奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

増築する計画により既存建物(母屋)からLDKが中庭のある空間に変化して増築部分の効能が既存への質的な改善と設計デザインによる効能で過ごし方の時間軸が程よく上質に「旅館空間」の視界へ。

2023年03月13日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※アトリエでのプランデザイン打ち合わせ(外観イメージCG・内観イメージCG)

 

人生の本当の豊かさとは何かという事柄を

見つめ直す時間としての家づくり。

 

家が欲しいだけなのか、

家が存在することで生まれる

別の何かを考えるのかという内容での違い。

※新たに増築する範囲の内観デザイン提案(平屋の特徴を活用して骨組みを見せる計画)

 

今回もそういう意味で考えると

人生の時間軸に沿って

何が必要で何がそうではないのか?

というところを掘り下げつつ

空間にどのような意味を与えるべきなのか?

という範囲を打ち合わせしているところ。

※既存建物部分にL字型に増築する事により母屋部分の既存LDKから見える風景は中庭化されます。

 

建築が生み出す空間が

どのような結果を生み出すのか?

※既存母屋となるLDK・キッチン部分からは中庭化されるテラス部分(ウッドデッキ)の存在価値が良い意味での効能に変化を遂げます。

 

過ごすことで生まれる感情や

過ごし方の質の違い等

様々な時間軸と空間で思考を整理中。

 

住まい手さんにとって既存の住まいに

プラスされる要因ばかりではなくて

空間は増加するけども

引き算としてそぎ落とすことで

豊かさや程よく

喜怒哀楽に寄り添う空間の質を提案。

 

窓が連続して繋がることで

外側の景色と印象

そしてそこから生み出される「感情」。

 

同じように既存の住まいの「LDK」空間から

繋がる「増築」範囲は

L型に配置してコの字型の中庭計画とすることで

新たに「LDK」から視界に入る風景。

 

中庭化されることで

風景が変化します・・・・・。

 

塀のように見える対岸の外観に沿って

現在の住まい、

既存の「LDK」部分からつながるように

ウッドデッキを延長して

中庭が半屋外空間として

LDKから続くテラスとしての空間に。

 

隣地からは見えない空間になることによって

リビングを開放的な使い方や

ホテルライクな空間に・・・・・・。

 

勿論中庭の「テラス化」する「ウッドデッキ」は

間取り的にも動線的にも

ブランチやBBQの出来るスペース、

少しお酒を愉しみながら

余韻と余白を愉しむ空間にも進化します。

 

暮らしの趣を自由に拡張する建築の効能。

 

過ごす時間をどのように設計して

デザインを施していくのかにより

場所の価値と質は

如何様にも変化します・・・・・・。

 

意味を紐解きながら

暮らしを丁寧に考える打ち合わせ。

 

エッセンスを加えて、

「家」をただの家にしない、

そんな思考の中で暮らすカタチを丁寧に。

 

プラン・間取りは、

暮らしをそこにデザインする事が重要。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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間取りと暮らしの設計デザインに施す感度と工夫の持つ意味、過ごし方を意識して日常生活と非日常を程よく融合する暮らしの価値観を紐解きつつ価値周辺の範囲にも思考を持つように。

2023年03月12日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※趣味と郊外での暮らしと時間の有効性をデザインし和モダンの粋を融合したシンプルモダンがコンセプトの家

 

暮らしの事をきちんと考える、

当たり前の事ですが

つくる側の人間に欠けている事が多い事柄。

 

※趣味と郊外での暮らしと時間の有効性をデザインし和モダンの粋を融合したシンプルモダンがコンセプトの家

 

建築を理解し生業にしていても

生活や暮らし、気持ちから日常までを

その建築と同様に考えられるのか?

というのは別次元・・・・・・。

※奥行きをしっかりとデザインした玄関ホール・拡張性が生まれるように奥側にも廊下の役目を持つ土間空間をデザイン

 

※玄関をすっきりさせる為に横に扉をつけ家族玄関を間取りに組み込み玄関クロークと一体化させた間取りに

 

※玄関の奥にもう一つの通路となる動線の廊下を土間風に一人になりたいときに向かう場所への梯子を設置

 

※玄関通路土間から梯子を上がりロフトへ・趣味に囲まれる程よい広さのとしての「圧迫性」もデザインした空間

 

※家族皆の時間をそれぞれの居場所で愉しむLDK空間・リビングアクセス階段も居場所の一つ

 

そうい選択の範囲は「家づくり」には

結果として大きな違いを生み出します。

 

暮らしと生活を知っている事

出来る事は違います・・・・・・。

 

※対面式のI型キッチン側には囲いのようになるコーナー化したデザインのワークスペース兼フリーコーナーカウンター

 

コンサルなどのマニュアルによる「再現性」ではなくて

考える幅と思考枠の外側への認知を

デザインの中に組み込むこと。

 

※和室床の間に「灯り作家」と一緒にデザインした造作照明

 

周辺を読み取ることは

ソフト面・ハード面共に大切・・・・・。

※和室の外側へ設計した中庭(坪庭)隣地側からの視線配慮・格子と壁の融合で日照と風景をコントロール

 

※夜の中庭から生まれる風景と風情

 

事を光に包まれる、

そよ風を感じる、

緑や青空を眺める・・・・・etc。

 

自然との関わりは

暮らしに安らぎや癒しをもたらします。

 

