俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『かおり風景百選・山田町府馬の大クス』

2009-09-04 23:14:35 | Weblog
先日、千葉県山田町にある「府馬の大クス」へ行ってきました。
車がやっと通れる曲がりくねった山道を登った集落の中にありました。

なかなかの巨木でした。

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2001年、環境省の選定で、その発表の概要には次のように有りました。

《樹齢1300年から1500年のタブノキが境内をおおい、枝が地上に垂れて根を張り子楠となり、別の木のように見える。境内はダブノキ特有のかおりがする。国指定天然記念物で、樹高20メートル、幹回り27.5メートルにもなる。地元住民が中心となり、「おおくすを守る会」を発足し、自然保護活動を展開している。》

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「大クス展望公園」の立派な説明案内板には概略以下のように書いてありました。

《「府馬の大クス」樹齢1300年から1500年の巨木。クスノキではなくてタブノキ。文化庁が天然記念物に指定した際に、俗にイヌグスの名で通っていたことから大クスとして指定したため、今もその呼び名が残っています》

また、《隣にある小さなお社は宇賀神社といい、773年に始まる神社だそうで、大クスはその御神木ともいわれているそうです。境内に入るとタブノキ特有の香りが辺りを包み込んでいます。この香りは2001年に環境省が選定した「かおりの風景100選」に「府馬の大クス」として選ばれています》

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疑問点の整理

① 文化庁はタブノキを何故クスノキとしたのか?
② 環境庁は「タブノキ特有のかおりがする」と選定概要に書きながら「クス」と命名したのか
③ 幹周り27.5mと選定概要にあるが、本当にそんなに太いのか?

④ 選定概要に「樹齢1300年から1500年のタブノキが境内をおおい」とあるが、太枝は大分朽ちて可哀想なぐらいの老木で、「境内をおおい」はオーバーですよね?
⑤ 選定概要に「枝が地上に垂れて根を張り子楠となり、別の木のように見える」と有りますが、「子楠となり」とはクスノキなのか? 又「別の木のように見える」とはタブノキのことではないでしょうね?

⑥ 773年に出来た神社は今年で1236年になるが、樹齢1300年とすると樹齢若干64年のタブノキが御神木になるほど立派だったのだろうか?
⑦ 選定概要に「境内はダブノキ特有のかおりがする」とありますけれど、それに反応しないワルポンの臭覚を疑います。

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文化庁にも環境庁にも喧嘩を売る気は有りません!
また、地元の誇りをけなす気も有りません。
まして、宇賀神社は丁寧にお参りしてきました(賽銭も奉納して)。

文化庁、環境庁の事務方や選定委員会の皆様がいい加減じゃないかなどとはこれっぽっちも思っていません。

お上の決めたことですから・・・「前期高齢者に入るワルポンの感覚が狂っているため」としか云いようがありません。