田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

ジャンボな厄介者

2019年08月12日 | BOSOって生き物の楽園?

昨年の5月、前の田んぼにピンク色の気色悪い「たまご」が畦や稲にへばり付いているのを見つけたとblogに書きました。

(撮影:2019.5.19)

これは「クミリンゴガイ」(リンゴガイ科)という巻貝のたまごです。俗には「ジャンボタニシ」と言うそうです。

(撮影:2019.8.11)

今回は「ジャンボタニシ」の現物を大量に見つけました。大きさは2~3cm位でしょうか?成体は殻高5~8cmに達するそうです。

凄い量です。日本へは食用として、1981年に台湾から持ち込まれ、野生化し、「要注意外来生物」になっています。

水田に生息して稲を食害することがあるので稲の害虫です。

卵塊(卵が多数が固まったもの)も水路の壁にたくさん張り付いていました。一つの卵塊に200~300個の卵が入っています。卵には毒があるため、天敵に捕食されにくいそうです。

「ジャンボタニシ」と一緒に「ザリガニ」もたくさんいました。私が近づくと威嚇してきます。「ザリガニ」はタニシを食べることもあるそうです。

 


旧壽屋本家(きゅうすやほんけ)part2:一宮町

2019年08月12日 | お気に入りのお店(BOSO編)

旧壽屋本家(一宮町)」は、2017.11.20「古民家っていいなぁ(千葉県)」で紹介しましたので詳細はそちらをご覧ください。

何度かランチ&カフェに行ったことがありますが、今回は久しぶりにあーちゃんと昼ご飯を食べに行きました。

土蔵造り木造2階建ての店蔵を持つ元鰹節問屋だった建物で明治30年頃の建築と考えられています。国の登録有形文化財です。

夜には行ったことがありませんが、昼夜で店を変えています。

店蔵正面を往時の姿に復原整備しています。国道128号線に面していて、冷房がないので車の音が少しうるさいのが難点です。

「ローストビーフ定食」(1,000円)を頂きました。美味かった!


夏の花9:ムクゲ

2019年08月12日 | 花さんぽ・花めぐり

夏と言えば「ムクゲ(木槿) 」(別名:ハチス)の花。この花を知らない人もいると思いますが、ハイビスカスの仲間です。また、韓国の国花でもあります。

「ムクゲ」は、アオイ科フヨウ属の落葉低木で、樹高2~4mです。ひと夏の間、休みなく咲き続けるので庭木として重宝されています。

花は一日花です。中には翌日まで咲いている花もあるようです。夏~秋に5~10cmほどの花を咲かせます。(開花期6~10月)

良く見かける白の一重に花に中心が赤い底紅種の「日の丸(宗旦木槿)」

一重の桃色の花で底紅。園芸品種が多いため、以下の品種名はわかりません。

 一重の赤い花で底が濃い赤。 

青紫色の花で底紅。ムクゲの葉は菱形に近い形で3裂し、互生。縁には粗い鋸歯があります。

 

半八重咲きで桃色の花

白花の半八重咲き底紅

 

 桃色の八重咲きで底紅。これが一番可憐ですね。

赤の八重咲き。豪華な感じがします。

 

淡い桃色の八重咲き。清楚で気品があります。

 淡い桃色の花びらに、少し濃い桃色のボカシが入ったような八重咲き。あまり見かけません。


夏の風物詩②:ホオズキ

2019年08月11日 | 花さんぽ・花めぐり

7月に浅草寺で催される「ほおずき市」は、夏の風物詩として有名ですね。

ホオズキ(酸漿・鬼灯)」 は、ナス科の多年草で、草丈は60~90cm位になり、

葉の付け根にクリーム色の小さな花を6~7月頃に咲かせます。

右側の株の葉の付け根(下の方)に「ホオズキ」の赤ちゃんが生っています。小さくてパソコン画面でないと見えないかもしれません?

先日、花屋さんの前を通りかかると、朱色をした大実の「ホオズキ」が売られていました。明後日からお盆です。

お盆にガクに包まれた「ホオズキ」の果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾るそうです。

こちらは1個80円で売られていました。実だけを3〜4個カゴに入れたものを飾るようです。

実を包み込んだ、提灯のように膨らんだガク(萼)が色づきはじめるのは本来8月下旬頃で、これよりも早い時期に赤く色づいた状態で出回るものは、ほとんどが「植物成長調整剤」を使って着色促進されたものだそうです。

ガクが緑から赤へと変化していくのが特徴です。一般的には、草丈が1mほどで切り花向きの「タンバホオズキ」が多く栽培されています。

最初は緑色をしていた実は、8~9月頃に赤く色づきます。実は苦くて食べられません。

因みに観賞用以外に「食用ホオズキ」があり、秋田県などで栽培されています。ガクは一般的な「観賞用ホオズキ」のような果実を包む殻は赤くはなく、枯れた感じでカサカサしています。丸い実は黄色で1個入っています。

なお、お値段は1パック(約100g、18~24粒)で、1,900円程度のようです。一度、食べてみたいものです。


夏の風物詩①:吊りしのぶ

2019年08月10日 | 花さんぽ・花めぐり

皆さんの家に「吊りしのぶ」はありますか?「吊りしのぶ」どころか「風鈴」すらない家が殆どでしょうネ。勿論、私の家にもありません。

冷房の普及で「吊りしのぶ」は廃れ、現在ではその名称すら知らない人も多いそうです。

吊りしのぶ(別名:軒しのぶ)」とは、竹やシュロの皮などを芯としたものにシダ科の植物「しのぶ」を這わせた「しのぶ玉」を軒先などに吊るしたものです。

昔は夏の風物詩といえば軒先に吊るした「吊りしのぶ」。更にその下に「風鈴」をつけることで「疫病除け」、「魔よけ」を兼ね、涼し気な姿が夏のインテリアとして、明治から昭和にかけて広く庶民にも愛されたそうです。

しのぶ」は日本全国どこにでも自生している落葉性の山野草ですが、亜熱帯地方を原産とした常緑性の「しのぶ」も使われるようになったそうです。冬は屋内のインドアグリーンとして楽しめます。

風鈴」は、ガラス製の「江戸風鈴」がポピュラーですが、鉄製の「南部風鈴」の方が音色が良いそうです。色やデザインでも雰囲気が相当変わります。

旧吉田家住宅」(柏市)の書院への渡廊下辺りに吊るしてありましたが、古民家(江戸後期築)に良く似合います。