そんな自然との関わりを大切にすべく、

開口部を考えた適切なサイズで

取ることにより

光を存分に取り込み、

また、風が気持ち良く抜けるように

窓の配置を徹底的に考える。

 

ただ、住宅地では

南側に大きく開口を取ることが

難しい場合も多く

道路の位置関係や隣地の状況を加味して

設計には工夫が必要です。

※リビングスペースから外側へ続くウッドデッキスペースと芝生の庭

 

隣家や生活道路からの

視線が気になる場合は、

窓そのものの在り方を考えたり

ルーバーなどで外からの視界を

遮りながら光と風を取り込み、

また、北向きなどで

南側に開口が大きく取れない場合は、

トップライト(天窓)や

中庭などを用い、

光が「適切な範囲」で降り注ぐように設計します。

※ウッドデッキ段差も「R加工」を施し座り方と段差の意味で使い方が変わるデザインを提案しています

 

どの部屋にも過ごし方の「意味」があり

それぞれに適した空間となるように

その場所の意味が持つ「居心地」となるように

光と風を取り込むというのが、

家づくりでの基本的なコンセプト・・・・・。

※ウッドデッキ周辺・夜の風情

 

※夜が深まった時間帯での外観と格子の隙間等から漏れる灯りの効能

 

※玄関横の坪庭空間・あえて建築の面積を減らし空間的要素で広がりをデザイン

※玄関ホールには和を意識した丸窓を設け坪庭を視界へ入るようにデザイン

 

※適度な距離感で見える範囲をデザインするサイズで窓を予め調整・視界のデザインを施す工夫

 

 

風が気持ち良く吹き抜け

優しい光が注ぎ込み

家族が喜怒哀楽の中で

可能であればその時間の気持ちに寄り添えるように。

 

本当ならば「毎日笑顔で過ごせる家」

というのが理想ですが

毎日本当に笑顔が幸せか?

という議論もありますが、

喜怒哀楽という感情に「寄り添う空間」となるように。

 

一人になりたいときもありますよね

夫婦だけの時間や

家族全員が顔を合わせて「笑顔」の時間も勿論。

 

そんな様々な時間軸と気持ちの変化の中で

程よい過形成が生まれる・・・・・。

 

そんな温かい家を

僕は一緒に築きたいと考えています。

 

家にいて逆に気遣いすぎないように・・・・・・。

適度な家族の距離感という意味での

喜怒哀楽も。

 

「見た目」を重視するあまり、

生活動線に対する思慮が欠けてしまっては

生活が不自由になります。

 

家にいてどんなに素敵な家を建てても、

当然「日々の生活」が中心になります。

 

洗濯干し場に燦々(さんさん)と日が入り、

雨が降っても濡れない、

家族がいつも「気持ちの良い状態」で

衣類を着ることが出来る。

 

そんな些細なことが

本当に重要だと考えています。

 

仕事柄、多くの住宅を見る機会がありますが、

実際にそういった

些細な積み重ね(生活導線に対する細かい配慮)が

出来ている家は少なく感じます。

 

あぁ、コンサルからの売れるマニュアルかぁ。

という方向性の家達・・・・・。

 

それとは別格の

日々の生活にストレスを感じることなく、

家族と個人それぞれの意味を持つ

多様性を持ちつつ

決めつけない住み心地の良い家。

 

そんな暮らしの理想と現実を織り交ぜ

適度に融合した暮らしを現実にしつつ

住むことによる

暮らしから派生する「未来」を生み出す事が

僕の仕事だと考えています。

 

分かりやすい言葉に変換すると

ありきたりじゃつまらない

個性がキラリと光る家。

 

住まい手さんのご要望に

全力で向き合い「YES」だけではなくて

そこを考えたうえでの外側の視点から

最適解をつくりだす・・・・・。

 

ありきたりな定型的な注文住宅ではなく、

ただし、建築家の僕が「作品」として

自己満足するような家を

つくる事があってはなりません。

 

住まい手お一人ひとりのご要望に全力で向き合い、

住まい手さんが満足いただける家を

一緒に築き上げることが重要です。

 

程よい空間で

日向ぼっこができる縁側

子供たちを見守れるアイランドキッチン

友人を呼んでバーベキューができるウッドデッキ

好きな音楽や映画を鑑賞できるシアタールーム

リビングから愛車を眺められるビルトインガレージ等

様々な暮らしのイメージがある側に

要望の裏側と側面にある「理由」から紐解き

一つひとつをカタチに起こす。

 

建築家のエッセンスを加えて、

「家」をただの家にしない、

そんな思考の中で暮らすカタチを丁寧に。

 

プラン・間取りは、

暮らしをそこにデザインする事が重要。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

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設計やデザインの方向性と暮らしと間取りの価値観を丁寧に紐解きながらそれぞれの価値観にとって大切な暮らしのテーマと選択肢をデザインするとこ、生活の意味を理解度高く思考する意味の大切さ。

2023年03月11日 | 設計の事デザインの事

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※Molteni&C LDK空間展示 (dadaキッチン採用例)

 

注文住宅の設計デザインで

間取りを決めていく過程。

 

※Molteni&C LDK空間展示 (dadaキッチン採用例)

 

※Molteni&C LDK空間展示 (dadaキッチン採用例)

 

その中でも「キッチン」について

選択が変わるだけで

随分空間の質や周辺の使い勝手も変わります。

 

そしてよく使う場所だからこそ、

それぞれの家族での使い勝手の差が

大きく出るところ。

 

