一週間のご無沙汰でした。
梅雨のまっただ中に北アルプスに行ってきました。
今回は登山ではなくバスツアーです。
もっとも股関節の手術をしてからは登山は無理になりました。
乗り物を乗り継いで、2450mの立山室堂まで行けるのですからありがたいです。
今回はOG時代の友人4人と参加、申し込みなどすべてお任せで楽チンでした。
6/4(日) 曇りのち小雨
新宿西口発 8:30 梅雨時でもあるので日曜日でも中央高速道はすいています。
途中山梨県双葉サービスエリアでは晴天になり、あら~青空に期待も~
豊科ICを降りてから、信州そばでランチをしました。
蕎麦は美味しいものの、汁が今一つ。 夫の汁の方が美味しいよ・・・
この頃小雨が降り出し、今晩の宿がある栂池高原も雨情報が・・・
梅雨承知で参加したのだもの、雨も覚悟の上。とはいえやっぱりちょっと期待もあったのに、山が近づくに従って雲が厚くなる・・・
ホテルには道路がすいていたので、午後1時半には到着。
オプションの栂池植物園廻りを申し込んだものの、雨ではとキャンセル。
温泉に入りおしゃべりとすでにおやつをなんだかんだ食べ続け・・・
女4人が集まると賑やかで、バスでは控え目にしていましたが・・・
それでも夕食はそれなりに美味しく頂きました。
6/5(月) 曇りのち晴れ
天気予報では曇り、朝目覚めて窓の外を見ると、白馬岳が雲の間から顔を出していました。
白馬は相変わらず美しい山です。 かって若かりし頃3回登っている懐かしい山です。
もしかしたら、この雲の上は晴れているね。とついつい期待が膨らむ・・・
そうよ、この4人もまた晴れ女なのです。 あ一人はまだ・・・
8時にはホテル前からバスが出発。
大町市の扇沢に向かうと思っていたら、バスは北上して日本海沿いに北陸道を走り、富山の方から室堂に向かうとのことです。
なるほどね、バスツアーだとそういうコースもありなんです。
(15年ほど前、夫とマイカーで扇沢から入ったことがありました)
富山側から入るのは初めてなので、ちょっと余計にワクワクします。
北陸道はいつ来てもガラガラ状態、バスはすいすいと進みます。
立山駅からは北アルプス全体が雲の中、何も見えません。
ツアーバスはここまで、ここからはケーブルカーで美女平へ。
美女平からは高原バスに乗り換えて、いよいよ目的地の立山室堂へ。
(ツアーバスは降りるとすぐにまた逆に走り、長野県側の大町市扇沢で私達が山から下りてくるのを待っていてくれるのです。う~んありがたいわ!)
道路上には雪はないものの、室堂が近付くとこの雪道が、雪の壁がまだ残っていました。まさか見られるとは思っていませんでした。
今年は15mまで雪が積もったとのことでした。すご~いと思ったら、過去の最大積雪の記録は25mですって。
えっ~想像が出来ない高さですね。
立山山頂の雄山は残念ながら雲から顔を出しませんでした。
室堂にいられるのは1時間と15分位。その間に何とか顔を出してと祈ったけどだめでした。
お昼のお弁当を広げながらも、時々ガスが晴れないかな~とチェック。
う~ん今日はダメみたい。雪渓の上を歩いて散策。
ミクリガ池はまだ雪が解け始めたころでした。
雪が消えているところでは、早くも「チングルマ」や「イワカガミ」が可愛らしく咲いていました。 花の特集は次回にします。
室堂からトンネルトロリーバスで10分乗ると大観峰。
たった10分降りただけで、東側は晴れていました。
なんと青空が眩しいことか、もうちょっと早く晴れてくれたらな~
ここがツアー観光の悲しい所ですね。
遥かかなたに「野口五郎岳」を望み、大天井岳もちらりと顔を覗かせました。
目の前に「針の木岳」がそそり立ち、「赤沢岳」は雲がかかっていますが、この赤沢岳の下をトンネルを苦労して貫通させたのが、例の裕次郎の映画「黒部の太陽」ですね。黒部湖も綺麗に見えています。
下から上がってきたロープウェイに、今度は私達が乗って下ります。
このロープウェイは全長1.7Kmですが、間に柱が1本もないそうです。
確かにありませんでした。乗ってしまえば7分間で「黒部平」へ。
黒部平駅から写した立山連峰、残雪があると山は余計に魅力的。
次はケーブルカーに乗り、いよいよ黒部ダムへ。
満々と水を湛えた 黒部ダム、堰堤を歩いて下を覗き込むと、怖いほどの迫力。
階段をかなり下に降りて、近くで放流を眺めてきました。下に吸い込まれそうでした。
放流した水がこの黒部渓谷に流れ下っていました。
雨に洗われた「カラマツ」の新緑が目に眩しいくらい綺麗でした。
そして赤沢岳の地下トンネルをトロリーバスに15分乗り扇沢へ。
そこにはお約束のツアーバスが待っていました。
大町を経て豊科インターから一路新宿へ。
新宿駅には夜 8時半に到着。1泊2日のハードなバスツアーでしたが、梅雨という時期を思えば、とっても天候にも恵まれた楽しい2日間でした。
やっぱり晴れ女健在でした!!