俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『入道雲』

2009-08-11 12:33:13 | Weblog

白い波、きらめく青い海、紺碧の空、水平線にもくもく並ぶ白い入道雲は夏の風物詩そのものです。
変化するその形は可愛い坊やであったり、白い犬たちの戯れであったりする親しみの入道雲ですけど・・・

空高く盛り上がり天衝く大入道となって雷神を呼ぶのです。
辺り一面真っ暗となって稲妻が走り、思わず両手で耳を塞ぐ天地をひっくり返したような雷鳴を轟かせて、突然バケツをひっくり返したような夕立を降らせるのです。

でも、さっと通り過ぎた後は、打ち水をしたかのようにひんやりしたさわやかな夏の夕暮れとなるのです。
実に男性的ですがすがしい。

☆       ☆       ☆       ☆

今年の天候は、いつ梅雨が明けたのかどうか判らないですねえ。

一昨日の日曜日、久方ぶりに南房総へドライブして来ました。
海水浴場は何処も子供連れの家族で溢れ返っていました。

その海で生まれた灰色の湿った雨雲が、やがて巨大な入道雲となって湧き立ち上がり、夕闇のような薄墨色の空を次から次へと山へ向かって流れて行きます。
風雲急を告げる!

☆       ☆       ☆       ☆

台風に、地震・・・
集中豪雨・・・ 地すべり、水害・・・。
家が倒壊、橋が流失、車が流され、人が亡くなり、行方不明も多数、農作物への被害も甚大です。

毎年、毎年、毎年・・・ 繰り返される光景です。
「天災」で片付けるには、あまりにも安易過ぎませんか?

治山治水は、国を治める基本ではないですか・・・ 入道雲怒る!