※トーヨーキッチンスタイル大阪 LDK空間展示 (キッチン採用例INO-at The Heart of Life)

 

家そのものもそうですが

使いやすいキッチンのポイントと

レイアウトについては千差万別。

 

※Panasonic大阪 LDK空間展示 (キッチン採用例L-class・Irori Dining)

 

※Panasonic大阪 LDK空間展示 (キッチン採用例L-class)

 

細かな内容はやはり枝葉のように

分かれていきますが

基本的な使いやすいキッチンの考え方には

3つのポイントがあります。

 

そんなキッチンをベースとした

考え方の方向性・・・・・。

 

家事動線に沿った配置。

 

例えば、

個室タイプのキッチンだと

壁やドアが家事動線をふさぎ、

スムーズに動きにくくなる傾向があります。

 

一方、オープンタイプだと、

生活感がでやすいものの、

開放的で動きやすいことがメリットとなり、

料理をすぐに運べるなど、

家事の流れがスムーズになりやすくレイアウトが可能です。

 

大容量の収納。

 

キッチン周辺には

食器や調理器具などが多く集まる為、

ある程度収納量を

確保しないと物で溢れ、

調理スペースを圧迫してしまう、

といったことになりかねません。

 

そこで、パントリー(食材や食器の収納スペース)を

設ける事が出来るように。

 

また、最近の「システムキッチン」には

シンクやコンロの下に

ある程度大容量の引き出し式収納が

計画できるようにもなっているので

ケースによってはそちらをメインに

有効活用することも計画性の中に・・・・・。

 

掃除がしやすい環境を整える

 

これはトイレや洗面、浴室(バスルーム)などの水回り

そして玄関や廊下なども含み

どのような部屋や空間でも大事なのですが、

汚れについて・・・・・。

 

特にシンク周りやワークトップは、

油などの汚れが付きやすいので、

汚れの落ちやすい素材を選ぶように。

 

また、必要なものだけを置くようにして、

整理された状態を保つようにすると

掃除にも取りかかりやすくなります。

 

ワークトップとシンクが

一体化したものだとより掃除がしやすい環境にもなります。

 

使いやすいキッチンのレイアウト。

 

最も一般的なレイアウトが、

シンクと調理機器、

冷蔵庫が一列に並べられた

I型キッチンレイアウト・・・・・。

 

横幅が広いと、

動線が長くなり作業効率が落ちてしまうため

ある程度コンパクトなキッチン向けのレイアウトになります。

 

I型に冷蔵庫を並べられない場合には、

冷蔵庫の配置によって

使い勝手が左右されるので、

よく考えて配置する必要が出てきます。

 

I型の次に一般的なのが、

シンク、調理機器、

調理スペースがL字に並べられた

L型キッチンレイアウト。

 

メリットとしては、

I型に比べ動線が短縮される点があります。

 

一方、I型よりも広いスペースを必要とするので、

食器棚を置くスペースが確保しづらい配置。

 

U字型キッチンレイアウトは、

L型よりもさらに動線が短く作業効率が高い傾向。

 

しかし、複数人で同時に料理をするには

あまり向いていないレイアウトとなりやすい配置。

 

上記の他にも、

シンクと調理スペースが分かれているレイアウトや、

キッチンが離れ小島のようになっている

アイランド型キッチンなどがあります。

 

それぞれのレイアウトにはメリット、

デメリット共に存在するので

両方を考慮したうえで

自分たちにとっての「最適解」を知る事が大切。

 

色々な情報が存在し

様々な主張がある「家」という構成要素。

 

使いやすいも人それぞれに

生活の文化が異なるように多種多様。

 

車や洋服、料理の味付けなども

好みの差があるように

絶対これが良いという主張もそれぞれに異なるものです。

 

自分たちにとっての最適解を見つける要素も

実は大変難しいものです。

 

家の構成要素となる設備や素材・建材等の

融合された状態が

初めて空間の認識になりますから。

 

単体での良し悪しではなくて

総合要素が融合されて「どうなのか?」というところの判別。

 

料理や洋服等と同じように

素材や色、範囲や状況により見え方が変わるように

選択の総合が重要。

 

同じ料理でも盛る器や

どんな場所でそのようなシーンで

どう食事するのか?

でいろいろなものが変わりますよね。

 

洋服もコーディネートしても

玄関で靴を履き、

バッグを持ち帽子等をかぶったりすると

一気に洋服のイメージが変わったりしますよね。

 

住まいもそれらと同じ・・・・・・。

 

総合要素の理解度の高さを

検討する事が重要。

 

性能だけでも品質だけでも

使い勝手だけでも雰囲気だけでもなく

融合の状態が大切という事です。

 

プラン・間取りは、

暮らしをそこにデザインする事が重要。

 

暮らしの空間、

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サロン・美容室経営の付加価値デザインと質的な改善で空間の魅力と拡張する美容室の多角経営空間・会員制利用の「時間を購入する空間」への設計デザイン、リノベーションの生み出す魅力。

2023年03月10日 | 設計の事デザインの事

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※昨年の初夏・プランの打ち合わせがスタートした頃の計画・イメージデザイン

 

 

昨年の初夏にホームページ・オフィシャルサイトから

お問い合わせ(面談希望)をいただき

相談が始まったリノベーション計画。

 

※最終決定となった「サロン・サードプレイス空間」の平面詳細図その他図面と工事詳細見積もり資料

 

