦闘員を避難させる事に成功したけど。」

カゴメ「私たちが防弾チョッキを着て戦闘参加するとはね・・・・・」

夢華らアルタミラガールズは、戦闘に参加していた。
演習の際に第29飛行隊のコマンチに同乗したラウラ等のメンバー以外のアンサーズが防戦している地域とは別の地域で・・・・・

非戦闘員の部類である夢華達であるが、夢華が元警務官であり戦闘員としての素質があり。
夢華を残してシェルターに入れないとして、カゴメと美弥も防弾チョッキとヘルメットを被り銃を取って戦う事にした。
むしろ、仮にシェルターに入ろうとしても周りからの目も気にしてしまうので・・・・

自然そのままの流れで・・・・・・・・・・

相沢美弥「それにしても、ラウラ達は無事かな?」

カゴメ「何を言っているのよ、第29飛行小隊と一緒にいるんだし無事じゃない。」

相沢美弥「そ・・・・それもそうね・・・・・」

美弥はラウラの事を心配しているが、カゴメは第29飛行小隊にラウラがいる事を理由に大丈夫じゃないと軽く言う。
それを聞いた美弥は安心したかのような表情を浮かべ安堵する。

しかし・・・・・・・・

劉夢華「・・・・・・・・・」

カゴメ「モン・・・・何を見ているの?」

劉夢華「あれ・・・・・・・・」

カゴメ「あれ?」

相沢美弥「あれって何よ・・・・・?」

劉夢華「あれ・・・・あそこに倒れているの・・・・・・・・・・・・・VAH-1コマンチじゃない・・・・・・・」

双眼鏡で遠くを見ていた夢華が倒れているバトロイド形態のVAH-1コマンチを見つけた。
そのコマンチに乗っていたのは・・・・・・・・ラウラとメラルである。
夢華のコマンチじゃないと言う言葉は、カゴメと美弥に戦慄を覚えさせる・・・・・

まさか・・・・・・・・ラウラが死んだのではないかと・・・・・・・・

劉夢華「でもハッチは開いている・・・・・・恐らく脱出したんじゃないかと・・・・・」

相沢美弥「生きているのは確かだけど・・・・この乱戦の中じゃ・・・・・」

劉夢華「・・・・・ラウラは大丈夫・・・・結構、あの子は強い幸運の持ち主だから・・・・・・」

ハッチが開いているからすると脱出している可能性がある。
だけど、脱出してその後乱戦に巻き込まれて生きているのか死んでいるのか分からない。
美弥やカゴメは心配するけど、夢華はラウラが死んでいないと思っている・・・・・

数々の幸運に恵まれ、各地の戦場を経験したゼントラーディ軍の元エースかつ・・・・・
これからの新統合軍のエースの卵だから・・・・・・

ラウラ「うっぷ・・・・・」

メラル「吐きそう・・・・・・・」

いろんな人に心配されているとは知らず、ラウラはメラルと共に死体の山の囲まれながら匍匐前進で進む。
死体から流れる血と硝煙の臭いで、ラウラ達の気分は最悪であり。
上では、数多くの銃弾がビュンビュンと飛び交う・・・・・・・・・・

ゆっくり動くのもいいけど、下手すれば手榴弾が落ちてきて人生はそこでゲームオーバー。
早くここを脱出して格納庫に行かなければ・・・・・・・

ラウラはそう思いながらメラルと共に格納庫に向かった。

オルガ「おわっ!!」

アム「どうした・・・・おわっ!!」

オルガとアムの二人の前で、死体の山から手が出てくる。
一体なんだと思って警戒すると、中から・・・・・・

ラウラ「よっ・・・・・」

『ラウラ!!と・・・・誰・・・・』

メラル「第29飛行小隊のメラルです・・・・・・」

オルガ「無事だったので、早く入って!!」

死体の山の中を匍匐前進してきたラウラとメラルであった。
二人の全身は血で汚れており、多少臭いし・・・・不気味である。

アムは・・・・・・・「血で汚れているけど、私のファントムⅢちゃんに乗せても大丈夫?」と思ってしまう・・・・・・・・・・
なんたって今の二人は・・・・血塗れ・・・・・・・コックピットに乗せたら血で汚損させてしまうと・・・・・・・・

だけど・・・・・今はそんな贅沢を言う程余裕は無い。

外は戦闘中・・・・・・
血塗れで・・・ラウラに付着した血で汚損させてしまう心配より。
戦闘で破壊され、何も残らない結果よりかは・・・・・マシ・・・・・・

アムは涙ながらに、汚損させてしまう事を覚悟した。

アム「とりあえずなんだけど、ラウラ・・・・・私のファントムⅢちゃんに乗ってくれる?」

ラウラ「飛べるんですか?」

アム「一応、ハッチを空けてゼロゼロ発進させる事になるけど・・・・・君の腕なら大丈夫だから。」

とりあえず、ラウラにはファントムⅢに乗ってもらう。
もしもの場合に備えてのゼロゼロ発進用の装備を用いて、滑走路に頼らず出撃してもらう。
ファントムⅢに搭乗してもらい、この厳しい状況を打開してほしい・・・・・

ハッチは開けられる状態だし、早く出撃してくれれば楽になる。

アムはラウラがファントムⅢを乗った事を確認すると、ハッチを開けた。
幸いハッチの先には敵兵士はいない。

アム「一時的に退避!!退避!!」

ラウラが発進するので、アム達は退避する。
この場にいたら、吹き飛ばされ壁に激突し死亡してしまう。

一同は整備班の待機室の中に押し切るように入る。

「よし敵は怯んだぞ!突撃しろ!!」

自由アルゼンチン軍の兵士は格納庫に向けて突撃した。
ぞくぞくと兵士が格納庫に入る、コックピットの後ろを振り返ったラウラは・・・・・

ラウラ「やば・・・・・・・・出ないと!!」

と危機感を覚え、操縦桿を握りレバーを引いた。

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ」

ラウラの乗るファントムⅢは勢いよく、格納庫から出ていた。
エンジンによる力が兵士たちを遅い、吹き飛ばし壁にぶつけ殺傷する。
かろうじて生きていた兵士は、もう使い物にならないような状態になる。

コウ「今だな・・・・・・」

オルガ「一気に制圧しろ!!」

『ハッ』

オルガの号令の元、ザースロン機関工作員たちは突撃し残りの兵士の掃討戦入る。
一気に止めを刺して、格納庫周辺を奪回するつもりである。
その姿をラウラは上空から眺めていた。
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サリア・マラシャッタ

2018-07-08 23:50:06 | ゼントラーディ系図鑑
【所属】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊
新統合宇宙軍
【種族】
ゼントラーディ軍
【性別】
女性
【生年】
1994年
【解説】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊に所属していたゼントラーディ軍軍人。
ラプラミズ直衛艦隊の1級空士長であり、ミリアのライバルの一人であった。
勝ち気な性格であるが、思いやりのある人物であり、部下から慕われている。
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第215話 ファントムⅢを探せ!アムを救え!

2018-07-06 23:50:01 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラとメラルは炎上する基地の上を飛行していた。
基地の各所では戦闘車両が燃え、兵士達の遺体が転がる。
その状況を打開すべく多くの統合軍の兵士達が迎撃しながら奮闘する。

各所で炎上、多くの兵士達が傷ついていた。

メラル「何処も酷い・・・・・・今まではこんな事がなかったのに・・・・・」

ラウラ「しかし、何故このタイミングで?」

メラル「分からない、でもこ言う事は初めてで・・・・・・」

あまりにも突然の強襲で、指揮系統が崩壊し。
フォークランドの各地では自由アルゼンチン軍により占領されてしまう。
更に洋上に展開するアクラ級艦隊による巡航ミサイルの空爆で、かなりの損害を被る。

あまりにもあっけない戦線の崩壊にメラルは信じられないと言わんばかり、震える。

            【フォークランド・ファントムⅢ格納庫】
格納庫では死闘が続いていた、アムと警備班達は疲弊し疲れきっていた。
マスクを被った兵士だけではなく、一般の自由アルゼンチン軍兵まで加わっていた。

アムはもうダメかと思ったが。

アム「ん?」

外を見ると、兵士たちが倒れ、黒い服装に赤いベレー帽を被った面々が代わりにいた。
一体、連中は何者なのが..........アムは混乱しながら見ている。
その中の一人の兵士が近づいてきた。

