50年以上前から花菖蒲を育てはじめ、以前は、約500種、10万株もの花菖蒲を育てていたとのこと。
40年前から一般に公開しているそうだ。6月上旬に友人と訪れた。
この白井田園は白井さん個人の菖蒲園で、昭和初期の茅葺の古民家も見せて頂ける。
母屋内の耕導画庵では、水彩画・油絵・書・彫刻などの芸術作品を展示している。
やはり古民家には花が似合うなあ。
この黒い実が生っている木は「ヒイラギ(柊)」(モクセイ科:属)です。
実がなっているのをあまり見かけないかもしれません。
BOSOのフルハウスの庭に2~3本あります。鋭い棘があるので傍を通ったとき触れて痛い思いをしたことがあります。
節分にイワシの頭をヒイラギの枝に挿して作る『柊鰯(ひいらぎいわし)』を戸口に飾る邪鬼除けの風習があります。
昔から“臭いもの”や“尖ったもの”には魔除けの効果があるとしています。
よく似た木(葉)で赤い実がなるのはモチノキ科:属の「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」などです。
鬼門除けに庭の表鬼門(北東)に「ヒイラギ」、裏鬼門(南西)に「ナンテン(南天)」植えると良いとされます。
実は食べられるようですが、味は今一のようです。
<追録:’201107>
’041106 「ヒイラギ」の芳香のある白い花。11~12月に開花し、雄花と両性花とが別株につく。
名の由来は、葉の棘がささるとズキズキするほど痛いという意味の古語である「疼ぐ(ひいらぐ)」から。
’090419 斑入り種
’080315 斑入り種
’201105 斑入り種
’201105 「ヒイラギ’カオリヒメ(香姫)’」 小葉品種で芳香のある小さな白い花が多数咲く。
’201105「キッコウヒイラギ(亀甲柊)」
ヒイラギの園芸品種で、葉に棘が無く、亀の甲に似る。
「ヤエヤマヒイラギ(八重山柊)」別名:イリオモテヒイラギ(西表柊) 絶滅危惧II類(VU)花期:12月
基本変種のヒイラギに比べて全体に小さい。幼木では葉の縁に鋸歯があるが、成木は全縁になる。
今年のGWにあーちゃんと茂原牡丹園(加藤家住宅)に行って来ました。
庭は牡丹が主役ですが広大な敷地に色鮮やかな花々が咲いていて見ごたえのある素晴らしいお庭です。
上総の里山にある房総丘陵を背景にした古民家で個人の方の所有です。凄いですね。
こちらの加藤家住宅は国登録有形文化財(建造物)に登録されています。棟札が残されており、天保8年(1837)に建築されたものです。
母屋(主屋)は築287年です。桁行7間半、梁間3間半の木造平屋建、寄棟造で、茅葺屋根の農家建築。
母屋の裏庭
こんな横穴もありました。何かの保存庫として利用していたのかも?
茅葺屋根(北側)は苔むしています。
長屋門は築180年です。桁行7間半、梁間2間半の木造平屋建、寄棟造で、茅葺屋根です。
以下3枚は牡丹です。因みに「ぼたもち(牡丹餅)」は、牡丹の季節、春のお彼岸に食べるもの。一方、「おはぎ」は、萩の季節、秋のお彼岸に食べるもので、同じものですが食べる季節によって使い分けをしています。
牡丹と芍薬の見分け方は、牡丹は木本性(樹木)で芍薬は草本性(草)です。
また、開花時期にも違いがあります。牡丹は一般的に晩春に咲き、一方の芍薬は初夏に開花します。
葉にも違いがあります。牡丹は葉にツヤがなく、大きく広がり、先が3つに分かれてギザギザになっているのも特徴。一方、芍薬の葉はツヤがあり、葉の先にギザギザはなし。全体的に丸みもあります。
ハンカチノキ(はんかちの木)。2枚の苞(葉の変形したもの)がまだ黄緑色ですがだんだん大きくなって白くなり、白いハンカチのようになります。
斑入りのタニウツギ(谷空木)。タニウツギ科の落葉性の低木です。
セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)。日本固有種のジュウニヒトエに比べると花が鮮やかです。
ユキモチソウ(雪餅草)。多年草で有毒植物です。
ブルビネ・フルテスケンス(和名:ハナアロエ)は、南アフリカに分布するユリ(ハナツルボ)科の常緑多年草です。花期は4月~11月。
長く伸びた花茎の先に、花径1㎝程度の小さな星形のオレンジ、黄色の花を、総状に咲かせます。
最後にこんな風景も。絵になりますね。