昨年約7か月の密な打ち合わせ後、

工務店選定と見積もりを終えて、

現場がスタートしました。

※サロン・サードプレイス空間のオーダーキッチンは「キッチンハウス・ベーシックセミオーダー」で最終決定

 

キッチンハウスオフィシャルホームページ

 

ご相談者さんの経営する

美容室と重ねる事業の多角展開での計画。

サロン・サードプレイス空間提案。

 

新しい屋号は未定なので

コンセプトの範囲で・・・・・・。

 

美容室オーナー Mさま

設計監理 建築家 山口哲央

施工管理 株式会社 伊勢田工務店

 

今回は空きスペースとなっている

二階部分に「それら」を計画するので

事前にいろいろと既存調査は行っていましたが

先ずは二階の「既存部分」解体からスタート。

屋根裏や一部解体して調査していた状態とは異なり

見えなかった範囲も見える状態で

徐々に骨組みの状態へ近づいているところ。

 

建築当時の面影がそこにはある「例のもの」も

キチンと祀られていました。

 

次は異なる用途となりますが

サードプレイス的な空間が

多角的な事業展開の「コア」となるよう、

場所が時間を変え時間が気持ちを変える、

そんな空間を机上の計画から

現地でのリアル化へ・・・・・。

 

場所の価値と空間の意味を底上げする質的改善が

リアル化での昇華がスタート。

 

 

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間取りと暮らしと収納のバランス・暮らしのシーンに連動するキッチン周辺の収納スペースと使う場所、移動する場所、収納する場所空間的余裕と人の行動範囲をどこまで連動して設計デザインの工夫を施すのか?

2023年03月08日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

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※総合建材設備メーカーPanasonic 奈良ショールームキッチン周辺展示品

 

考えておきたい収納スペースの使い方。

 

扉は利用する場所や

収納する物などによって、

その種類を考える必要があります。

※総合建材設備メーカーPanasonic 奈良ショールームキッチン周辺展示品

 

調理で動き回る

キッチンやベッドで

窮屈になった寝室などは、

扉が両方に開く「観音開き」にすると

開閉時に扉が体に当たり

使いにくくなります。

 

総合建材設備メーカーPanasonic 奈良ショールームキッチン周辺展示品

 

総合建材設備メーカーPanasonic 奈良ショールームキッチン周辺展示品

 

こうした場所には、

扉が横にスライドする「引き戸」が適しています。

 

次に収納スペースの高さですが

高さにおける人の自然な動作領域」は、

膝から目までの間といわれています。

 

※Panasonic キッチン商品カタログより

 

ですからよく使う物の収納場所は

その範囲に作るとよいのですが、

キッチンなどでは

どうしても高い所を利用しなくては

収納容量が足りないというケースもあるかと思います。

 

そうした場合には、

昇降タイプの吊り戸棚を

検討するのもひとつの方法になります。

 

また収納スペース確保のために

取りあえず押入れや納戸を

という考えも要注意です。

 

奥行きが深すぎる収納は

逆に使い勝手が悪いものにもなります。

 

布団や扇風機などの

大きな物を収納する場所に

小さな物を収納すると埋もれてしまいます。

 

このような状況は

不要な物を増やす原因になってしまうので、

ある程度間取り計画の際には

何を収納するのか?

というところを大凡でも構わないので

事前に決めておくことにより

暮らしが始まってからも

過ごし方に連動した収納が存在することで

使い勝手がスムーズな家にも

近づくことができます。

 

物を使い所と収納する場所が

連動した動きになることで

人の移動もスムーズになりますし

片付けもしやすくなるので。

 

家具の配置と同様に

収納スペースの場所と何を収納するのか?

という連動性については

十分注意することが大切。

 

プラン・間取りは、

暮らしをそこにデザインする事が重要。

 

暮らしの空間、

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暮らしと間取りと人の移動空間のバランス「動線」を融合して間取りの優位性と暮らし方のバランスを丁寧に紐解きながら過ごし方の理想と現実を程よくデザインする設計の付加価値と感度。

2023年03月07日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

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※間取り計画と暮らしの趣・過ごし方の打ち合わせ

 

例えばですが

寝る部屋からトイレまでが遠い

快適な造りにするにはどうすればよいのか?

 

いざ住んでみたけど、

家具が邪魔でコンセントが届かない

家具が邪魔で生活がしづらい・・・・・等々。

 

このようにならないようにどうすればよいのか?

というところ・・・・・。

 

家づくりの大切な要素として、

日々の生活でストレスが溜まらない空間

住むことで得ることのできる心地良さや

気持の切り替えスイッチ・・・・・。

 

価値観の集合体である家が

どんなみらいのカタチを生み出すのか?

 

理想は叶えたけど

暮らすと気持ち悪くなる・・・・・。

ストレスがすごく多い。

といったことはよくあるでしょうね。

 

理想だけを考えると

負の側面と日常は価値として

間取りやデザインには含まれなくなってしまいますから。

 

出来る限り「日常」と「暮らしの現実」を

キチンと含んでおくこと。

 

得意なこと、不得意なことを含めて

家事や片付け、家族間の関係性や

趣味、嫌いなこと好きなこと

暮らし全般を含んだ計画性と

日常の行動の価値を

きちんとすることで、

この問題を解決するように・・・・・。

 

例えば、

寝起きでトイレに行きたい時に

トイレが遠いと不便ですし、

洗濯機から室内干しが出来る範囲や

ベランダ・バルコニー等が遠いと

何回も廊下を往復する必要がありますよね。

 