オルガ「大丈夫ですか?」

アム「なんとかね・・・・敵は・・・・・」

オルガ「我々がなんとかしました。ここは危険ですので、地下のシェルターへ避難してください。」

その兵士はオルガであった。
黒い服装に赤いベレー帽を被っている兵士はザースロン機関の構成員。
今回の事件が起きた時。

フォークランドに潜んでいたVF-X-8ファントムⅢ奪取する全ての作員を倒した。
そして、格納庫付近に現れた工作員支援の特殊兵士の一団を殲滅。

ファントムⅢが奪取されるリスクを全て排除した。
なぜ、工作員や特殊兵士の存在を知っていたのかはザースロン機関各工作員が監視していたからである。

アム「私は避難できません、それに私の大事なVF-X-8は地下にもありますから。」

オルガ「しかし、命と機体は・・・・・・」

アム「私はどちらも好きです、それに護衛する兵士の数が無ければ私が銃を取り戦えばいいです。私は元通信兵だったとは言えゼントラーディ軍の軍人ですから。」

オルガ「・・・・・・・・・・分かりました、命令は従ってもらいます。」

アム「はい!!」

避難するようにアムに求めるオルガだが、アムは拒否する。
折角開発を進めていたファントムⅢを置いて逃げることができない、それに今あるここの1機だけではなく地下にもある。
どちらも工作員に奪われたり、戦闘で破壊されるのを黙って見ているのがアムからすれば死に匹敵する程嫌である。

ならば以前の経歴であるゼントラーディ軍の軍人であった事を生かし戦うしかない。
アムの覚悟を見たオルガは命令に従う条件でそれを許した。

少しでも戦力がいた方が戦況が楽になる・・・・・・・・
アムの覚悟が本物であれば、十分に戦力になると・・・・・・・

オルガはそう判断してザースロン機関と共に戦う事を許可したのだ。

コウ「新手が来たようだぞ・・・・・・・」

オルガ「全員迎撃ポジションについて!!」

新たな敵部隊の登場し、オルガは部下に指示を出して迎撃ポジションにつかせる。
なんとしてもVF-X-8を守るために・・・・・

そう意気込んでいたオルガ・・・・・・・・・何かを忘れているようなと思うのだが・・・・・・・

それが分かるのは後ほどであった・・・・・・・・

               【東フォークランド・第9飛行場付近上空】

ラウラとオルガは東フォークランド島にある、第9飛行場付近にいた。
既に上空では激しい航空戦が繰り広げており、入り込んだら流れ弾に当たりそうな雰囲気が出ている。

ラウラ「どう近づけそう?」

メラル「無理、既にアンサーズ2個小隊がバトロイドで応戦しているけど・・・・・・激戦地帯・・・・私の身が危険よ。」

ラウラ「身が危険か・・・・・・・・・」

メラルにどうにか自分の愛機の近くまで降ろせないか聞くが、既にラウラのバルキリーのある格納庫は激戦区であり。
まともに降ろせる状況ではないため、メラルは近づいてくる敵を撃破しているが。
敵の出現エリアがバラバラであり、アクラ級から上陸したであろう対空車両の攻撃もあってか・・・・・
どのようにして、ラウラのあるバルキリーのある格納庫まで行けば分からない。

下手すれば対空射撃により撃墜されるか、上空に飛んでいる敵可変戦闘機に撃墜されるかのどちらかになる。

メラル「とにかくやれるだけの事はしてやるよ。」

ラウラ「できるだけの事?無茶とかとかの部類だよね?」

メラル「そうじゃなくてさ・・・・・・・・・・まぁいいけど。」

メラルはそう言ってバトロイド形態に変形し、地上へ降下した。
徒歩で格納庫へ向かうつもりであろう、それならば対空砲の攻撃を受けなくて済む。
そう・・・・・・・ラウラは思った・・・・・・

その後、安全に ・・・・・・・ 安全に・・・・・・・メラルはラウラを乗せて格納庫まで向かう・・・・・・・

ラウラ「わっ!!」

突然、横からデストロイド・オクトスⅡがラウラとメラルが乗るバトロイド形態のコマンチの前に出現した。
オクトスⅡは二人が驚く間もなく、コマンチを押し倒し破壊しようとする。

メラルはなんとかして引き離そうとするが・・・・・・・

メラル「もう駄目だ、脱出する。ラウラも急いで!!」

ラウラ「引き離す事はできないの?機銃掃射とかでいろいろ手段は・・・・・・・・・・」

メラル「そうしたいんだけど、機銃が撃てないのよ。」

ラウラ「撃てないって・・・・・・」

オクトスⅡのパワーに押されたばかりか、機銃掃射部分が壊れ引き離す事が出来ない。
このままでは次第に追い詰められ、オクトスⅡに破壊される可能性が出てきた。

更に言えば、二人が脱出する前に脱出装置が壊れ脱出できず二人とも圧死してしまう可能性も・・・・・・

そうなる前に脱出し、ここから離れないといけない。
戦場であるので拳銃などの軽い装備を持たないと、生存率はかなり低下する。
ラウラとメラルは白兵戦の最低限度の装備を持ちそのまま離れる。

メラルのコマンチは誰も乗り手がなくなった事で、オクトスⅡはその場から去ろうとしたが・・・・・
M1エイブラムスの砲撃を受けそのまま撃墜されてしまった。

ラウラ「白兵戦か・・・・・・・・久しぶりのように感じる。」

メラル「何処で白兵戦をやったの?」

ラウラ「惑星エデンでちょっとね、普段着でやっていたんだけど。」

破壊された軍の連絡鉄道の駅の中を進むラウラは、惑星エデンの白兵戦を思い出した。
あの時とかなり状況は似ている・・・・・・・

可変戦闘機戦とはかなり異なった緊張感を持つ・・・・・・死闘が・・・・・・・

メラル「この近くで近い格納庫は・・・・ここか・・・・・ラウラ!!」

ラウラ「どうしたの?メラル?」

メラル「ここの格納庫はどうかな?・・・・・、あの方角だと炎上している様子はない。」

ラウラ「ここの格納庫って何処・・・・少し見せて・・・・・」

メラルが地図をこの格納庫は行かないか?・・・と言ってきた。
ラウラはメラルから地図を借りて、メラルが言う格納庫のある所を見た。

そこの格納庫がある場所は・・・・・・・・・

ラウラ「ファントムⅢのある格納庫・・・・・・・」

ファントムⅢのある格納庫であった。
現在、オルガとアムが自由アルゼンチン軍を相手に戦っている。

メラルの言う通り、戦火による被害が今のところ少なく行くにはうってつけの場所であった。
ここに行けば、ファントムⅢがありそれに乗れば戦場に復帰する事が出来る。

だけど、そこが安全であるとも限らない。

敵歩兵がフォークランドを襲撃しており、何処に潜んでいるか分からない。
それにアクラ級からのミサイルによる攻撃に道中で巻き込まれる可能性もある。
下手すればミサイル攻撃か、敵の銃弾に撃たれて死ぬ可能性だってあるのだ・・・・・・・・

それに生身の人間だし、直ぐに砲撃でもあれば自分の体の肉塊はいろんな場所に飛び散るか・・・・
消え去る程細かくなるだろう・・・・・

行くかどうかは・・・・・・・・・・・ラウラが決める・・・・・
ラウラが決めた結果は・・・・・・・・・・

ラウラ「行かないよりかはマシか・・・・・・・・・・」

メラル「そっちのパターンを選んだのかよ・・・・・・まぁいいけどさぁ」

選んだのはファントムⅢのある格納庫まで行く事であった。
今の現状ではどの道危険である事には変わらない、行かなかったからって無事でいられる保証はないどころか。
自分が死ぬ可能性のほうが高い・・・・・

むしろ、行かないで死ぬよりかはマシである。

メラルは、ジト目でラウラの格納庫まで行く発言を聞いていたが、行かないか行くかのどっちかなのか分からなかった。
結果的に行く事になったので、そうですかと・・・・・・大して大きな反応をするわけでもなくラウラの決定に従った。

ラウラ「くっやはり銃撃戦はあるのか・・・・・・・・」

ラウラ達はファントムⅢのある格納庫へ急ぐのだが、道中やはり銃撃戦を繰り広げていた。
それどころか、M1エイブラムスとシャイアンとトマホークの統合陸軍部隊と・・・・・・
オクトスⅡとヌージャデル・ガーの自由アルゼンチン軍の激しい砲撃戦も行われている。

ラウラとメラルはここまで緊張した戦場は初めてだと、心の中で愚痴を吐いた。

「この!!」

ラウラ「何!!・・・・・うっ・・・・・」

メラル「ラウラ!!」

突然、ラウラが自由アルゼンチン軍の兵士にアサルトライフルで殴ってきた。
ラウラは両手で、それを押さえるが・・・・・・・・女であるので次第に押されていく。
どんどん、押してきてパワーバランスが崩れ、怯んだ隙に自分が殺されてしまう

