俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『取手宿本陣』

2012-07-30 16:37:17 | 観光地
江戸時代に定められた日本の幹線道路は、日光街道、東海道、中山道、甲州街道、奥州街道の五街道です。
これに順ずる脇街道の一つである水戸街道は、江戸から水戸城下に至る街道で、始点の千住宿から新宿、松戸宿、小金宿、我孫子宿に次ぐ5つ目の宿場町に「取手宿」があります。

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染野家は代々取手宿の名主を勤めていましたが、水戸徳川家から本陣に指定され、江戸と水戸の間を行き来する水戸藩士や、他の大名も染野家を本陣として宿泊や休憩に利用して来たのだそうです。
堂々とした風格を持つ入母屋破風造りの94.5坪もある主屋です。



すぐ近くの小高い丘の上には、承平元年(931年)平将門が祈願寺として創建したと伝えられる臨済宗妙心寺派の古刹・大鹿山長禅寺があります。京都・妙心寺の末寺です。
新四国相馬霊場八十八ヶ所(現在の取手市、我孫子市、柏市にまたがる札所)の発願・結願寺でもあります。
本尊は「延命地蔵尊」です。

三世堂(さざえ堂)も見どころです。



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長禅寺参道の入り口には、奈良漬120年の老舗・新六本店が「奈良漬の新六」として店を構えています。

新六本店は代を辿れば1700年代まで遡ることが出来る造り酒屋、廻船問屋が前身だったそうで、酒粕と漬物材料の調達は御手の物だったようです。
この奈良漬を一切れ頬張れば、これがまた旨いのです。病み付きになりそ・・・

蕎麦処も多いのです。
100号の油絵を惜しげもなく店に飾ってある美味しい蕎麦屋もありました。

食い気にばかり走っては、フォトコン入選も推して知るべし・・・