このように家を建てる際、

人が移動する「動線」という人が経路を

家族に応じて、間取りの計画性の中で

使いやすく便利にすることが、

快適な生活を送る重要な要素になります。

 

その動線計画は廊下だけではなくて

実な過ごす場としてのLDKや個室

ファミリールーム等の室内にも重要。

 

そして、それに合った家具の配置。

そしてその場所で行う「動作」。

すべてつながっています「使い勝手」や「心地」へ。

 

基本的な考え方・・・・・。

 

動線計画を考える時重要なのが、

動線の種類。

 

動線には、ご飯や洗濯、

掃除を行う「家事動線」、

リビングからトイレや

お風呂など部屋を移動する「生活動線」、

家族以外が家に来た時に通る「来客動線」、

等があります。

 

これらをスムーズにすれば

快適性も使い勝手も居心地も向上します。

 

例えば来客動線が生活スペースに被っていなければ、

そこを通らずにお客さんを案内できますよね。

 

このように注文住宅で家を作る際は、

これらができる限り交わらないように

動線計画を立てる事。

 

人の動く幅を考え、

動線に余裕を持たせる・・・・・。

 

人が通る移動スペースを十分に確保すれば、

ストレスフリーで

家の中を過ごせます。

 

間取りの中に予め「家具」や「家電」の存在を

デザインしておくこと。

 

一般的に正面を向いて移動する時に

必要なスペースは55~60cm、

横向きで通る時は45cmほどになります。

 

少し広めに取ることで、

圧迫感もなくなりますよね。

 

勿論・・・廊下やホールをそれ以外の用途として

計画することでいろいろな面が改善されることもあります。

 

動線の邪魔になる場所に家具を置かない事。

 

もちろん移動スペースの途中に

家具があればそれを避けて

通る必要があります。

 

これでは一回ずつ

移動するたびにストレスになります。

 

例えば洗濯物を干す時に

リビングに置いているソファが

移動の途中や「廊下」にはみ出ていたらどうでしょう?。

 

横を向いて通ったり、

洗濯籠を持ち上げたりすることに

なるかもしれません。

 

これは少し大げさな例かもしれないですが、

家具の置き場所には注意。

 

家具を置く場所は

コンセントを考えておくこと。

 

注文住宅で失敗したと感じる人の多くが、

コンセントと家具の位置関係だと思います。

 

コンセントが家具で隠れてしまったり、

動線を気にしすぎて

家電の位置とコンセントの位置が

離れてしまったりすることがあります。

 

現代の生活に電気は必要不可欠です。

勿論「充電タイプ」もありますが

まだまだですし・・・・・。

 

家具の配置を考える時は

十分注意することが大切。

 

プラン・間取りは、

暮らしをそこにデザインする事が重要。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

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(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家・新築計画のプランを整えながら設計デザインの方向性をイメージ、灯りの効能と外観から醸し出す和の雰囲気に格子も程よく灯りとの調和に。

2023年03月06日 | (仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※アトリエにて住まい手さんご夫婦との打ち合わせ

 

(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家

住まい手 Mさま

設計・監理 やまぐち建築設計室 建築家・山口哲央

施工・管理(工事会社) 未定・設計完成後に価格だけではなく資質・要素を含めて適切な施工会社を選ぶ予定

 

アトリエにて住まい手さんご夫婦と

住まいの新築工事打ち合わせ。

 

住宅地の高台での計画。

 

見晴らしもよく、

家の中から見える風景と同時に

テラス又はウッドデッキのような場所を

リビングからの延長で計画して

半屋外も愉しむ空間となるような予定・・・・・・。

 

外観はほぼ方向性が整いつつあるところで

和の風情に「格子」をどんな仕掛けとして

レイアウトするべきかを提案しながら

照明器具との連動もレクチャーしつつ。

 

室内のイメージを紐解きながら

過ごす時間の良さを

どんな風に感じながら過ごすべきなのか?。

 

最適解に向かいつつ

この日は「室内照明」の方向性も模索。

 

明るさだけではなくて

雰囲気をどんな風に愉しむ空間となるべきか?

 

固定するイメージではないのですが

過ごし方の風情に

照明の効能もプラスの要因として考えているところ。

 

単純に室内を明るく照らす

という事ではなくて

商業施設、ホテルや旅館、

カフェやバー等飲食店でも趣ある空間に

照明の効能を見る事ありますよね。

 

そういうイメージ・・・・・・。

 

朝・昼・晩でどのようなシーンが

過ごしやすい雰囲気として「趣」になるか?

 

明るさ暗さだけではなくて

過ごし方の趣を「そういう範囲」でも

価値観に歩幅をデザインしながら

考えています・・・・・。

 

和の趣に沿う照明の在り方を丁寧に。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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間取りと動線、余白のある風景としての中庭のある暮らし・心地よさに寄り添う暮らしの価値観の設計デザイン庭の工夫としてコートハウスに見えないコートハウスという提案の付加価値と設計の感度。

2023年03月05日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※和の趣で玄関横の中庭を風景として眺める数寄屋の家(建物正面から壁を内側へ押し込むことで視界を間取りと共に調整)

 

中庭のある家。

 

※和の趣で玄関横の中庭を風景として眺める数寄屋の家(建物正面から壁を内側へ押し込むことで視界を間取りと共に調整)

 

※建物正面間近から中庭(コの字型)を眺める風景

 

