俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『下総中山・法華経寺』

2009-09-12 13:22:49 | Weblog
先日、市川市にある法華経寺に行ってきました。

日蓮宗大本山で、山号(さんごう)は「正中山」、山内(さんない)寺院・塔頭(たっちゅう)は十七ケ寺も有ります。

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JR総武線の下総中山駅前ロータリーから、一直線に続く緩い上り坂が法華経寺の参道で、途中で国道14号線を横切り、京成本線の京成中山駅もあり、交通アクセスがかなり込み合っています。
参道の両側は商店が連なり、いわゆる門前町を形成しています。

蕎麦屋、寿司屋、鰻屋、中華屋、ラーメン屋、その他の食べ物屋や、仏具屋、床屋、美容院、薬局、みやげもの屋、花屋、肉屋、魚屋、八百屋、酒屋、お菓子屋、せんべい屋、文房具屋、おもちゃ屋、写真館、ペットショップ、習いもの教室・・・

このご時勢“門前市(いち)を為す”とはなかなかいきませんが・・・また、巣鴨の原宿とまではいきませんが・・・お参りすると思しきよたよた歩きのじいさんばあさん、いえ、善男善女の皆様も多く見受けられます。

その間を縫うように避けながら、車がやっとすれ違えるこの狭い参道をそろりそろりと登ってゆくと、大きな山門の前に出ました。「中山参道山門」です。



「下乗」の立て札が門の真ん中に立っています。ここから先は乗り物からおりて歩いて境内に入りなさい、ということです。

駐車場も無さそうだし、右か左に行くしか有りません。
仕方なく左にハンドルを切り曲がりくねった細い下り坂を境内沿いに進むと、ちょうど裏側辺りに大きな池があり、池の脇には10数台止まれる駐車場が有るじゃないですか。
「参拝の方以外の駐車はお断りします」の看板が有りました。

そうです、あっしは参拝客ですよっ!

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蓮池の花を眺めていると、さっきまでお釈迦様がそこに座っていたと思われるぐらいに神々しい金色(こんじき)の蓮の花の台座がそこにあるじゃないですか。



日頃、信心など希薄なワルポンでありますが、その美しさには心が洗われます。
極楽浄土を垣間見た心境になりました。

裏からの参道を進むと、突然目の前に、周りを圧倒する比翼入母屋造りの荘厳な祖師堂に出ました。



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さっき車止めのあった「中山参道山門」まで参道を下って再び登ってきました。
参道の両側にはそれだけでも立派な脇寺が連なっていました。

境内に入る山門のすぐ手前の茶店の前には、朱の毛氈(もうせん)?を敷いた縁台が参拝客のお休み用に置いてありました。
その真ん中に、猫ちゃんが「吾輩は猫である、昼飯は食ったし、眠いのだ」とばかりに大の字になって昼寝を決め込んでおりました。



乳母車が石畳の上をガタガタ通っても平気の平左で夢の中・・・

「オイ!そこは人間様の場所だぞ!」・・・知らんぷり
「お前みたいなぐーたらは、甕(かめ)に落っこちて極楽へ行っちゃうぞ!」と云ったのですが・・・知らんぷり


「吾輩は猫である」を最後まで読んでいないみたいで、知らんぷりでした・・・




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