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日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

荒俣宏「講演会レポート」パートⅡ

2011-10-12 21:58:18 | 映画、演劇、コンサート
前回、変な箇所で切っちゃったけど、いよいよ徳島の奇人として蜂須賀正氏が登場しました。
徳島のお殿様奇人で鳥類学者だそうです。冒険と秘境がキーワードで、絶滅したとされる鳥ドードーと有尾人を探しにフィリピンまで探検に出かけ、江戸川乱歩の「少年探偵団」にそのエピソードが挿入されているそうです。
ただwikipediaで確認したら、人生後半は醜聞にまみれ、あまり褒められた最後ではなかったようですね。
そして偉人の項に移る前に塩のうんちくが少し披露され、現在、料亭などで“盛り塩”がされているのは、妻請婚だった平安時代に屋敷の前に塩を置いて牛車の牛を誘い込み、お目当ての殿方を待ったという知恵が、後の習わしになったものだということでしたが、これはわりと知ってる人は多いかも。
で、塩に絡んだ讃岐の偉人、久米通賢が紹介されました。
入浜式塩田法を開発した偉人ということですが、讃岐には平賀源内という有名人もいて、彼の方は“高級砂糖”和三盆の完成に一役買っていたと言うことです。
因みに讃岐の特産としてあと綿花があり、みっつ合わせて“讃岐三白”と呼ばれたそうです。
ここで“安寿と厨子王”あるいは森鴎外の“さんせう太夫”に汐汲みを描いた場面があること、
玉藻を刈る→藻を刈る→儲かるなんてダジャレ的語源の話も出ました。
そして徳島の偉人、関寛斎。
これが蘭方医で御典医、濱口 梧陵(醤油屋)とコレラ防疫に尽力したと聞くと、何とまるっきり“仁”の南方仁じゃん。
司馬遼太郎の「胡蝶の夢」にも登場するそうです。
ああ、またしても長くなりそうなので、突然ですが、続きは次回パートⅢへと繋ぎます、ご免遊ばせ。
コメント (2)
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