「中庭」というキーワード。

明るい家を実現かつ

プライベートな庭をつくる手法として

中庭という選択肢があります

 

中庭のある家の

メリットとデメリット・・・・・。

 

※建物正面間近から中庭(コの字型)を眺める風景

 

中庭は建物や塀に囲まれた庭のことです。

建物の配置はL字型、

コの字型、

ロの字型などさまざま。

※建物正面間近から中庭(コの字型)を眺める風景・夜のライトアップされた風景

 

外に閉じ、内に開けた形になっているので、

まわりの視線を気にすることなく、

明るく開放的な

プライベート空間を確保することができます。

 

※建物内部空間から視界を調整したオーダーメイドの扇型窓から風景を眺める

 

コートハウスという言葉を

耳にされたこともあると思いますが、

建物や塀に囲まれた

中庭のある家のことです。

 

「コート」や「パティオ」は

「中庭」を指すそれぞれ違う言語の言葉で、

建築様式やイメージは違うかもしれませんが

意味は同じです。

 

※コの字型の動線・和の趣をデザインした回廊(広縁・縁側)側から風景としての中庭を眺める

 

坪庭も同様で、

広さの違いがありますが、

同じ中庭を指します。

 

中庭のメリットであれば

採光に優れている家づくりを

考えている多くの方が「明るさ」を

重視されているかと思います。

 

通常の間取りでは

日の差し込みにくい部屋が

できてしまうこともあります。

 

特に北側に面している部屋だと

昼でも照明が

必要になることがあります。

 

その点、中庭がある家では、

隣地との距離を確保したり

中庭の壁となる範囲で

色と同じく光の反射を促すデザインを

考えることで

開口部を設けやすくなるため、

満遍なく光を採り入れることができます。

 

前で述べた通り、

開口部を設けやすくなるため、

光を採り入れるだけでなく、

風の通り道も確保しやすくなります。

 

気候の良い時期は、

状況によりますが

窓から自然循環する空気で

快適な環境を感じることも

可能になります。

 

そして建物や塀で囲われた中庭は、

外を通る人の目や隣家を

気にせずに過ごせる庭となります。

 

室内からは開放感を持ち、

外からの目は届きにくいので、

子どもたちの遊び場であったり

外部からの視線を気にせずに

カーテンなどで閉ざさずに

生活を楽しむことも・・・・・。

 

隣家と距離が近い環境でも

室内にいる時の

プライバシーが確保しやすいため、

人通りの多い道路に面した土地や

視線を気にしないといけない方向に

窓を取りたい場合にも

大きなメリットとなります。

 

中庭に面した部屋は

人の目を気にすることなく寛ぐことができ、

プライバシーを確保しながら

開放感を味わえます。

 

中庭を通して、

先の部屋や外の景色へと

遠くに視線が抜けるため、

広さと奥行きを感じることができます。

 

大きな開口部は中庭側に設け、

自然を身近に感じることができる庭に

面するように部屋を配置し、

家の中と外が近いため、

緑を身近に感じることができます。

 

また、テラスと室内の床の素材を合わせたり、

高さを揃えてフラットにすることで、

室内と中庭をひと続きの空間のように

活用することもできます。

 

しかしながらマイナス面としては

中庭を設けられる広さの土地が

必要になるという事。

 

そして、外壁や窓が増えるので、

その分建築費用が高くなります。

 

中庭がある家は

通常より開口部の数が増えることもあり、

サイズも大きくなることで

比較的費用が高くなります。

 

必然的に外気の影響を受けやすくなるため、

普通の考え方では

冷暖房の効率が落ちる可能性があります。

 

そのため、

建物の断熱性や気密性の高い建材や素材に対しての配慮と

換気システムなども併せて検討が必要です。

 

そして間取りの工夫には

中庭特有の迂回路が必要になったり

生活動線を考慮には

中庭の無い家よりも

知恵が必要になります。

 

単純に中庭が存在するだけでは

機能面も性能面も暮らしの感度も

逆に低くなることがありますから。

 

よく考えて考慮された

間取りである事が大切・・・・・。

 

中庭のある家は、

視線を気にすることなく、

自然を感じることができたり、

開放感があったりと

色々なメリットがあります。

 

しかし、

費用面や動線面では

より工夫が必要な家とも言えます。

 

中庭があるからよい家という訳ではなくて

暮らしの価値観と過ごし方

ロケーションや立地条件等

様々な要因を計算考慮して

最適解としての中庭であるかどうか?

という事が大切。

 

場所の持つ意味を

丁寧に仕上げるように。

 

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東西南北の方位と建物の建つ条件と風景を間取りと外部の工夫にどのように反映するべきか?例えば北側に窓を考えるという設計デザインの方向性にも周辺と土地の環境の取り入れ方を上質に。

2023年03月03日 | 設計の事デザインの事

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

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※落ち着いて安定した方向に大開口(大きな窓)を設けてきれいな風景を眺めるデザインのLDK

 

住まい造りで窓を考える際に

日当たりの良い部屋と言えば、

やはり南からの光が

入ってくる窓がある部屋ですよね。

 

明るさと採光を考慮して

南に大きな窓を設けることは多々あります。

 

一方で、北側に窓を設けることを

理想的に考える人は少ないのかもしれません。

 

日中は、南側にシフトした状態で

太陽があるので仕方が無いことです。

 

※対岸の緑の多い借景を活用した暮らしの風景(道路と土地の段差を・視界を活用)

 

