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そう言う状況が何かのきっかけで、まず、「車」、そして暴走族、「薬」、そしてシンナーや麻薬、そして、「セックス」、そして、お金や寂しさを埋め合わせる為の援助交際、そして最後に、「盗み」、万引きとなるのです。
「衣食足って礼節を知る」が、衣食足って非行に走っているのです。何が足りなかったかと言えば、それは、心を育てる教育が足りなかったのです。
教育と言うと、親や学校や先生をイメージしてしまいますが、先に生まれた全ての人である「先生」の先生、つまり、大人である我々は、皆子ども達にとって良き先生であるべきです。
大人各人が、「今の親は・・・」とか、「今の先生は・・・」とか言いますが、大人各人が、自分は教育者でないからと言わずに、自信を持てる生き方をしていることが大切なのです。
子どもと言うのは、「たいたい族」です。見たい、聞きたい、してみたいなどです。大人は、「とことこ族」です。やめとこ、せんとこ、行かんとこなどです。
その「たいたい族」と「とことこ族」のコミュニケーションがうまく行っていないのです。大人が子どもから学ぶことも、沢山あります。
子どもを非行から守るには、大人が子どものことを理解することから始まり、次に、大人が子どもに手本を示すことです。
何故なら、子どもは、大人の縮図だからです。