建築家 の打合せ。
建物内にあえて段差をつくろうと思います。
昨今、バリアフリーの観点や、
建物の中での事故を防ぐという意味で、
建物内の段差を解消する事が当たり前になっています。
もちろん公共施設や人が集まる建物を中心に、
個人住宅でも・・・・・。
今、
個人住宅で、それと逆行した案をつくっている建物があります。
当たり前のことですが、
空間には限りがあり、ちいさな土地では、尚更です。
そんな狭小な土地での計画です。
限りある空間を有効に使い、
快適にする場合には段差が必要な場合もあります。
建て主さんは、
バリアフリーとは別の観点から考えていて、
「段差を無くす事も大事かもしれへんなー。」
でも、
「僕は段差がなくなるとすり足気味で歩いてしますなー。」
「30代で足楽するのもなー、足なまってしまうしなー。」
「先生、段差はアリです。」
「家で体鍛えるし、段差でお願いしますわー。」
最初の提案のキーワードは
「段差のある家」。
これ、狭い空間を広く感じさせるための仕掛けです・・・・・。
どの方向に進んでいくのか?
長い道のりがスタートします。
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