・・・・とラウラは自分の危険を認識した。

「がっ・・・・・・」

メラル「これでもゼントラーディ軍のエースかよ!!」

ラウラ「メラル・・・・・・・・・・・」

押さえ込まれていたラウラであったが・・・・・・・・
メラルが拳銃で自由アルゼンチン軍の兵士の頭を撃ち抜き押さえ込み攻撃から解放された。
つい最近まで、険悪の仲だったのに・・・・・・・・

メラル「早く行くよ!!お前は私と違って可変戦闘機のパイロットだからな。」

ラウラ「ありがとう・・・・・・・メラルもやさしい所あるんだねぇ・・・・・・・・」

メラル「馬鹿野郎!!後で、ザースロン機関とやらの関係を聞くんだ、心でもらっては困るから助けたんだ!!勘違いするなよ!!」

ラウラ「素直じゃないなぁ」

メラル「うるさい!!」

メラルは自分がラウラを助けたのは、後でザースロン機関との関係を聞くためだと言う。
言葉だけならば、真面目な話だが・・・・・・・・メラルの顔は恥ずかしがっている。

そんなメラルにお礼を言うと、更に恥ずかしがり・・・・素直じゃないなと言うと照れながら怒った。
ラウラは素直じゃないメラルが正直かわいいなと思ってしまった。

                   【ファントムⅢの格納庫】
オルガとアムは、ザースロン機関や残存した警備兵と共にファントムⅢの格納庫を防衛していた。
特に敵らしい存在はなく、多少の自由アルゼンチン軍の一般兵や特殊武装の兵士と戦うのみであった。
ザースロン機関の兵士は負傷者を出したが、戦死者なし・・・・警備兵は2名戦死・・・残り4人という状態であった。

オルガ「流石はゼントラーディ人・・・・流石ですね。」

アム「一応、今は新星インダストリー社の社員で元通信兵だったけど・・・・・・私は元ゼントラーディ軍人・・・・なめんじゃないわよ!!」

アテナとオルガは奮闘していた。
戦況は厳しいとは言え、二人の闘志はこの場にいる誰よりも燃えていた。

なんとしても戦況を打開し、勝たなくては・・・・・・・
二人はそう思いながら戦う。

ラウラ「後少し・・・・・・・・」

ラウラはファントムⅢのある格納庫に向けて走る。
一刻も早く、ファントムⅢに乗るためにも・・・・・・

果たしてラウラとメラルは無事にオルガとアムと合流できるのか・・・・・・
それはまだまだ分からない・・・・・・・
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第214話 フォークランドは赤く血で燃える

2018-07-05 23:41:30 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
             【マウント・プレザント基地】
ラウラ達がフォークランド沖で自由アルゼンチン軍と接敵する数分前。
アルタミラの女性兵グループは、陸軍の通信車を借りてラウラ達の様子を見ていた。

警務隊の活動だけじゃいろいろと意味がないのでラウラ達の様子を見る事にした。

劉夢華「あらぁ演習じゃなくなったのね。」

カゴメ「誤って整備班がコマンチに実弾装備したそうよ。」

相沢美弥「へぇ重力に引かれた整備班はそうゆうミスするのね。」

ラウラ達の様子を見ているアルタミラ女性兵グループ。
結構熱心に見ているけど、半分はふざけていてガールズトークをしていた。
特に話題になったのはラウラ達が乗っている第29飛行小隊と第30飛行隊が実弾であった件。

仕事に一応関係している話題を主に・・・・・・・

劉夢華「あれ、新統合軍以外の編隊。」

相沢美弥「えぇ、何やら旧式の戦闘機が沢山。一体どうしたんだろうね。」

そうしている中で、夢華が自由アルゼンチン軍の編隊に気がつく。
その夢華の言葉に反応し、カゴメと美弥が真剣な目になってモニターを見た。

しばらくモニターを見ていると......

相沢美弥「戦闘になった。」

カゴメ「となるとこの後、戦闘になるわね。」

劉夢華「たぶん戦場はここね、なんたってフォークランドは激戦区だし因縁深いし」

カゴメ「とにかく私たちも動こう、いろいろと何か起きそうだし」

ラウラ達と自由アルゼンチン軍と交戦になったことを確認した。
それに対し、まだ空襲警報は発令されてないが。
夢華達は警戒する準備に入る、下手したらフォークランド紛争の再現となり。
フォークランド諸島全体が火の海になると。

劉夢華「とにかく非戦闘員の退却を支援しなければね。」

相沢美弥「一応来ない可能性あるけど・・・・・・一応ねぇ・・・・」

劉夢華「そう一応・・・・・・・・とにかく急いで退避させないと!!」

いつ敵が来るのか分からないので、夢華は通信車を運転し非戦闘員の避難誘導をしに行った。
手遅れになる前に出来るだけ多くの人々の命を救うために・・・・・・
戦場で逃げ送れて死ぬ人が減るために・・・・・・・

アルタミラ女性陣は普段はふざけた態度を取っているが・・・・・・・
いざって時に真面目になり軍人としての役目を果たす。

彼女達も新統合軍と言う籍を置いている身分であるので、プライベートと業務の区別はついている。
だから、今すべき事は仕事なので全力で集中し取り組む。

果たして彼女達はうまく避難誘導をしてどれだけの命を救うのか・・・・・
それはまだ分からない。

一方・・・・・・・・・・・

メラル「ザースロン機関って・・・・・・・・・やっぱりお前!!」

ラウラ「やめろ!!今は戦闘中でしょ!!」

メラル「私の腕ではそう簡単に落ちない!!どういう事なのか説明してもらおうか!!」

ラウラは周りが戦闘を行っている中で、メラルから尋問されていた。
尋問している理由は、ラウラが対テロ工作機関ザースロンと関係を持っていたから。

拳銃をラウラの方に向け、尋問してくるが・・・・・
周りは激しい死闘を繰り広げている。
そうした事からラウラはやめるようにメラルを説得するが・・・・・・・・・

メラルはそれをやめる気はないようである。

と思われたが・・・・・・・・・・

メラル「まぁいい、今回の件に関しては戦闘が終わってから説明してもらうよ・・・・それに格納庫付近に降ろし愛機に乗れるようにするから。」

ラウラ「ふぅぅ・・・・えぇぇぇぇ!?」

メラル「とにかく、一度基地に帰還して・・・・機体に乗って加勢してね。」

ラウラ「分かっている、きちんと約束は守るよ。」

メラルは基地に戻り、ラウラを格納庫付近で降ろし、自分の愛機に乗れるようにしてやると言う。
ただし・・・・・・・・・戦闘が終わって説明してもらうのが大前提として・・・・・・

ラウラはメラルとの約束を守ると言った・・・・・・・・・同じメルトラン同士の約束として・・・・・
そのラウラの発言に、メラルはにっこりと微笑んだ。

メラル「隊長、ラウラ・ベルタリア准尉を基地に送り届けますので一旦帰還します。」

ハルト「あぁ・・・・旧式機ばかりだから許可する。」

メラル「ありがとうございます。」

メラルは戦線から一時的に離脱しなくてはならないためハルトに許可を取ると・・・
案外すんなり許可してくれた。

そうとなればすぐに基地に向かわなければならない。

ラウラ「うわっメラル飛ばし過ぎ!!」

メラル「ラウラが怪しい機関と組んでいるから何か起きるんでしょ、早くいかないとまずいでしょ!!」

全力で基地まで帰還するメラル。

想像を絶するスピードであり、ゼントラーディ人であるラウラは驚いてしまう。
ここかで早くするとは思ってもいなかったから。

早く基地に向かう二人であったが・・・・・・・・

              【VF-X-8ファントムⅢ格納庫】

ラウラがオルガと共に見学に行ったファントムⅢの格納庫。
1機だけ地下に格納し、アムはいつでも飛べるように調整していた。

後でラウラが戻って来た時試乗させるために起動させている。

アム「空襲警報何かしら?」

接敵してから4分後、基地内で空襲警報が鳴り響く。
ファントムⅢを整備していたアムは空襲警報を聞いて何があったのか気になる。

格納庫内では多くの整備兵や警備兵がドタバタしていた。

アムは演習だと思っていたが・・・・・・・・・・・・・

ズゴォォォォン

アム「きゃっ!?」

突然、基地の何処かで爆発が起きてしまった。
一体何処で爆発が起きたのか、アムは突然の出来事に驚いてしまう。

別の視点では・・・・・・

劉夢華「今のは?」

カゴメ「爆発ね・・・・・・・まさか空襲がもう始まったの?」

劉夢華「あれを見て!!」

夢華達は爆発する光景を見た。
空襲がもう始まったのかと思ったが、夢華が何かを見つける・・・・・・

それは・・・・・・・

相沢美弥「オクトス・・・・・・いや発展型!!」

デストロイド・オクトス・・・・・
正確にはデストロイド・オクトスⅡと呼ばれるオクトスの発展型であった。

反統合政府思想のあるとある企業が製造し反統合勢力に横流しした物。
それを自由アルゼンチン軍が運用していた。

「基地司令、多数の飛行物体確認!!」

「迎撃できるか?」

「出来る限りやって見ます・・・・・・うわっ!!」

基地司令部では、迎撃態勢を取ろうとするがどんどん爆発し混乱が広がる。
第30飛行小隊やデストロイド部隊が迎撃に出ているが・・・・・

主役である可変戦闘機部隊が滑走路がやられ離陸できないようになってしまった。

他の島の滑走路も目茶目茶にされてしまった。

メラル「嘘、やられている。」

ラウラ「愛機の所に行けない。」

基地に戻って来たラウラとメラルは惨劇を見てショックを受ける。
炎上しているフォークランドの姿を見た二人はこの世の地獄かと錯覚する。

アム「くっ・・・・・・・まさか銃撃戦に発展するとはね。」

その頃、アムは格納庫で銃撃戦をしていた。
何者かが格納庫を襲撃してきてそれの対応をしていた。
一体何処の連中なのか分からない、緑色の迷彩服をいて顔をマスクで隠した歩兵が・・・・