しかし、土地の状況や

ロケーション等によっても変わりますが

北側に窓を設けることによるメリットも存在します。

 

明るすぎない光を取り込み

落ち着いた雰囲気をつくりだすイメージ。

 

一部状況にもよろますが

北側に窓を設ける大きなメリットとしては、

一日中安定した明るさが

確保できるということや

風景がきれいに見える立地条件などの活用方法。

 

北側は、直接というよりも

どちらかといえば

太陽が間接的に関与するので、

採光できないと思いがちですが、

実際は、「間接的」なので

室内の間接照明と同じように

明るすぎない光を

取り入れることができます。

 

また、採光を考慮して窓を設ける際に、

南に大きな窓を設けると、

夏には室内温度を上昇させやすくしてしまいます。

 

その点で、

北側の窓は直接日光が入ってくるわけでは無いので、

比較的室内温度上昇も抑えることができます。

これも北側の窓のメリットです。

 

勿論「春夏秋冬」で環境は変わりますが

予防や対策ができる事での

範囲の違いがありますから・・・・・。

 

さらに北側に窓を設けると、

風通しの観点でメリットになります。

 

家の対角に窓を開けることで

効率よく換気を行えます。

 

夏の暑い季節の換気や、

冬の空気入れ替えのための換気に

一役買ってくれるという価値はあります。

 

北側に窓を設ける際には

注意するべきポイントも存在します。

 

ある意味住宅密集地の場合などでは

隣の土地からすると、

南側なので「大きな窓」を見ることになるかもしれません。

塀や壁などで近隣も対策などを考慮するかも知れませんが

ロケーション(風景)によっては、

曇りガラスにする

又はステンドグラスやガラスブロック等

特殊な素材・建材を活用して

生活の配慮をすることになるケースもあると思います。

 

それはどんな方位でも同じことで

住宅間が近いと、

相手の家の中が見えてしまいます。

 

道路の場合は道路からですし、

住宅や他の建物の場合はそちら側から見えますから。

 

それぞれの方位や立地環境によって

良し悪しを読み取り

間取りや建築の構成に

どのような仕掛けや工夫を配慮できるのか?

 

それらによって

暮らしの雰囲気や質感は

様々に変化します・・・・・。

 

土地の性格や特性を程よくデザインに

溶け組む理想の状態は

外構(庭)の計画と建築の計画による

融合の質が大切・・・・・。

 

個別の単体による「それ」だけを見るのではなくて

どれだけ広い視野で

状況をデザインできるのか?

というところが重要です。

 

その一つに「窓」という要素。

 

暮らしは家としての間取りだけではなくて

窓の外側と連動する計画と

暮らしに対しての価値観を紐解きながら

存在の意味を大切に。

 

暮らしの空間、

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家と庭を融合する事・・・暮らし始めてからの居心地に風景となる庭のある暮らしの価値、窓の外側と佇まいとしての外観が生み出す過ごす時間の優位性を丁寧に設計デザインの付加価値を。

2023年03月02日 | 設計の事デザインの事

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

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※数寄屋をモチーフに設計を施した過去事例・(おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・令和元年末竣工)

 

庭の存在が、住まいの価値を高めるという事。

庭屋一体という考え方・・・・・・。

 

※数寄屋をモチーフに設計を施した過去事例・(おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・令和元年竣工)

 

外観の雰囲気を最も左右するもの、

それは庭(エクステリア・外構)です。

※軒下テラス・屋外回廊の風情

 

※軒下テラス・屋外回廊の風情

 

家づくりにとって、

ある意味で庭とは建物予算を圧迫し、

打合せの時間を必要以上に長引かせる

「厄介者」とされることも多く、

業者のなかには、

顧客が工事を望んでも、

自らの利益が増えることから「庭よりも建物にお金を掛けましょう」。

外構はどこか安価なところにでも・・・・・・。

というトークを展開する

営業マンもいたと聞きます、

全てではないと思いますが。

※玄関から眺める坪庭のある風景

 

周辺を眺めてみてください。

 

建築が良く出来上がっていてたとしても

その周辺の構成が不成立だと

どんな風に見えますか?

 

勿論「価値観」の部分もあります。

 

程よい程度に融合しつくられた庭と比較して

それらのない殺伐とした景観に、

果たして「心豊かな暮らし」が

望めるのか・・・・・。

 

それに過去を振り返れば、

名だたる建築物や

居心地のよい著名な旅館等には、

必ずと言っていいほど「素晴らしい庭」が

存在しています。

 

外から「どう見えるか」だけでなく、

室内にとっても「庭」は効果的です。

※外側にゆとりを生み出す和室からの庭の眺め

 

※プライベートな畳エリアと個室とをつなぐ外側の風景

 

植えられた木々は

外部からの視線を遮り、

窓からの美しい景色を作り出し、

建築そのものの価値と暮らしの空間を

より高めてくれます。

※程よくナチュラル感を持つ和モダンのLDKから庭を眺める空間(坪庭は玄関と共有)

 

例えば毎日の朝食時、

窓から豊かな庭が眺められるのと、

車のお尻しか見えない、

もしくは人目を気にしてカーテンを閉めっぱなし

という状況では、

気持ちに与える「潤い」が

大きく変わりますよね。

※程よくナチュラル感を持つ和モダンのLDKから庭を眺める空間(坪庭は玄関と共有)

 

そもそも「家庭」という言葉は、

「家」と「庭」で成り立っています。

 

