俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『館林』

2015-03-05 18:45:20 | 観光地
館林は、江戸時代は北関東の要所として、榊原家、徳川家など七家の譜代大名の居城となりました。
犬将軍で知られる徳川五代将軍綱吉公も若かりし頃に大名になった藩でもあるのです。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

館林と云えば、今上天皇の皇后・美智子様の実家が日清製粉の創業家であり、前姓は正田で、本家筋に正田醤油があることでも知られています。

江戸時代最後の殿様は秋元家で、その「旧秋元別邸」では「ひな祭り」が行われていました。
明治から平成の七段飾りのお雛さまが全館一杯に所狭しと飾られていました。
ボランティアのガイドさん(リタイヤ組のおじいさん・おばあさん)が懇切丁寧に説明してくれました。


向かって左が上席でお内裏さま、右がお雛さま。
三人官女では真ん中の三方を持った方が一番偉い女官だそうです。次の壇が五人囃子。その下の壇には向かって右側に左近の桜と左大臣、左側に右近の橘と右大臣が飾られています。

左大臣と右大臣では左大臣の方が偉いそうです。これは内裏さまから見て左側になるので、向かって右側が上席になるのだそうです。

えっ? ではお内裏さまとお雛様は逆ではないでしょうか?
その通りです。大正時代より前は向かって右にお内裏様で左がお雛様でした。
じゃあ、なぜ?
昭和天皇の即位の時に並ばれたのが、今の飾り方になったのだそうです。

秋元家に伝わるお雛さまは市立図書館の2階に飾られていましたが、撮影は厳禁でした。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

館林と云えば、やっぱり“うどん”ですよね!
2013年、2014年と2年連続で日本一になったいう館林駅前の「花山うどん」へ行きました。
正田醤油の“土佐醤油”を使った汁に、麺はつや・こし極上、もっちりしこしこ噛み応え十分で喉越しなめらか・・・旨かった!

腹ごしらえが出来たので、館林と云えば、もう一つ忘れちゃいけません!
分福茶釜の茂林寺へ・・・

町をあげてのひな祭りと云うことで、参道に並ぶタヌキさんも一帳羅の着物を着てお出迎えでした。


ここの内裏さまは向かって右側です。


*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

秋元別邸のボランティアのガイド爺さんの説明はどうにも理解が出来ません。
そう云えばアンチョコデータの分厚い冊子を見ながら説明していたもんな・・・

帰りがけ地元のスーパーに立ち寄り、正田醤油と土佐醤油各一本買い求めました。
早速、たれ汁を作ってみんべェ~