「ぐあっ・・・・・・・」

アム「ちょっと大丈夫?」

「すいません・・・・・・」

格納庫内は地獄であった。
多くの兵士が自由アルゼンチン軍であろう特殊兵士の銃弾に倒れる。
本来、戦闘員ではないアムまでが応戦する異常事態になっている。

このまま救援が来るのか、アムは震えながら助けを待った。
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第213話 自由アルゼンチン軍

2018-07-04 23:53:43 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
          【サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島】
かつてイギリスの海外領土の一つであり・・・・・・・
フォークランド戦争の際アルゼンチン軍に占領され、イギリス軍に奪還された諸島である。
現在は住民が住んでおらず完全に無人島になっていた。

それは表向きの話である。

「改アクラ級の準備はどうだ?」

「ハッばっちりであります。」

実際には人が潜伏していた・・・・・・・・
新統合軍に隠れる反抗の芽が・・・・・

彼らは自由アルゼンチン軍、反統合同盟側に属したアルゼンチン軍の一部である。
統合戦争.第1次星間大戦.掃討作戦により数は減らしているが・・・・・
出来る限りの戦力を結集させ、新統合軍に打撃を与えようとしていた。

改アクア級潜水艦や通常型アクア級などの潜水艦。
A-4ARファイティングホークやシュペルエタンダールなどの旧型機。
Sv-51からSv-54などの反統合同盟が開発した可変戦闘機。
ヌージャデル・ガーやリガード.ジナールなどのゼントラーディ軍の兵器を所有していた。

「基地に潜入した工作員はどうなっているか?」

「既に準備完了です、デストロイドの奪取や基地に駐機しているVF-X-8の奪取に入ります。」

「よろしい。」

制帽を被った髭面の士官が、副官に今回の作戦に関する内容を確認する。
作戦の内容は、デストロイドの奪取やVF-X-8の奪取であった。

今回集めている戦力は主力部隊であり、工作部隊の活動が完了したら動く算段であった。

「しかし、宇宙からの援軍が来ているそうだな?」

「はい、新統合宇宙軍予備艦隊のSVF-64アンサーズだそうです。」

「アヒル野郎か・・・・・・クラビウス基地に所属していた部隊だな。」

「その通りであります。」

士官はアンサーズの事を、副官に確認した。
アンサーズの存在は知っており、副官がそう言うとすぐさま詳細を言うと顔色が少し変わる。

「案外めんどくさい相手がいるようだな・・・・・・・」

「桐原茂人.予備役少佐、彼は予備役とは言え統合戦争.第1次星間大戦を生き抜いた猛者であります。油断しているとかなり痛い目に遭うのかと・・・・・・・・・」

「いくら工作員を派遣しても難しいか・・・・・・・・」

特に茂人・・・・・・・・奴は一番警戒すべき相手であると・・・・・・・・・
この士官は、茂人と指揮するアンサーズの事を知っている。

何か因縁でもあるのか?

それをどう思って茂人達を知っているのは、その士官しか知らない。

                  【フォークランドエリア】

ラウラ「ふぁお、おはよう。」

ロザ「早くない、ラウラ?」

ラウラ「別に~」

ラウラはいつもより早く起きた。
先に起きたラウラの物音に気がついたのか、メラルは起き出した。

何やらラウラは拳銃を手入れしており、制服のスカートではなくズボンを用意している。
一体何をするつもりなのか?

ロザはそれが気になってラウラを見続ける。

ラウラ「あの~」

ロザ「どうしたの?ラウラ?」

ラウラ「なんでずっと見続けているのかな?」

ロザ「やっている事が怪しいから。」

ようやくラウラは自分を見続けているロザの存在に気がついた。
なぜ見続けているのかと聞くと、ロザから返ってきた言葉は怪しいからと・・・・・・・

ロザから怪しまれている事を知ったラウラは、凄く微妙な顔をする。

ロザ「まさか、何か怪しい事とかしてないよね?」

ラウラ「してないしてない、そんな事しているわけないじゃん。」

ロザ「本当に・・・・・・・・・そう?」

疑いの目を向けてくるロザに、ラウラは全力否定する。

それでもなお、ロザはラウラに対する疑いの目を解除しない。
むしろ逆に、深めていっている感じがする。

ロザ「噂では統合軍の対テロ工作機関と諜報戦したらしいけど・・・・それホント?」

ラウラ「!?(ぎっ・・)・・・・・・・・・そんなわけないじゃない。」

よりによって・・・・・・・・・諜報戦まで・・・・・・
一体何処から流れているのよ・・・・・・・大樹だな・・・・・・・・・

ラウラは、大樹が自分が参加した諜報戦をばらしたと思い怒りに燃える。
今度会ったら・・・・・・半殺しにしてやりたいと思った・・・・

吉野大樹「悪かったって、口が滑って・・・・・」

ラウラ「他に誰が喋った・・・・・・・誰もいないって・・・・・隊長しか・・・・・・・・・」

その結果、食事の前は大樹がラウラに殴られ血で汚れる事態になった。
ロザはまさかの事態に唖然し、その場から去る。

真相は、ロザが大樹と茂人の会話を偶然聞いただけであり。
大樹から直接聞いたわけでもなかった。

            【フォークランド諸島・新統合陸軍フライトセンター】

この日のラウラ達の業務は、昨日の演習のおさらいであった。
第29飛行小隊と第30飛行小隊の良かった所、悪かった所を反省する目的もあるのもそうだが・・・・・・

アグレッサー側であるアンサーズも、第29飛行小隊の奇策によりかなりの損害を出してしまったため。
今後奇策を講じて実行し、攻撃された場合どのような対処を取るのかの対策を協議する。

まず各小隊事に失敗点をあげてもらった、あげてもらった点を各員が改善点を提案し賛成か反対かで揉めた。
それが終わり・・・・・・・・・

メラル「まさか・・・・・・・ラウラ、あなた自身が教える事になるとはね・・・・・しかも同乗で・・・」

ラウラ「仕事だから仕方が無いでしょ、文句言わないの。」

メラル「別に文句を言っているわけじゃないけど・・・・・・・・」

ラウラはコマンチの予備座席に座り、メラルの教育をする事になった。
実際にメラルの操縦センスを近くで見て、欠点を見つける事が目的である。

実際にコマンチが離陸、第30飛行小隊と模擬戦を開始する。

オルガ「陸軍機が離陸するか。」

コウ「あぁ・・・中尉・・・・・今回の任務とは関係は・・・・・」
ザースロン機関コウ・マックフィールド准尉

オルガ「一応関係あるわ、ベルタリア准尉・・・・・・彼女も・・・・・」

コウ「例の女か・・・・・・・・」

そんな様子をオルガと同僚であるコウが見ていた。
二人は、ファントムⅢの格納庫周辺で工作員が工作活動しないか監視していた。

ラウラが同乗しているコマンチの姿を見つけ、オルガはそう呟く。
一方のコウは、不信感を持ったような顔をしながらオルガの話を聞く。

一度ラウラがミリアと共に諜報戦に参加したとは言え信用できない。
ゼントラーディ人であるし・・・・・・・・それに一般兵士である・・・・
信用しろと言う方がおかしい・・・・・・とコウは思っていた。

