一人で飛行機に乗る場合は、必ず通路側の座席を指定します。
自分の行きたい時に、トイレがすいている時に行けるというただそれだけですが、他人に気兼ねしたくないですから。
今回予約した飛行機会社では、48時間前から座席指定出来ることになっています。
忘れないように2日前から、ネットで座席指定にトライするのですが、予約番号が違うなどのエラーメッセージが出て予約できなかったのです。
Eチケットを印刷して見ながらトライしているから、間違っているはずはないのにです。
出発前の2日間ぐらい、準備やらもろもろ過密スケジュールだったし、まあいいか~当日早めに行けば~と思っていました。
出発当日は、早めに行き過ぎて4時間前に成田空港に到着していました。
前回3月の時は、大震災にぶつかって大騒動でしたが、早めに成田空港に到着していたので、なんとか翌日に出発することが出来ました。
やっぱり早いに越したことはないと、でも4時間前はさすがにカウンターは開いていませんでした。
出発の3時間前に開くと言うので、時間をつぶし3時間半前に行ってみると、もう列が出来ていました。
私の番になって、通路側を指定すると、もう一杯ですって。 「えっ?そうなの?」
夏休み中ですから、ファミリーの3・4人連れがとっても多かったのです。
真ん中のお席しかありませんと言われれば仕方ないですね~
真ん中は両サイドに気を使うから、一番座りたくない席で、初めてです。
まあしょうがないな~とあきらめました。映画を見るか寝て行くしかないな~
なんだこんなで、アメリカの税関申告書を貰い忘れていました。
出発までの時間に、iPad2 を試したかったのです。
空港は公衆のワイファイが使えます。暇な時間をネットでもしていようと。
ネットが接続出来、メールチェックも出来ました。友人に返信メールをしたり、Skypeも確認。
残念ながら、娘はパソコンを起動していないので話は出来ませんでした。産後2日目ですから当然です。
ネットで遊んでいるうちに、時間を忘れると大変なので、とりあえず出国し、出国ゲート付近で再びiPadを取り出して試しましたが、もうここでは接続出来ませんでした。 「そうなんだ、残念!」
飛行機の中は、ファミリーの小さな子供連れが多くて賑やかでした。
私の座席の左側通路側は中国人の青年、右側はインド系の女性でした。この女性はひたすら寝て居ました。
中国青年は何かと親切な人で、良かったわ~
娘の家に着くと、多分途端に忙しくなるから、とりあえず寝るために、食事がすみ映画を1本見終わると、睡眠導入剤をなめて~
たぶん、2時間ぐらいは寝ていた気がするわ~
LAまで飛行時間がこの日は9時間45分かかる予定。 だんだん残りの飛行時間が少なくなると、税関申告書を書いてないことが気になりだしたの。
たぶん、アメリカ人以外のビザを持っていない人は必要だから、必ず機内で配られると安心していたのですが~
ふと気がつくとお隣の中国人青年は、すでにこの申告書を持っていました。
乗務員が通りかかったら、貰おうと思っていたけど、通路側にいないからタイミングが~
日本人以外の乗務員には何と言えば通じる? 考えているうちに、二度目の食事時間がきました。
この時にようやく「イミグレーションの用紙くださいね」と伝えることが出来て良かったな~
「食事後でいいわね?」というので「yes!」 そのうちすっかり忘れられて、私またそわそわ~
お隣の青年も、乗務員に再度言ってくれて、その必ず入国する際になくてはならない税関申告書を貰えた時には、着陸時間が迫っていました。
焦る私~、9時間以上乗っていてなんで~、たぶん寝ている間に配って気がつかなかったのかな~??
その乗務員、用紙を2枚持ってきて、「外国人(私のこと)は税関申告書の他に、出入国カードが必要よ」
私は前はそうだったけど、確かESTAに登録してからは、税関申告書だけで良かったように思ったけど???
文字が小さくて良く見えないし、ますます焦る気持ち~ 2枚も書くなんて。
何とか書き終えてホッとすると、あら~お腹の調子が悪いな~、トイレに行きたくなっています。
家でも朝食後は必ずトイレだけど~ ここは飛行機内だよ~ と自分のお腹に言い聞かせ~
良かった無事に着陸だ~ 空港で入国前にトイレに行こう。
窓の外は懐かしいLAの青空と、パームツリーが視界に入ってきています。
でもシートベルトをはずす許可がおりません。 「空港が混んでいるので、このまましばらくお待ちください」のアナウンスです。
「えっ!」 私もう待てない緊急状態なんですけど~
シートベルトをはずす許可が降りたら、降りる前に機内のトイレに行こうと考えを変え、待っているけど再び「シートベルトは外さずしばらくお待ちください」とアナウンスされます。
だってトイレは目の前、3m前にあるのに、脂汗冷や汗が出てくる始末「つらい~」
意を決して、お隣の青年に「トイレに行きたいの」と立っていただき、トイレに行こうとすると、座っていた乗務員が「立たないで座ってシートベルトをしなさい」と言う。
私だってそうしていたいわ。でも乗務員に拝むポーズをして、トイレに飛び込みセーフでした。
目撃した人たちは、みんなきっと非常識な人だと思ったでしょう。
でも何と思われても仕方がない事情があったのよ~
結局到着してから、機内に35分も待たされたんです。 私の判断は誤っていなかったわ~ 非常識だけど!!
私何かとお腹に来るタイプなんです。ふだん何でもないのに、外国では良く食あたりするし~
私が思っていた通り、出入国カードはESTA登録していれば必要がありませんでした。
税関申告書とパスポートがあればOKです。
入国審査では visitor と書かれた列に並び、たいした人数でないけど一人ひとりにとっても時間がかかっています。
要領のいい人と悪い人がいます。 入国の際に聞かれることは、目的と滞在先と滞在日数です。
それだけを準備していれば、私のように英語が駄目な人でも大丈夫。
でも「感じのいい人に当たりたいな~」と思いますね。
笑顔で「hello!」目的は「My daughter is having a baby soon!」 もう生まれちゃったけど、過去形にしなくても大丈夫、わかりゃしない。
滞在先は 「My daughter’s house」 滞在期間は「about two months」
ついでに「baby is a boy!」と「take care of baby」 も出ました。 この片言の英語でばっちり。
「congratulation! おめでとう!」 だって、「thank you!」
両手の指紋をとり、顔写真も写します。これで時間がかかるのよね。 でも私は短時間だったと思うわ。
笑顔と心臓の強さで乗り切りました!!
荷物を受け取って、税関も笑顔で突破。 そこをクリアすると笑顔のレックスが待ていました~