新芽が膨らみ、春の訪れと共に新緑に色づき、

たくさんの花を咲かせて、

秋の深まりと同時に少しずつ、

裸木の美しい樹形が、

その姿を覗かせていくように。

 

日本の環境の中で、

四季の移り変わりに寄り添う暮らしは

暮らしの環境として

人の心を・・・感性を「ある意味豊かさより」に育ててくれると思います。

 

とはいえ可能な限り、

庭の手入れにかかる負担を

軽くすることも重要です。

 

そのためにも冬囲いが不要で、

自然な樹形そのままで

鑑賞できる樹種を選び、

雑草対策として

グランドカバーとなる灌木や

下草を繁殖させることも考え方の一つ。

 

群栄美装の設計では、

庭(エクステリア)を必須工事として捉え、

「庭屋一体」の家づくりを

基本コンセプトとしています。

 

窓を通す開口部緑化率を最大限に

窓に映る豊かな緑や花々は、

本当の意味で心の「ごちそう」だと考えています。

 

周辺環境を含めた佇まいを観察して、

借景となる庭・山・林があれば

拝借することも。

 

境に配慮 外観において、

硬い印象が強くなる角(カド)の部分に

多少でも植栽を配置すれば、

見た目が自然と和らぐという風に。

 

これらは外観の視点から考えても

優しい印象を与え、

美しい街並みにも寄与する価値観。

 

ランドスケープデザインとして

設計においては、

プランの初期段階から建物と庭の

ゾーニングを同時に行うことが、

本来なら「当たり前」であるべきです。

 

計画が不確定でも

ある程度の見込みと

暮らしが不幸にならないような

建物のレイアウトを計画的にイメージする手法は大事。

 

しかし、上で述べたように

どちらかといえば

疎かにされてしまっているのが現状です。

 

室内と庭の繋がりを大切に考え、

長い時間を過ごす内部スペースと、

そこに続く外部スペースを一つの視点から

構成していくことで間取りに必然性が生まれ、

「外」の存在が、

より「中」の質を高めてくれます。

 

そして自然な植栽作庭の際、

絶対に忘れてはならないのが、

そこに住む家族の「管理意欲」を確認することです。

 

積極的に手を加えて楽しもうとする人と、

できるだけ管理が不要な庭を希望する人で、

計画は大きく変わります。

 

恐らく多数であろう後者の価値観に向けては、

自然な樹形そのままに

鑑賞できる素材を中心に

構成をデザインするべきだと思います。

 

暮らしは家としての間取りだけではなくて

窓の外側と佇まいとして

外観を意識しつつ

外側の間取りとして庭の持つ意味を

計画の中に・・・・・。

 

暮らしに対しての価値観を紐解きながら

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暮らしの価値観を紐解きながら過ごす周辺に存在する暮らしの意図と程よく囲まれることで深く充実を感じる暮らし、馴染む事の大切さを設計デザインの感度から住まい手さんへの程よさを提案する意味。

2023年03月01日 | 和モダン 思想

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※死角を活用して見える範囲と隠す範囲を間取りに組み込み居心地の良さを計画したLDK(家具提案選定含む)

 

僕の持論にはなるのですが

家具は、人と共に家で暮らす。

 

そのように思って、

そして考えています・・・・・。

 


※死角を活用して見える範囲と隠す範囲を間取りに組み込み居心地の良さを計画したLDK(家具提案選定含む)

 

暮らしの空間において

人に寄り添い、

時間を共有するのが

家具であり、

空間全体を含めてですが、

家具は使っていた人の気持ちを

静かに語ってくれる。

※死角を活用して見える範囲と隠す範囲を間取りに組み込み居心地の良さを計画したLDK(家具提案選定含む)

 

住む事、暮らす事で

住まいについて、

家具やインテリアについて

普段から何か感じるところはありませんか?

 

新築の状態での

真っ新の状態では価値観等

ある程度幅が狭いところかもしれませんが

暮らしが始まり

何年、何十年と経過した住まいや空間は

多くの物事を語りかけてくるように思います。

 

リフォームやリノベーション

建て替え等の際にも

そういうところは大切に考えています。

 

少し話はそれましたが

愛着を持ち使うことで、

物に心が宿るような感覚です。

 

車、自転車、服、時計、

文房具家具・・・家も同じように。

 

「為人」のような意味としての範囲。

 

自分の大切な場所として

事柄を生み出す分身として

気持ちを丁寧に持つと、

きっと「それら」は応えてくれる。

 

何か困ったときでも、

時間と共に、

それらは解決のきっかけを

与えてくれると思うんです。

 

そんな感覚を持ったことはありませんか?

 

場所を変え、過ごす時間を少し変えたら

何かしらの変化が生まれること。

 

悩みがなんとなく解決したり

閃いたり、

区分が落ち着いたり

逆に高揚したり・・・・・。

 

僕には設計やデザインでの

計算的なところも勿論あります。

でもそうではなくて

愛着や支え的な範囲として。

 

大切に・・・そして丁寧に向き合う。

そんな暮らし方が

存在している価値に

家具やそれらは寄り添うと思うんです。

 

家具だけに限った話しではありませんけど

空間やそこに存在する「それら」は

そういう意味で

人と共に家で暮らし

人と共に時間を歩むことで

何かしらの「意味」を暮らしに、

そして人に対して語り掛けると思いますよ。

 

暮らしに対しての価値観を

丁寧に紐解きながら

存在の意味を大切に。

 

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