それにオルガが何故あそこまでラウラに肩入れするのかも・・・・・・・

オルガ「それよりアンギラスの方はどう?」

コウ「アンギラスは自由アルゼンチン軍のシンパがいないか監視している、判定はグリーンだ!」

オルガ「グリーンね・・・・・・・・それが何処まで信用すればいいのかだけど・・・・」

コウ「そうだな。」

次はアンギラスの件。
アンギラスとはザースロン機関の工作員のコードネームである。
オルガとコウは面識のない人物であり、暗号通信でしか会話してこない。

一体どんな人物なのかも・・・・・・・・・・

オルガ「さて私達は引き続き監視任務につきますか、そっちもお願いね。」

コウ「あぁ分かっている。」

オルガとコウは分かれ、それぞれの任務地に向かった。
ザースロン機関の人間が一か所に集まるといろいろと厄介。

勿論、コウやアンギラス以外のザースロン機関の人間はいるが・・・・・
一人でも多く散らばっていた方がいろいろと小回りが利く。

そうすれば想定される脅威以上の事が起きても被害は少なくなる。

ザースロン機関上層部はそう考えていた。

            【フォークランド諸島沖4km付近】

ラウラ達は、フォークランド沖4km付近に来ていた。
第30飛行小隊と模擬戦にしようかと思ったが・・・・・・
VAH-1コマンチが実弾を装備していたので周回警備に変更された。
周回警備に変更されたため、第30飛行小隊は帰還し第29飛行小隊のみが残った。

あまりにも突然の変更だったので、その戦場を間際で見る気で満々であった。
アンサーズの面々は戸惑いの表情を浮かべた。

メラル「演習じゃなくて残念だったわね、暇になるような周回警備で・・・・・」

ラウラ「うるさい!!しっかり後ろを振り返らないで操縦してよね。」

メラル「はいはい分かりました、教官殿。」

一番演習から周回警備に変更され不満に思っていたのは・・・・・
ラウラであった・・・・・・・

なんたってメラル達の戦術をすぐ近くで拝見できると思ったから・・・・・

メラル「ん?」

ラウラ「どうした・・・・・」

メラル「何かが見える・・・・・・・・」

そう思っていると・・・・メラルが何かに反応した。

一体何に反応したのかと分からないまま・・・・・・・・
ラウラは気になって、双眼鏡を前に向ける・・・・・

よく見ると黒い点がいくつか見える。

ラウラ「あれは・・・・・・・・デブラン!?」

メラル「機体は古いけど、あれは自由アルゼンチン軍・・・・・・連中・・・・何をする気だ?」

その正体は・・・・・・・・・
自由アルゼンチン軍・・・・・・・・アルゼンチン軍経由の反統合組織である。
今回いたのはアルゼンチン軍アエルマッキMB-339と攻撃機プカラの編隊。

後方にはイングリッシュ・エレクトリック キャンベラ4機が飛行している。

オードリー「あれほどの戦力を保有していたなんて・・・・・・・」

ハルト「そんな事を言っている場合じゃない、敵は何か動きあると言うわけだ!!迎撃しろ!!」

予想もしていなかった自由アルゼンチン軍の編隊。
何もしないままにするわけにはいかないので迎撃するしかない・・・・

ただ・・・・・・・・

ラウラ「私を基地に帰還させろ!!」

メラル「馬鹿かお前は!!今はそんな場合じゃないだろ!!ボケ!!」

ラウラ「誰がボケだ!!」

アンサーズの面々は同乗しているため、自由に戦う事が出来ない。
一番好戦的であるラウラからして見ると地獄のような扱いに等しい事であった。

メインパイロットであるメラルに基地に帰還しろと要求する。

メラルからすれば隊長であるハルトから迎撃命令が出ており。
このままラウラの言うとおりにして基地に帰還したら敵前逃亡行為になってしまう。

ラウラ「・・・・・(どうする・・・・・・・・)」

ラウラは今の状態を見て、オルガから渡された内容を思い出す。
オルガから渡された内容を・・・・・・・・・

オルガ「潜入工作員が入手した情報F号、敵はフォークランドに陽動攻撃計画・その間に工作員が活動開始、主力部隊が突入・・・・・・・」

ザースロン機関の工作員が入手した自由アルゼンチン軍のフォークランド侵攻。
同時にファントムⅢの奪取し戦力化。
アルゼンチンを奪還し、最終的に南米方面軍管区司令部を制圧し南米を制圧。

新統合政府から独立する算段である。

ラウラ「まさかそれが・・・・・・・・」

メラル「おい・・・・・・お前何か知っているな?」

ラウラ「わっ・・・・・・」

メラル「お前・・・・・・・・まさか内通しているんじゃ・・・・・・」

ラウラがそれを思い出すが、ついうっかり口で言ってしまい。
メラルから拳銃を向けられる。
今の発言でメラルからスパイではないかと疑われたのだ・・・・・・・

ラウラ「違うって・・・・・・・・」

メラル「何が違うのか答えろ!!」

メラルは激しい目つきでラウラを見る。
どうにか説明できないかとラウラは困った・・・・・・・・

どうにかして説明しないと・・・・・・・と・・・・・・・

ラウラ「実は・・・・・・・」

メラル「実は・・・・・・・何?」

ラウラ「ザースロン機関からの情報で・・・・・・」

メラル「はぁ!?」

とうとう、ラウラはメラルにザースロン機関からの情報だと言う事になった。
オルガには悪いけど、そうでもしないといろいろと厄介な事が・・・・・

申し訳ない気持ちがラウラを支配した・・・・・・・・

そうしている中で次の一手が・・・フォークランド基地にて・・・・・・・・・
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第212話 忌まわしきファントムⅢと再会

2018-07-03 23:52:54 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラはオルガの誘いに乗りファントムⅢを見に来た。
道中にオルガから任務内容の入ったUSBメモリを渡された。
マウスパッドで見る感じのタイプの物である。

オルガの乗るジープに乗りファントムⅢが駐機している格納庫に向かう。

オルガ「ここがファントムⅢが駐機している格納庫よ。」

ラウラ「ここですか?」

オルガ「そうよ、今は・・・・・メルトランの技術者が定期点検している時間帯だから会ったら挨拶するのよ。」

ラウラ「はい・・・・・・(メルトランの技術者)」

ファントムⅢが駐機している格納庫に到着した。
オルガから今の時間帯はメルトランの技術者が定期点検していると言う。
メルトランの技術者と言うオルガの言葉にラウラは気になる。

一体どんな人物なのだろうかと・・・・・・・・・・・・

アム「この娘が開発中止になるのは認めたくないわ。」
新星インダストリー社.開発副主任アム・ジェーム(ヒタチア)

VF-X-8ファントムⅢが駐機している格納庫で一人のメルトランがいた。
彼女の名は元ゼントラーディ軍通信兵で、新星インダストリーの社員アム・ヒタチアである
今は結婚してアム・ジェームと名乗っている。

最初はゼネラル・ギャラクシー社から誘われていたが。
アムの開発思想が異なっていたため、新星インダストリー社の方を選んだ。
入社後、最初は中々慣れなかったが。

いろいろと失敗を繰り返すうちに才能を開花し。
バルキリーの各種バリエーションのプロジェクトに参加。

最終的にVF-X-8ファントムⅢの開発主任に任される。
そしてゼネラル・ギャラクシー社のVF-X-10をリードするなど善戦する。

しかし

試作機8機と予備機2機のうち一機が奪取されてしまった。
その結果、開発中止になり彼女は落胆してしまう。

だけど、新統合軍フォークランドエリアがアムを支援。
アラスカの新統合軍総司令部や新星インダストリーには内緒で開発が進められていたのである。

ラウラ「あれがファントムⅢなのかぁ」

オルガ「結構いい機体でしょ。」

そんなアムがいる格納庫にラウラ達がやってきた。
ラウラは以前敵として戦ったファントムⅢであるが、近くで見るのは初めてである。
こうして初めて見る機体にラウラの心は深く入り込んでしまう。

敵として戦ったファントムⅢがここまで魅力的であると。

アム「あらぁあなた、この娘に興味あるの?」

ラウラ「はい、ってあなたはゼントラーディ人?」

アム「そうよ、と言っても通信兵であったけど。あなた艦隊は?」

ラウラ「私はラプラミズ艦隊に所属していたわ」

アム「私もよ、見たところ空士タイプ。昔だったらあなたが私の上官ね。」

ラウラはファントムⅢを興味深そうに見ていると、アムがやってきた。

お互いゼントラーディ人もあってか意気投合していろいろ話す。
アムはラウラから見れば部下に近いような存在であった。
なんせ通信兵は階級が低くあんまりいい評価はされていなかった。

と言いたいが、今のラウラとアムの関係を見ていれば単純にそうとは言えなかった。
様子から見る見、二人は仲良く会話した。

オルガ「あの...............」

ラウラ「あっそうだった、存在忘れていたよ。」

オルガ「忘れていた・・・・じゃないわよ、招待したのは私だったのに・・・・・・」

ラウラ「本当に悪かったってごめんね。」

すっかり忘れられて怒っているオルガに対しラウラは謝罪する。
別に完全に忘れていたわけじゃないけど、かなり悪い事をしてしまったなと思った。

忌々しい機体であるけど魅力的なファントムⅢを見せてくれたのに・・・・
これじゃあ恩を仇で返すような事を・・・・・
よく考えたら惑星エデンに関する恩もそれに入ってしまう。

