奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

デザインという行為が住まい造りの中でどのような意味を持つのか?単純にカタチをデザインするという訳はなくて過ごし方や趣、その空間で過ごす時間の感じ方がどのような意味をもつのか?。

2023年11月28日 | 設計の事デザインの事

 

例えばですが

デザインという言葉を聞いて

何を連想しますか?

※中庭と吹抜けを挟んだ暮らしの環境とデザインをご提案した内観イメージCGの事例

 

外見の美しさや

カッコよさなど

見た目に関わる事が多いかと思います。

ですけど。

デザイナーの佐藤卓さんの

デザインとは物事の間を繋ぐもの

という言葉に触れて

考え方が深くなった時がありました。

 

例えば、

手紙を書くときに

自分の気持ちが

より伝わるように

文字の大きさや改行の仕方などを

考えることも

デザインであると佐藤さんは言います。

 

手紙を書いた人の気持ちと

手紙を受け取る人との間に入って

それらを繋げるための

デザインということだと思うんです。

 

このblogもそういった意味では

デザインの一つで、

住まいや暮らしづくりに対する想いと

このblogを読んでくださっている方との

間を繋いでくれる

「デザイン」なのだと思います。

 

デザインが単純に

形のことを言うのではない

ということが分かると、

僕が続けている設計とは

何と何を繋ぐものなのか

深く考えることが出来ます。

 

家を設計する行為ですが

それはその先にある

暮らしそのもに繋がるデザインに。

 

「家と家族」、「家族と家族」、

「庭と家族」、「街と家族」、

「気候と家族」 ・・・・・。

 

人や暮らしの数だけ

その「こたえ」は存在していて、

その家族や家が建つ土地の条件などで

変多くの物事が変わってくるものだと思います。

 

暮らしの環境がどのようにつながり

家族の未来が良い方向へと

満たされていくのか?

漠然と、

でもそれぞれに「豊かな住まい」を考えて

深い意味で暮らしの在り処を

どのように考えるべきなのかという事を

デザインの趣として考えています。

 

自分たちが暮らすために大切なことを

どのように考えていらっしゃいますか?

 

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

 

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