“市”といっても、NHK大河ドラマ“お江(ごう)”の母上様・“お市の方さま”の
“市”ではございません!
そう、そうです。座頭市の“市”です。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
先日、九十九里浜へ行って来ました。
上総一ノ宮の東浪見(とらみ)から旭市の飯岡までの海岸線は、弓のように反り返っていて、砂浜が九十九里も続いているのです。
もっとも、この距離は「源頼朝が6町(1町約109m)を1里として矢を立てさせ、99本の矢が立ったので九十九里浜と命名」したのだそうで、全長は約66kmです。
飯岡の刑部岬の展望台からは、見事な円弧状の海岸線を見渡すことが出来ます。
「日本の白砂青松100選」と「日本の渚百選」に選定されています。
繁蔵と助五郎の利根の川原の“出入り”の「天保水滸伝」を浪曲で楽しんだ方も多いのでは、と思いますけれど、飯岡は助五郎の縄張りでした。
“市”が助五郎親分のところに草鞋を脱いでいたという地元での取材を基に、子母澤寛があの「座頭市物語」を書いて、勝新太郎の名演技で大ヒットしたのでした。
飯岡の町中の太平洋に面して、飯岡温泉「国民宿舎 飯岡荘」があります。
敷地内に“座頭市物語の碑”が建っていました。
碑には「座頭市物語」の冒頭の一節が書き出してありました。
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【天保の頃、下総飯岡の石渡助五郎のところに座頭市という盲目の子分がいた。何処からか流れ込んで来て盃をもらった男だが、もういい年配で、でっぷりとした大きな男、それが頭を剃って、柄の長い長脇差をさして歩いているところは、何う見ても盲目などとは思えなかった。(中略)何処の生まれか、どんな素性の奴かわからないが、とにかく、按摩で関八州を股にかけて渡っていた者で、みんな見た通りに座頭座頭といったが、市という名も市太郎か市五郎か、それとも出鱈目かわからなかった。】
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♪~利根の川風 袂に入れて
月に掉さす高瀬舟~♪
玉川勝太郎(二代目)の浪曲でも聴きながら、佐原、笹川、東庄(とうのしょう)と利根川を下って、銚子から飯岡へ廻れば下総の往時を満喫すること間違いありません。
“市”ではございません!
そう、そうです。座頭市の“市”です。
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先日、九十九里浜へ行って来ました。
上総一ノ宮の東浪見(とらみ)から旭市の飯岡までの海岸線は、弓のように反り返っていて、砂浜が九十九里も続いているのです。
もっとも、この距離は「源頼朝が6町(1町約109m)を1里として矢を立てさせ、99本の矢が立ったので九十九里浜と命名」したのだそうで、全長は約66kmです。
飯岡の刑部岬の展望台からは、見事な円弧状の海岸線を見渡すことが出来ます。
「日本の白砂青松100選」と「日本の渚百選」に選定されています。
繁蔵と助五郎の利根の川原の“出入り”の「天保水滸伝」を浪曲で楽しんだ方も多いのでは、と思いますけれど、飯岡は助五郎の縄張りでした。
“市”が助五郎親分のところに草鞋を脱いでいたという地元での取材を基に、子母澤寛があの「座頭市物語」を書いて、勝新太郎の名演技で大ヒットしたのでした。
飯岡の町中の太平洋に面して、飯岡温泉「国民宿舎 飯岡荘」があります。
敷地内に“座頭市物語の碑”が建っていました。
碑には「座頭市物語」の冒頭の一節が書き出してありました。
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【天保の頃、下総飯岡の石渡助五郎のところに座頭市という盲目の子分がいた。何処からか流れ込んで来て盃をもらった男だが、もういい年配で、でっぷりとした大きな男、それが頭を剃って、柄の長い長脇差をさして歩いているところは、何う見ても盲目などとは思えなかった。(中略)何処の生まれか、どんな素性の奴かわからないが、とにかく、按摩で関八州を股にかけて渡っていた者で、みんな見た通りに座頭座頭といったが、市という名も市太郎か市五郎か、それとも出鱈目かわからなかった。】
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♪~利根の川風 袂に入れて
月に掉さす高瀬舟~♪
玉川勝太郎(二代目)の浪曲でも聴きながら、佐原、笹川、東庄(とうのしょう)と利根川を下って、銚子から飯岡へ廻れば下総の往時を満喫すること間違いありません。
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