ラウラは上記の事を深く反省した。

アム「プラーナ中尉、私と同じラプラミズ艦隊所属の彼女は誰ですか?」

オルガ「彼女?彼女は新統合宇宙軍予備艦隊ARMD-213アルタミラのアグレッサー部隊SVF-64アンサーズ所属のラウラ・ベルタリア准尉よ。」

ラウラ「ラウラ・ベルタリア准尉です、ゼントラーディ軍時代はキヨラ・テキーヴァ隊に所属していました。」

アム「キヨラってエースのミリアや空間猛者のエース.クロレなどと並ぶエースでしょ。」

ラウラ「そうです。」

アム「おっと・・・・・・・・・私は新星インダストリー社のアム・ヒタチア。今は結婚して姓は違うけど、まぁよろしくね・・・アムって呼んでね。」

ラウラ「よろしくアム。」

ラウラとアムはお互いに自己紹介して握手する。
握手しながらラウラはアムの姿を見る・・・・・・・・・彼女があの悪魔を開発した人だと。
悪魔を開発したと言ってもレミアが奪っただけであってアムには罪はない。

その事をラウラは理解しており、笑顔でアムと握手している。

それにアムは人柄が良く嫌いになれない。
これからもお付き合いしたいと考えるようになった。

アム「にしてもラウラ、この娘はどんな感じ?」

ラウラ「中々いいフィルムしていますよ、高機動性の高そうで相手に畏怖を覚えるような感じで好きです。」

アム「でしょ、なのに新統合軍や新星インダストリーのお偉いさんはこの娘を開発中止してゼネラル・ギャラクシーの海賊野郎に開発が集中してさ・・・・何がいけなかったのよ!!」

ラウラ「あははははははははは・・・・・・・・」

アムはファントムⅢに深い愛情を注いでいるようだ。
まるで自分の子供のように・・・・・
とは言え・・・・・・・・狂信的なアムのファントムⅢ愛にラウラはドン引きする。

アム「とは言え、この娘をVF-X-10には負けたけどなんとか新統合軍機として採用したいのよね。」

オルガ「しかし、これは正式に開発は中止になっていますので・・・・・上から首を切られませんか?」

アム「その時はその時よ、私のファントムちゃんを理解できない新星ギャラクシーなんてこっちからお断りよ!!」

ファントムⅢはフォークランド基地から支援を受けており、維持費と開発予算を至急され極秘に開発が進められている。
予備機以外の他のエリアにあったファントムⅢをフォークランド基地に集めており、それぞれの仕様の機体を稼動状態にしていた。
試験飛行は定期的に行われそのデータを元にアムはOSの改良などを行っていた。

しかし

この行為が上にばれたらただでは済まされない事になる。
下手すれば首になってしまう事であり、一気にアムは無職になってしまう。
とは言え、アムはそれでもいいと思っておりファントムⅢを理解できない新星インダストリー社はお断りだと言う。

アム「むしろあの新星インダストリー社の馬鹿社長を・・・・・」

オルガ「おいおい」

稀に過激な事を考えているが・・・・・・・・・・・
そんな中でラウラはある事が気になった・・・・・

それは安全保障であった・・・・・・・・

ラウラ「ちょっといいですか?」

アム「何か?」

ラウラ「ここの兵士たちの会話を聞きましたが、自由アルゼンチン軍などの反統合組織の襲撃があるそうですね。」

アム「稀にね、ファントムⅢちゃんがここに来る前はかなり酷くかなり基地が傷だらけで戦死傷者が結構多かったらしいわ、今は掃討戦の影響で減ったけどまだまだ組織が残っているからいつ襲撃されるか分からないのよ。」

ラウラはアムに質問するが、返答は以前は酷かった。
掃討戦があってか襲撃してくる回数が減ったと・・・・・・

自由アルゼンチン軍などの反統合組織の襲撃・・・・・・
フォークランドエリアのみならず、南米大陸は反統合勢力残党が活動が活発化している地域で有名であった。
通常型アクラ級潜水艦や改アクラ級潜水艦などの艦隊が部隊を展開し、南米各地の新統合軍基地が襲撃されると言う話はよくある話であった。

なんとかするべく2018年。
新統合軍南米軍管区司令部はアフリカ軍管区司令部や北米軍管区司令部からの応援による大掃討戦を実行した。

その結果、数に勝る新統合軍の圧勝という結果に終わり南米各地における反統合勢力の活動は激変するのであった。

とは言え・・・・・・・・・・
まだまだ残党が全滅したわけではなく、小規模の残党部隊は一定期に決起し襲撃するケースは2021年経っても途絶える事はなかった。

ラウラ「こいつは反統合勢力には有効なの?」

ラウラはファントムⅢが、反統合勢力に有効であるのか聞いた。
ファントムⅢの性能は身をもって知っているが、実際に反統合勢力などに有効なのか。
それは今のところ良く分からない・・・・・・・

返ってきたアムの答えは・・・・・・・・・・・・

アム「何を言っているのよ、どんな過酷な任務でも対応できるように設計されているのよ。有効であるに決まっているじゃない。」

ラウラ「有効か・・・・・・・・・なるほどね・・・・・・過酷な任務か・・・・・・・・・」

アム「あらぁ?何を考えているの?」

その反統合勢力には有効・・・・・・・どんな過酷な任務を耐えゆる性能を有している。
実際にファントムⅢと戦った事のあるラウラはその性能に納得する。

過酷な任務に耐えゆるあの性能だから強い・・・・・・・・
レミアと言う凄腕が乗れば凶悪に強くなると・・・・・・・・
アムと言う開発技術者はかなり優秀・・・・・・とんでもない化け物を作ったと・・・・・・・・ラウラは思った。

オルガ「・・・・・・・そろそろ、時間だし帰るとしますか・・・・・・」

アム「もう行ってしまうの?まだまだ楽しむ要素はあるのに・・・・・・・」

オルガ「我々にもまだするべき仕事はありますので。」

アム「しょうがないわね。」

もう時間がないので、オルガは帰ると言う。
アムはまだまだ残ってくれないかと言うが、オルガにはまだやるべき事があり。
そのオルガの事情を察したアムはしょうがないと言う。

オルガ「では失礼します、行くぞ准尉」

ラウラ「あっ・・・・はい・・・・・・では失礼しますアム。」

アム「また来てくださいね~♪」

ラウラはオルガに連れられ格納庫から出る。
アムは笑顔で格納庫からで出て行く二人に笑顔で手を振る。

格納庫から出たラウラとオルガは横一列になり歩いた。

オルガ「ラウラ、これを渡す。」

ラウラ「USBメモリー・・・・・さっきの・・・・・」

オルガ「任務の内容だ・・・・・・出来れば周りに人がいない場合に頼む・・・・いろいろとやっかいになるので。」

ラウラ「分かった。」

その道中にオルガから任務内容の入ったUSBメモリを渡される。
このUSBメモリは機密情報が入っており、周りの人間に見られたらかなりやっかいな事になる。
同室なのか、ロザであるが・・・・・・・・今帰る場所はメラルのいる部屋である。

なんたってまだ・・・・・・・・・・・始末書が残っているのだから・・・・・・・・・・

メラル「おっ遅かったじゃん♪」

ラウラ「結構いい物見れたから遅くなった。」

メラル「いい物見れたのはいいけどよ、早く始末書を終わらせた方がいいんじゃねぇか?」

ラウラ「それは・・・・・・・・・分かっているわよ!!」

部屋に帰れば既にメラルは始末書を書き終えていた。
それに時間を良く見れば就寝時間に近い時間帯であり、早く終わらせないと電気が消えてしまう。

ラウラはすぐさま始末書を書いた。

そして始末書を書き終え、茂人宛にメールで送る。

ラウラ「やっと例の物が見れるか・・・・・・・」

ようやく・・・・・・・オルガから渡されたUSBの内容を見る事が出来る。
始末書が書き終えたのは就寝ぎりぎり、ラウラはメラルの部屋から出てロザのいる自室に向かった。

その道中にマウスパッドを取り出し、USBを繋ぐ。
何処かの影に隠れUSBの中に入っていた任務内容を確認した。
その内容は・・・・・・・・・・

ラウラ「なるほどね・・・・・・・・・また厄介事だわ・・・・・・・・・他のザースロン機関の人間にやらせた方がいいでしょ。」

厄介事・・・・・・・・・
正直・・・・・・・・ザースロン機関の人間に任せればいいと思った。

なんであんな事を一般女性兵士である私にやらせるのかと・・・・・・・・・
おかしいだろと思う・・・・・・・・

ラウラ「オルガだから仕方が無いか・・・・・・・・」

オルガだから仕方が無い・・・・・・
元々工作員としてふざけているような性格な人であるから。
それにこの案件を一般兵である自分に教えるのはおかしい。

以前、このような活動を惑星エデンでやった事はあるけどさ・・・・・・・・・

一体あの人は何を考えているのやら・・・・・・・・・分からない。

オルガ「こちらチェルノ・・・・・・・・・首尾はどう?

