トゥー博士が100万ドルで新居購入
広大な敷地にミニゴルフ場も
▲緑の部分がミニゴルフ場
アンソニー・トゥー博士がコロラド州でご長男と一緒に生活する一軒家を探していました。希望は「100万ドル(約1億4200万円)の家」です。そして、ようやく気に入った物件が見つかりました。ミニゴルフ場付の一軒家です。
当初の売値は110万ドル。希望価格より10万ドルも多いではないですか。交渉を続けた結果、「102万ドルまでは下げるが、それ以下では売らない」ということで、残念ながら交渉は決裂。
しかし、数日も経たないうちに、「条件付きなら100万ドルでいいですよ」という提案が。トゥー博士側がいろんなところを自費で修理するならという条件です。気に入った物件なので、交渉は成立。その一軒家は正式にトゥー博士の所有物となりました。おめでとうございます。
和歌、散文詩、自由詩で別荘を詠む
このブログでも紹介しましたが、トゥー博士は同じコロラドの高度3000mの森の中に別荘も所有されています。熊も出没するというので、別荘に滞在中はピストルを携帯しているとか。
▲森の中の別荘
先日、トゥー博士の知人の日本人から、こんなメールが届きました。その人がたまたま部屋の整理をしていたとき、14年前にトゥー博士から届いたメールをコピーした用紙が出てきたそうです。
2009年9月22日のメールの冒頭に「この日曜日に私のRocky Mountain 3000 meterのある森に行ってみたら一目白樺の葉が黄金色できれいでした。それで和歌、散文詩、自由詩を作ってみましたからご笑読下さい」と書かれていました。
そう、別荘のことです。懐かしさが込み上げ、思わずトゥー博士にメールを送ったというわけ。トゥー博士も当時を思い出して、ご自分が書かれた和歌(短歌)、散文詩、自由詩を改めて読み返したそうです。では、トゥー博士がコロラドの別荘について、どんな気持ちを抱いていたのでしょうか。以下に紹介します。
【短歌】
そよ風に
白樺の葉も
黄金波
ロッキーの山にも
秋立ち寂し
【散文詩】
そよ風が
頬をなでる
目前の白樺は黄金色
夕陽の踊る光の波
秋もロッキーに来たのか
忍ぶように音も無く
人生の秋も近く
の感あるのみ
【自由詩】
軽軽的微風
愛撫我面孔
目前白樺林一片的黄金色
如夕陽
波浪
秋天静静地来洛磯山
無声無息地進来
人生的秋天将近尾声
寂寞鳴呼哀載
すでにコロラドの一軒家は、トゥー博士の持ち家となりました。ぜひ和歌(短歌)、散文詩、自由詩で新居を詠んでもらいたいものです。