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「令和」になって思う  岩崎邦子の「日々悠々」㉝

2019-05-03 16:18:02 | 【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」

【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」㉝

「令和」になって思う              

 

 

 平凡に暮らす日常では、4月も末になってくると、今日は夏日だとか、寒さがぶり返したとか、ゴールデンウイークをどう過ごすかが、日常の会話になっていた。しかし、天皇陛下のご退位で平成から令和へと年号が変わる今年は違う。テレビでは特番を組んで平成を振り返っている。昭和生まれの者にとっては、平成生まれと聞くと「若い!」だったが、もう30年も過ぎているのだ。

 使い古された言葉だが、月日の経つ速さに、ただただ驚くばかり。そして、テレビ画面から流れる映像を見ていると、「あぁ、そんなことがあったのか」と、忘れていることの多さにあきれる。年号が変わるということで、特番が組まれたテレビ番組を、ミーハーな私は、喜んで楽しむことにした。老夫婦になった今、ゴールデンウイークの混雑を予想するだけで、どこへも出かける気にもならないからである。

 今の住まいに移って28年。ということは、平成のほとんどを過ごしたことになる。車の免許更新のための講習には、当初、流山免許センターへ行っていた。免許更新の手続きには、印西市の警察まで出向かなければならない。こうした手続きを5年ごとに行ってきたが、70歳代に入ると高齢者扱いとなって、講習の内容も変わった。講習は鎌ケ谷自動車教習所で受けることが出来、免許の受け取りも鎌ケ谷警察になった。場所が近くになったことが何よりもうれしい。

 ところが、高齢者の免許更新は5年から3年ごとになるので、すぐに書き換えの年がやってくる感がある。後期高齢者は認知機能検査がまずあって、次いで視力検査と実地乗車講習がある。これを先日受けてきた。このところ、高齢者が加害者となった痛ましい事故が相次いでいるので、どんな講習があるのかと思ったが、特別にその事故のことを触れることもない。淡々というか、通常の講習であった。鎌ケ谷教習所は、こうした講習の予約が取りやすい所らしく、講習が期限内に受けられなくて、免許更新の失効は、本人が予約をきちんと取ることで問題も無いようだ。

 視力検査の結果はというと、裸眼での視力も視野も、実年齢の標準より良かった。裸眼の視力は、1.0と1.1。普段は乱視の眼鏡をしているが、疲労を軽減するためである。先日、眼科で診断を受けたが、白内障も問題がない。

 さて、2 回の講習を終えたので、あとは『更新のおしらせ』ハガキを待つのみ。更新された免許証を受領するのは、最寄りの警察である。白井市民の場合、これまでは印西警察まで取りに行くしかなかったが、今年からは市役所の新庁舎内に印西警察の白井分庁舎が設置されたので、わざわざ印西警察まで出向かなくてもよろしい。

 平成に受けた免許更新のための手続きだが、受領できるのは令和に年号が変わってからである。さてと、令和の時代になれば、車の免許返納の時期も迫ってくるだろう。ニュータウンに住んでいると、道路事情にも恵まれている環境なので、車でパークゴルフや趣味の会に出掛けることになる。行動半径も広いので、しばらくは車に乗ることを享受していたい。「事故を起こすようなことは絶対にしない!」と、心に決めて。

 運転のことばかりではなく、これからは自身への教訓と反省として、「老害」についても考えねばならない。老害とは、「自説を曲げない」「短気」「せっかち」「怒りっぽい」「必要以上に激昂する」「自分の価値観を押し付ける」「話が長くて、くどい」「困った時だけ、弱い高齢者だと言い訳する」。誰にも思い当たることが、少しはあるだろう。

 そんな反省をしつつ、「令和の時代が明るく、平和に過ごせますように!」と、心から願いたい。

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