『こちらウォルカー、首尾はいいぞ』

オルガ「そう。」

一方のオルガは自分が所属する組織の任務を遂行していた。
オルガ以外のザースロン機関の人間がおり、どうやらオルガはそいつと会話している。
どんな任務内容なのかは分からないが、さっきのラウラの反応からするにいい事ではない。

『ラウラ・ベルタリア・・・・・ミリア・ファリーナ・ジーナスと共に我々の任務に一度関与したが信用できるのか?』

オルガ「彼女は我々の存在を漏らす事はないし、何より忠実な人間よ。信頼できるに値する人物よ。」

『お前が言うのなら信用できるが・・・・・・・・・』

今回の任務にラウラが関与する事に不信感を抱くザースロン機関構成員。
その不信感を抱くザースロン機関構成員にラウラは信用できる人物だとオルガは言う。
ザースロン機関構成員はオルガが言うのなら信じると言うが・・・・・・

その口調から完全にラウラを信用してないようである・・・・・・・・・

オルガ「そちらも別の班の人間を含めて気をつけてね。」

『チェルノ・・・お前こそな』

オルガ「えぇぇ」

オルガはウォルカーと呼ばれるコードネームを持つザースロン機関構成員との通信を終える。
まだこの基地に工作員とそれを支援する反統合勢力残党は来ていない。

恐らく主力は自由アルゼンチン軍だろう。
どのような策に出るのか分からないけど・・・・・・・潰しておかねばならぬ・・・
それにここにはファントムⅢがある・・・・・

オルガ「さて・・・・どう動こうかな・・・・・」

これから起きる最悪な事態の被害の可能性を考えて・・・・・オルガはため息を吐いた。
作戦のやり方次第では両軍の血がフォークランドの大地に赤く染まる・・・・・・・
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ラミア・ベリオル

2018-07-02 23:46:22 | ゼントラーディ系図鑑
【所属】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊
新統合軍
【性別】
女性
【種族】
ゼントラーディ軍
【年齢】
1997年
【階級】
少尉
【解説】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ艦隊所属の兵士。
第1次星間大戦時はボドルザー決戦に参加、戦後を生き抜き新統合軍に所属した。
現在はマクロスシティ司令部に勤務している。
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第211話 演習の終幕とオルガとの再会そして新たな嵐

2018-07-02 23:40:30 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラとメラルは一気に決着をつけようとした。
もうそろそろ戦いを終えて、この演習を終わらせねばならない。
ファイター形態を駆使しメラルはラウラに対し攻撃をしかける。

ファイター形態はクァドラン乗りのみならずゼントラーディ人が苦手にする形態。
メラルはなんとか頭で意識している知識を用いてラウラに抗う。

ラウラ「くっファイター形態でも強力、油断したか。」

抗った結果ラウラはメラルに苦戦した。
予想もしなかったファイター形態におけるメラルの善戦。

過小評価過ぎてしまい、メラルの戦闘力を図り間違えた。
その事実に意識改革する必要が判断した。
自身も上手くファイター形態を駆使して戦えないかと・・・・・・・・

ならば・・・・・・・

カール「ファイターに形態しただと!?」

ラウラはファイター形態に変形した。
その様子を見ていたカールはラウラの突然のファイター形態に変形した事を驚く。

一体何をするのかと・・・・・・・・・

ラウラ「マックス・インメルマン中尉・・が使った戦術・・・・使わせてもらいます。」

急に加速しメラルから離れる。
離れたかと思いきや直線に上昇し高高度に・・・・・・

カール「インメルマンターンか?」

自分の縁戚であるマックス・インメルマンの戦術を使ったラウラにカールは反応する。
このままインメルマンターンを実行すると思った。

が・・・・この後、ラウラはカールの予想を裏切ろうとしていた。

メラル「がっ・・・・・」

カール「なっ・・・・・・・」

ラウラが上空から急激にUターンしてメラルを銃撃し撃墜した。
明かにインメルマンターンとは違う・・・・・・・
いや、ラウラが何もいない上空にインメルマンターンしている時点でかなり違っていたが。

実際にラウラが使ったのはスプリットSと言う飛行である。

スプリットS・・・・・・・
マニューバの一つで1180度ロール、ピッチアップによる180度ループを順次に行ったり。
ピッチアップを連続的に行うことで、縦方向にUターンする空戦機動をする事である。

ラウラはインメルマンターンをした後、すぐさまスプリットSを実行しメラルを撃墜した。

メラル「そんな・・・・・・・・・」

ラウラ「これで攻略完了、さて残りを片づけよう!!」

ラウラの戦術にあっけなくやられたメラル。
その事実に喪失感で目から光が失われた。

なんでこんな事になったのか分からない。
これがラウラの実力なのか・・・・・認めたくないがこれが事実。
メラルは頭を抱えた。

吉野大樹「ラウラ無事か?」

ラウラ「なんとかねそっちは?」

吉野大樹「神楽が被弾したが損害機なし、相手は全滅した。それに演習は俺達の勝利で終わりだ!!」

ラウラ「終わり?」

吉野大樹「俺達が片づけて隊長も終わった、完全勝利さ。」

次の戦いを迎えようとしたラウラであるが。
通信してきた大樹から演習は自分たちの勝利で終わったと告げられた。
これからも戦いを継続しようと意気込んでいたラウラは落胆した。

もう少し遊べるのかと思ったのにと・・・・・・・

そしてラウラ達は演習が終わったので一旦基地へ帰還した。

だが・・・・・・・・・・・

桐原少佐「はいこれな。」

ラウラ「これは・・・・・・・・・」

桐原少佐「始末書に関する案件だ・・・・・・・いいな。」

ラウラはバルキリーとコマンチの殴り合いの件で始末書を書かされた。
その始末書を書かされるのはラウラだけではなくメラルも同じであった。

この殴り合いは整備班に余計な仕事を増やしてしまう事になり。
それの整備班の気持ちを考えた茂人とハルトはラウラとメラルに始末書を書かせ反省させた。

始末書の書き方に関しては既に教えている。

ラウラ「なんでこうなってしまったのかしらね。」

メラル「それはあんたがやったのが悪い・・・・・そうでもしなければあんな事に・・・・」

ラウラ「なんですって!?」

始末書をパソコンで書くのだが、始末書をラウラと一緒にやる事になったメラルは愚痴を言う。
愚痴の内容はラウラが殴り合いを始めたと言う物。
確かにこれはラウラが始めた事である、それを指摘されるとラウラは逆切れする。

とは言えお互い睨みあうが直ぐに熱が冷め大人しくなる。

ラウラ「睨み合っていても始末書を終わらせないと意味がないからね。」

メラル「それもそうね。」

結局睨み合っても始末書を集中して書くことが出来ず提出期限までに提出できなくなる。
二人は黙って始末書の編集に全力をあげる。
文章構成がおかしくないか、誤字脱字がないか確認しながら・・・・・・・・

しばらくして・・・・・・・・・・

ラウラ「ん・・・・・・・」

メラル「どうした?始末書に何か問題でもあったのか?」

ラウラ「何か気配を感じる。」

メラル「気配を感じる?誰の気配?」

ラウラ「分からない・・・・・・・・・・・・敵か味方なのか・・・・・・・・・」

ラウラは何かの気配を感じ取る。
誰なのかも、同僚であれば何かの意思を感じるが・・・・
今感じる気配には何かの意志を感じる事ができず、存在感しか残らない。
その結果敵か味方なのか・・・・・・・・・

一応敵であったらいけないので制服の拳銃入れから拳銃を取り出し、出口で止まる。
メラルはそんなラウラの姿を見て大げさだと思っているが、当の本人は真剣であった。

ラウラ「誰!!大人しく身分を明かしてもらえないかな?」

出口から出てラウラは気配を感じた場所に拳銃を向ける。
そこにいたのは赤いボブカットをした若い女性兵士であった。
拳銃を向けた先の若い女性兵士は何処かで見た事がある・・・・

