日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

初心忘るべからず・・・

2013-04-04 16:05:30 | Weblog
 平成25年4月4日(木)の13:30から、上天草市立上天草看護専門学校の講堂で、「37期生の入学式」がありました。
 いつもの流れでしたが・・・39名の入学で、新入生は、やや緊張気味でしたが・・・背中が丸くなっている人が多いのが気になりました。
 校長(上天草市立上天草総合病院管理者)が、「初心忘るべからず・・・」と言われていました。そうですね、入学式では、よく、この言葉を耳にしてきています。怠惰になった時、初心のやる気を思い出してって感じで頑張るべきですね。
 で、そんな風な意味に書かれている内容が多いのですが・・・→世阿弥の書いた「花鏡」の中には、「初心忘るべからず」「時々の初心忘るべからず」「老後の初心忘るべからず」とあります。
 つまり、初心がみっともなかったことを忘れないように、しばらく経過しての途中での初心も忘れないように、そして、最後は、老後の初心も忘れないようにと解釈すべきでは・・・?!
 私の場合ですと・・・
 大学に入学した時には、「ちゃんと勉強して医学を学べば、多くの人を助けられる・・・」何て思い上がっていました。(←今思えば、とても恥ずかしいことです・・・)
 医師になり、医療を重ねる中で、間違った思い込みを沢山してきたことを何度も経験してきました。(←同じ病名でも、皆、違いますね・・・何でも分かったと思い込むことが、大きな間違いでした・・・)
 そして、64歳を前にして、還暦になった時の間違った初心に、又、気が付いています。(←生きるって言うのは、間違いに気が付くことの連続なのでしょうか?!)


http://blog.share-wis.com/?p=425
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312046113
http://www.the-noh.com/jp/zeami/words.html#word01

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国民皆保険制度・・・

2013-04-04 11:43:15 | Weblog
 日本人の1人あたりの年間受診回数は、13.1回となっています。ドイツ8.4回、フランス5.7回、イギリス5回。米国3.9回、スウェーデン2.9回に比べて、断トツ多くなっています。
 当院の投書箱でも、「待ち時間が長い・・・」「説明時間が少ない・・・」等の内容がしばしばあり、世間では、「3時間待って3分診療」などと言われます。しかし、よく考えてみると、日本の場合、3時間待てば診てもらえるケースが多いのです。時間外に行けば、直ぐに診てもらえるのが普通になっていると、その日に診てもらえることの有難さが忘れてしまいます・・・。
 海外の先進国の場合(直ぐに専門医に診てもらえることは多くの場合出来なくて)、一般医に診てもらうのにも、予約が必要で、数日待って診てもらえることも稀でないのです。
 国際比較すると、日本は人口当たりの医師数と看護師数が少なく、ベッド数が多くなっています。つまり、1ベッドあたりの医療スタッフが極めて少ないのです。それを補うために、病院スタッフの献身的な努力でかろうじて支えられているのが現状です。
 国民皆保険の上に、無料制度も沢山出来ています。例えば、小さな子どもさんの場合、時間外に受診しても、深夜に受診しても、入院しても、無料の所が多くなってます。(それでも、子ども1人の医療費は、75歳以上の1人の医療費の10分の1前後でしかありませんが・・・)。
 この日本の国民皆保険制度が、毎年高度医療が求められる中で、このままずっと続けられるとは思いません。それが少しでも長く続けられる為には、医療をする側も、医療を受ける側も、そして、それ以上に、行政の良識ある行動が今直ぐにでも必要なのです。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/1289


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