香川県琴平温泉で迎えた2日目の朝、温泉の朝ぶろで目が覚めます。
体重計に乗ってさらに、ぱっちりと目が覚めました。まだ朝食も食べてない一番体重が軽いと思われる時に、すでに2kg増加していました。
食事が美味しいから仕方がないけれど、先が思いやられます。
小雨がぱらつく中、高速道に乗り愛媛県松山・道後温泉を目指します。
雨が降っても、博物館巡りだから問題ないね。と思っていたら なんということでしょう。見たいと思っていた美術館は月曜日はお休みでした。
今日はその月曜日なのです。しかも松山に向かっている車の中で気が付いた次第・・・
はるばる埼玉から訪れ、しかも歴史好きの私たち家族、「坂の上の雲ミュージアム」や「子規記念博物館」を楽しみにしていたのに・・・
秋山兄弟の生家を復元した生誕地もお休みでした。ことごとく月曜定休日で腹が立ってきます。
しょうがないから気持ち切り替えて、見られる所を廻ろうという事になりました。
この建物は「萬翠荘」です。ここは無休でした。旧松山藩主の子孫久松伯爵の別邸です。
ロココ様式の館内は、あちらこちらに大正ロマンが漂っていました。 階段上のステンドグラスです。
この建物の裏山にあるはずの「愚陀佛庵」は今年の7月の豪雨で建物が流されてしまい、崩壊してしまったとのことです。
そういえばテレビのニュースで聞いたような気がしました。
こちらもとても残念です。愚陀佛庵は夏目漱石の下宿先の離れを再現したもので、療養のために帰郷した正岡子規が居候していたという建物です。
こちらも無休の子規堂です。17歳で上京するまで暮らしていた旧宅を復元しています。
小さな勉強部屋もあり、紀行文や植物などの写生帳などが展示されていました。
子規堂の目の前に、坊っちゃん列車の客車が1両展示されていました。とても小さく可愛い車両でレックスも大喜びでした。
2日目の宿は道後温泉本館から3分の所にある、「宝荘ホテル」です。広い角部屋で松山市内の眺めもよく、はるか遠くに松山城も見えました。
テレビの映像で見たり、雑誌やガイドブックでもおなじみの道後温泉本館。昼間でも入浴する人で賑わっていました。
開湯3000年の歴史を誇る、日本最古の公衆浴場で重要文化財になっているそうです。
夫と私は夕食が済んでから、夜9時前ごろに入りに来ました。2種類ある内の「神の湯」を体験しました。浴室の天井が高く、石造り(たぶん大理石か)の重厚な湯船は深く少し熱めの温泉でした。
すべすべして気持ちが良い湯でしたが、ホテルの温泉の方がもっとお肌がつるつるになるような印象でした。
道後温泉のすぐ近くにある「伊予のご馳走おいでん家」の海鮮丼、雑誌を見て美味しそうなので、ランチはここにしました。
もちろんお刺身は新鮮でしこしこと歯ごたえあり美味しかったのですが、お盆の右上の2個の器が気に入った娘と私。
その焼き物は「砥部焼」でした。夕方の夕食前の時間に窯元まで車で行ってみることにしました。タダでは済まない予感が・・・
行ってみると、素敵な焼き物がずらり~と沢山並んでいました。見るだけねと思って来ても、ついついね~
四国旅行の記念に買ってしまいました。ちょっといいお値段するので2枚をお買い上げ!
それがこちらです。藍色が好きなので、白磁に藍が映えるお皿を選びました。普段に使えるシンプルなものです。
毎日使っていると器も飽きるので、たまに新しい器を買うと新鮮で嬉しいし料理のし甲斐がありますね。
こちらは娘が買った3品です。どれにしようかさんざん悩んで選んだのは赤が可愛いお皿でした。
彼女らしい選択です。
この小さな器と同じものが、ランチを戴いた「おいでん家」で使っていて目を引かれたのです。
娘はドレッシングを入れたり、ミルク入れにするためにお買い上げ。小さいのに結構なお値段でしたよ。
夜道後温泉本館の湯に浸かった後、アーケード街をぶらぶらすると、土産物を売っている店や可愛い小物を見て歩くのは楽しいですが、砥部焼の焼き物の専門店がありました。そして窯元とそんなに変わらない?お値段でした。
そのお店でまた一枚気に入ったお皿を見つけたのですが、幸いと言うかお財布を持たずに出かけたので、買えませんでした。入浴料しか持って行かなかったのです。
明日は3日目足摺岬を目指しますが、その出発前に9時から「坂の上の雲ミュージアム」に行くことにしました。
10/26 (火) 3日目
早朝再び温泉に浸かり、朝食後ゆっくりする暇はなく「坂の上の雲ミュージアム」に出かけました。ホテルから15分位の所にあります。
駐車場がないので、近くの駐車場を見つけて9時前に到着、一番乗りでした。
私達3人は歴史好きで、特に幕末から明治への大きく時代が動いていく頃のことに興味があります。
偶然にも司馬遼太郎の「坂の上の雲」を3人とも読んでいました。
NHKでドラマ化にもなったので、バスツアーのお客さんも添乗員さんと共にやってきました。
「坂の上の雲」は産経新聞の連載小説だったのですね。4年間もかかったようです。壁面になっていて知りました。
日露戦争で活躍した秋山好古・真之兄弟と正岡子規ゆかりの資料が沢山展示してありました。 見ることが出来て満足でした。
「坂の上の雲」を再び読んでみようかなという気持ちになっています。
前日に訪れた、「萬翠荘」がお向かいにあるので、「坂の上の雲ミュージアム」のガラス越しに全体像を写しました。素敵な洋館でした。
ここから「内子」を経て、足摺岬に向かいます。続きはまたね。