その女性兵士はゆっくりと振り返り・・・・・

オルガ「久しぶりねラウラ・ベルタリア准尉」

ラウラ「お・・・オルガ!?」

そこにいたのは惑星エデンで一時的に行動を共にした。
新統合軍対テロ工作機関ザースロン機関工作員のオルガであった。

ラウラがオルガと会うのは惑星エデンでの統合軍病院以来の再会であり。
オルガの元気そうな姿を見たラウラは感極まり泣きそうな程喜んだ。

オルガ「まるで泣きそうね、それほどまで私に会いたかったわけ?」

ラウラ「そうです、元気な姿が見れて嬉しいです。」

ラウラの喜びようにオルガは感激した。
自分の事をここまで思っていたとは思ってもいなかったから。

メラル「なんだ・・・・・さっきの騒ぎは?」

ラウラとオルガの再会の騒ぎにメラルが出てきた。
メラルが出てきた事により、女学生のように再会した喜びに浸っていたラウラとメラルは大人しくなる。

ラウラ「紹介するわ、この人はオル・・・・げへ・・・」

オルガ「オルナ・プラーナ中尉です、オルナって呼んでください。」

メラル「あの・・・・メラルです・・・・・・よろしく・・・オルナ・・・・」

オルガ「こちらこそね・・・よろしくメラル」

ラウラ「今のは・・・・・酷い・・・・・・・・」

オルガの事を知らないメラルにラウラは紹介しようとするが・・・・
自分の本名を外部に流出する事を恐れたオルガがエルモでラウラを黙らせ。
工作員らしく偽名で自己紹介した。

いきなりエルモの被害にあったラウラは咳き込んだ。

ラウラ「いきなり・・・・・何をするんですか・・・・・・」

オルガ「困るのよ本名を外部にペラペラと・・・・それに私は今任務中だし、機密情報を容易に話されると後でいろいろと面倒なのよ。」

ラウラ「だからってエルモをするのは酷い・・・・・・・・・・・」

オルガ「ゼントラーディ人であるラウラにはそうでもしなきゃ黙らないでしょ。」

エルモされたラウラはオルガに抗議するが・・・・・・
オルガは任務があるためあえてエルモをしたと発言する・・・・・・

確かにラウラがオルガを紹介する際に本名という機密情報を容易に話そうとし。
かなり重大かつ面倒な事に発展しそうになった。
オルガがラウラから重大情報を隠そうとした行為は正しい事であるが、流石にやりすぎである。
もう少しましな手がないのかと・・・・・・・・

オルガ「少し話あるけど付き合える?」

ラウラ「始末書を書いているんですけど・・・・・・・・」

オルガ「例の模擬戦か・・・・・・・・始末書は後にして少し来てくれない?」

ラウラ「分かりました・・・・・」

少し話がある・・・・・
何かオルガがラウラに頼み事をする・・・・・・
何があったのか分からないが聞いてやらないわけにはいかない・・・・・・

ラウラ「メラル、席を外すから始末書書いて待っといで。」

メラル「えっ・・・・・・自分の始末書はどうするのよ?」

ラウラ「その辺は帰ってきたらやるわ。締め切り過ぎて桐原隊長にドヤされるのが嫌だからね。」

メラル「あぁ・・・・・・・ねぇ・・・・分かった、行ってらっしゃい。その間に私は始末書を書いているから。」

メラルから始末書は書かないのかと言われるが、ラウラは帰って来てからやると返す。
ラウラの言葉にメラルは呆れた表情としょうがないと言う表情が混ざり合った変な顔をするが。
行ってこいといい、ラウラの外出を許した。

悪い悪いとメラルの許しに対しラウラは申し訳ないと言う表情を浮かべた。
ラウラはオルガと共にとある倉庫の一角に来た。

オルガ「ここならば会話できるわね。」

ラウラ「オルガ・・・・一体何を話すつもり?任務?」

オルガ「賢いわね、よく分かったわね。」

ラウラ「いや・・・賢いとかじゃなくてオルガがここにいる事は何か任務でそれを手伝わそうと・・・・・・」

オルガ「賢いじゃない、私の性格を熟知していて流石だわ。」

ラウラ「はぁ」

やはり・・・・・オルガが話す内容は任務の事であったか。

分かっていたとは言え、何とも納得できない感しかない。
オルガの所属するザースロン機関がなんなのかを・・・・・
もっと説明すれば、ある程度変わるのに・・・・・・・

とは言え、話を聞いてみるとするか・・・・・・

ラウラ「VF-X-8ファントムⅢがここに配備されている!!」

オルガ「馬鹿・・・・・・声が大きい。」

ラウラ「ご・・・ごめん。」

VF-X-8ファントムⅢがフォークランドに配備されている。
その事実にラウラは思わず大声をあげようとしてオルガに注意される。

惑星エデンでレミアが乗っており自身を苦しめたあのファントムⅢがここに配備されている。
とても衝撃な事であり、ラウラの感情を沸騰させるのに十分であった。
とは言え、なんでこんな所に・・・・・・・・

ラウラ「なんでここに配備されているのですかね?」

オルガ「元々このエリアはVF-X-8ファントムⅢの試験飛行場の一つだったのよ、海軍と空軍向けのね。」

ラウラ「なるほどね・・・・・」

オルガ「でも試作された8機と予備機2機の計10機のうち宇宙軍向けの1機が反統合系に奪取され開発中止になった憂き目に遭っているけど。」

配備されていた理由は、VF-X-8ファントムⅢの試験飛行場であったから。
空軍向けと海軍向けの2機が配備されており、奇数日には試験飛行が行われていた。
ここにある人物が開発は順調にやっていると発言し。

上手くいけばロールアウトが完了するかと思われた。

しかし

宇宙軍向けの1機がゲラム一味のレミアにより奪われてしまう。
それによりファントムⅢは開発中止に追い込まれる事になる。
その結果、ファントムⅢは惑星エデン宙域にてラウラと戦う事になる。

オルガ「VF-X-8ファントムⅢを見ない?」

ラウラ「今からですか?」

オルガ「うん、今から。」

突然、オルガがファントムⅢを見ないかとラウラに聞いてきた。
行く時間は今だと言う・・・・・

流石にそれではまだ始末書を書き終えていないラウラからすれば面倒な事であった。
始末書は整備に遅れを出してしまった重大ミスが発生しており早く書かないと・・・
いろいろと面倒な事になってしまう。

ラウラは悩んでしまうが・・・・・・・・・

ラウラ「少しだけならいいですよ。」

オルガ「案外素直なのね。」

ラウラ「一度戦った事のあるファントムⅢが見たくて・・・・・」

結局見ると言う選択肢を取る。
少し時間が空くのであれば始末書を書く時間には間に合わうし・・・・

オルガ「それで後で任務の詳細のUSB渡すからマウスパッド渡すから見てね。」

ラウラ「分かった。」

ファントムⅢを見た後は任務内容の確認であった。
これは正式の軍の命令ではなくオルガからの命令であった。
一体何をやらせるのか分かったもんではない。

ラウラは深くため息をつきながらそう思うのであった。
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ラミア・マルスタク

2018-07-02 00:07:18 | ゼントラーディ系図鑑
【所属】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊
新統合宇宙軍
【性別】
女性
【生年】
1999年
【種族】
ゼントラーディ人
【階級】
3級空士長
少尉
【解説】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊メロル直衛艦隊所属。
ラウラ・ベルタリアと同じ遺伝子を持つゼントラーディ人である。
リン・ミンメイの歌に感化され造反しラプラミズ艦隊に合流地上戦に参加する。
新統合宇宙軍に所属し可変戦闘機パイロットになった。
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テミア・ルージャ

2018-07-01 23:52:37 | ゼントラーディ系図鑑
【所属】
ゼントラーディ軍
【階級】
1級空士長
【性別】
女性
【種族】
地球人
【年齢】
2003年
【解説】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊メロナ直衛艦隊所属。
第1次星間大戦時、フルブス・バレンス撃沈により散り散りになり。
新統合軍による反逆者はぐれゼントラーディ軍になり。
2021年経った今でも抵抗している。
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ナカム・ジェナス

2018-07-01 08:28:30 | 地球人系図鑑
ナカム・ジェナス
【生年】
1982年
【所属】
地球統合軍
新統合軍
新星インダストリー
【最終階級】
大尉
【性別】
男性
【種族】
地球人
【解説】
新星インダストリー社の社員。
元新統合軍の兵士である。
VF-X-8ファントムⅢ開発に関与している。
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ハヅキ・インメルマン

2018-07-01 07:37:29 | 地球人系図鑑
ハヅキ・インメルマン
【生年】2022年
【所属】新星インダストリー社
【性別】女性
【解説】
カール・インメルマンの長女、ライト・インメルマンの妹。
父や兄と違い軍に入らず、民間で働く道を歩む。
兄に関しては仲は悪くないが厳しい仲。
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