12/20 二日目
新阪急ホテルは立地条件も良く、とても大きく立派なクリスマスツリーが飾られた素敵なホテルでした。お部屋も綺麗で気持ちよく過ごせました。
ホテルから観光バスが8時に出発です。昨夜一緒に夕食を楽しんだうちの、北海道から参加の2人の男性は終日フリーで、もうこのツアーには参加しませんので、ツアー参加者は6名になり高知市内を廻ります。
はりまや橋などを経て高知駅へ。
こちらが高知駅、クジラドームとも呼ばれているユニークな駅舎です。
その高知駅のすぐ隣にあるのが、「高知・龍馬ろまん社中」。 坂本龍馬を育んだふるさと土佐と江戸、神戸、京都、長崎などゆかりの地の象徴的な出来事を通して、龍馬の激動の人生を紹介しています。
大河ドラマ「龍馬伝」で出演者が着た衣装なども展示されていました。 龍馬さんに扮した方と一緒に写真を写してもらいました。(載せませんけど・・・)
ここから、前回も行った「坂本龍馬記念館」と桂浜に向かいます。
再び、2ヶ月後に龍馬記念館にやってきました。 幕末のヒーロー龍馬、ここには龍馬が残した手紙など、貴重な資料が沢山展示してあります。
妻のお龍さんとの出会い、お龍さんの人間像なども詳しく紹介されていました。
龍馬と中岡慎太郎の最後の場面、近江屋が復元されています。ここでは血痕が残っている掛け軸と屏風が復元されていますが、地下2階では血痕が残った本物の掛け軸と屏風が展示されていました。
記念館から徒歩で10分位、ぶらぶらと散歩しながら桂浜に出ます。
今日は晴れの予報ですが、まだ空には雲が多いけれど、風もなくとても暖かで散歩日和です。
桂浜の突端、龍王岬まで行ってみました。 ひときわランの花が美しく咲いていました。ランの花の左に見えるこんもりした丘の上に龍馬像が建っています。
その龍馬像の所に行くと、なんと昨夜お別れした北海道の2人の男性とばったり出会いました。彼らは別のホテルに宿泊です。
「奇遇ね」と思わず、連れの方にシャッターを押していただきました。真ん中の2人の男性が北海道の方々、右のお二人が最後まで4日間一緒に行動した方で、赤羽のOさんご夫妻です。 ご当人に無断で載せたのでサイズは小さくしてみました。
私達が坂本龍馬記念館と桂浜を散策している間に、観光バスは「高知龍馬空港」まで行き、3人の女性たちがここからこのツアーに加わりました。
彼女たちは1泊2日なので、私達の2日目と3日目を一緒に行動することになり、総勢9名になりました。
ちょっと面白いパターンのツアーなんです。
天気もよし、午後からは四万十川の下流域で屋形船に乗り川下りを楽しみました。
50人乗りの屋形船ですが、私達のツアーの参加者のみで、貸し切り状態でした。どこに行ってもガラガラと寂しいくらいに空いています。
船長さんの愉快なトークを聞きながら、お腹を抱えて笑う場面もあり、約1時間ほどを楽しく過ごしました。暖かいので窓を開けてそよ風が肌に心地よく、外の景色も十分に楽しめました。
四万十川は日本最後の清流と言われているそうですが、深さが4m位あるところでも、窓から水の中を覗き込むと川底の小石まで良く見えびっくりしました。もちろん泳いでいる魚も良く見えましたし、水の透明度が素晴らしかったのを確認しました。
海水と淡水が交差する「汽水域」が、四万十川では約9Km続くそうです。海の魚と川魚が共存している場所でもあるんですって。そして清流の汽水域でしか採れない天然青のりは、国産の90%以上がこの四万十川で採れるそうです。
伝統の漁法で魚をとる漁師さんを紹介して貰いました。
岸さんという漁師さんに、「柴漬漁」を実際に見せていただきました。
椎の木などの枝を束ねた物(柴)を川に沈め、枝の間に潜んでいる魚やウナギやエビなどを、柴の束ごとすくい上げて、大きな網の中で揺すって魚などをとる漁法ですって。初めて見ました。 「岸さん、何か捕れましたか?」
「うなぎがかかったぞ~」 あららほんと天然のウナギです。小舟が近寄ってきてウナギを見せて貰いました。まだ可愛いサイズでしたが、これで3年位らしいです。 ピンク色の口から舌?を網の外に突き出していました。
こちらは少し若い漁師さんで松本君です。「投網漁」を見せて貰いました。
実際に網を投げてくれたのに、シャッターチャンスを逃して、網が水面に入ってからの写真になってしまいがっかりです。
腰をひねってかっこ良く投げてくれたのに、写真は難しいな~
網を引き揚げてみると、残念ながら網の中は空っぽでしたが、バケツの中から今日捕れたウグイを見せてくれました。
まだ元気でピンピンと体をくねらせていました。やっぱり口がピンク色でした。
日本最大級の川魚「アカメ」はこの汽水域に棲み、2m以上にも成長するそうです。「アカメ館」で はく製にして飾ってあったのは、1m位だったように思います。引き上げるのが、大変だったとのことでした。
満々と水をたたえた「四万十川」。ちょうど満潮の時間でほとんど水の流れが止まったような、静かなゆったりとした四万十川を心ゆくまで実感することが出来ました。
いつまでもこの清流を保って欲しいなと思います。
ここから今晩の宿の足摺岬を目指します。 海岸沿いの道をくねくねと南下します。まだまだ遠く到着する頃は暗くなりそうです。
前回とまた違ったホテルで温泉なので楽しみです。 続きはまたね~