今日はバックロードホーン初心者の方に向けて、その魅力と基本となる設計法を説明しようと思います。
市販スピーカーのホーン
まず、「ホーン」というと、市販のホーン型スピーカーを思い浮かぶ方が多いかと思います。
JBL社のスタジオモニターシリーズが有名ですが、コーン型のウーハーの上部にホーン型のツイーターが組み合わされています。
このツイーターのホーンの形の事を「フロントロードホーン」と呼び . . . 本文を読む
今日は、新作バックロードホーンの設計について説明しようと思います。
FE168SS-HPの登場のときに、Fostexの図面を元にしたバックロードホーンを公開したのですが、ふと「バックロードホーンの進化とは何だろう?」と思ってしまったのです。
FE168SS-HP と 長岡バックロードの変遷
FE168SS-HPの取扱説明書に掲載された作例は、長岡鉄男氏の「D-7」に類似しています . . . 本文を読む
今回は、FE166NV、FE168NS、FE168EΣ、FE168SS-HPを比較試聴したときに感じたことを、まとめて書いていこうと思います。
先日公開した動画「Fostex バックロード向け16cmフルレンジ 比較試聴」を見ながら読んでもらえると、より分かりやすいと思います。
FE166NV 標準価格 ¥12,650(税込)/1台
今回試聴したなかでは、最もリーズナブルな製品 . . . 本文を読む
皆さんこんにちは。
Fostexの16cm限定ユニット「FE168SS-HP」が、いよいよ我が家にも届きました!
(前回の記事「考察と設計図面」はこちら。)
今回入手したのは、FE168SS-HP, FE168EΣ, FE168NS, FE166NVの4機種です。
こうして並べてみると、なかなかに壮観ですね!
16cm口径のバックロードホーン向けフルレンジで、
これだけのラインナップがあるの . . . 本文を読む
フォステクス(Fostex)の限定16cmフルレンジユニット、FE168SS-HPについて、既存のユニット(FE168EΣ、FE168NV)と比較しながら説明します。 また、Fostexの標準箱をベースとしたバックロードホーン箱の設計図も公開します。 . . . 本文を読む
連載しているサブウーハーの試作記、今回は「試作5号機」の紹介です。
前回の試作4号機(※実際は4.5号機)で、かなり音質は良くなってきましたが、
エンクロージュア内部の定在波を消せずに苦労していました。
(試作4号機)
そこで今回の5号機では、ユニットの装着位置を 箱の中央にして、
定在波を軽減すること狙います。
※ユニット位置と定在波の関係は、前回の記事を参照
ウ . . . 本文を読む
連載しているサブウーハー試作、いよいよ試作4.5号機です。
前回の試作4号機では、スピーカーの振動板を3Dプリンターで製作しました。
今回の4.5号機(表題写真)では、作成したスピーカーユニットはそのままに、
箱をフィンランドバーチ材で作製し、グレードアップを狙います。
ウーハーの位置
今回のサブウーハーでは、床面からの反射音との位相差を減らすことを狙いとして
ウーハーの位置を「 . . . 本文を読む
連載しているサブウーハー製作も、いよいよ試作4号機まで来ました。
今までの試作を通して、
立体的な補強構造を付与し、振動板の「構造剛性」を高めることが、優れた低音再生のために必要だということが分かってきました。
<立体的な補強構造をもつ振動板(試作2号機より)>
いかにして、補強部材を製作するか。
立体的な補強構造が大切なことは分かってきましたが、
問題はその製造方法です。
試作 . . . 本文を読む
皆さま、あけましておめでとうございます。
今年も、オーディフィルは良い音に向けて邁進して参ります。どうぞ宜しくお願い致します!
さて、前回紹介した「試作2号機」は聴感も比較的良好なものでしたが、
やはりサブウーハーと称するのであれば、20Hz台の低音にチャレンジしたいものです。
そこで、ウーハーの口径を16cmから20cmに変えてみます。
写真で見る通り、数字以上の大きさの差を感じま . . . 本文を読む
サブウーハー、試作2号機の後編です。
画像左が、試作1号機。 画像右が試作2号機。
前回は12mm厚のコンパネでしたが、この試作2号機では18mm厚のMDF板を使って箱強度の向上を狙います。
補強構造もしっかりと作り込みます。
低音は特にエネルギーが大きいので、箱の剛性が解像度に直結してきます。
内部で定在波が発生しないように、吸音材は比較的多めに入れます。
これは個人的な . . . 本文を読む
皆さんこんにちは。今日は、サブウーハー連載の第2回目です。
前回は、一般的なフルレンジFostex FE166Enを使ったサブウーハーに挑戦してみましたが、再生音について限界を感じていました。
<試作1号機>Fostex FE166Enを使った密閉箱
市販のウーハーユニットを使うのも手ですが、今回はじっくりと実験を進めて、スピーカーユニットについての知見を深めてみようと思いました。
. . . 本文を読む
心地よい秋晴れが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、サブウーハー試作の話を書こうと思います。
サブウーハーの試作を始めたのは、ちょうど1年前の秋。
小型スピーカーの下を補強するものが欲しいな~という漠然とした思いから、製作がスタートしました。
手持ちのスピーカーは、どれも6~10cm口径。
それらと低音のスピード感を合わせるために、サブウーハーとしては少し小さめの「16cm . . . 本文を読む
先日、デノンのSACDプレーヤーを聴いてきましたので、簡単にレポートします。
私がいま使っているCDプレーヤーは、SONYの「CDP-MS1」。
(上記写真のプレーヤーです。)
光学固定式の名機で、性能的には全く不満がないものなのですが、
万一の故障に備えて、次の目星は付けておきたいなぁ~という気持ちがありました。
ちょうどコロナも落ち着いていた頃合いということで、
プレーヤーを試聴しに秋葉 . . . 本文を読む
皆さんこんにちは。
今週は、サブウーハー用エンクロージュアで実験をしていました。
写真は、現在開発中のサブウーハーの実験機で、
Concept-SOLAや、その他の小型スピーカーに汎用的に使えるものに仕上げていければと思っています。
今回の実験は、「吸音材」の有無。
非常に基本的なものですが、改めて確認をしてみます。
吸音材は、エンクロージュア内部の定在波を軽減し、
音の癖を取り除くため . . . 本文を読む
先日発表がありましたが、
「東京インターナショナルオーディオショウ2020」が中止になったそうです。
<Phile-web>11月予定の「東京インターナショナルオーディオショウ2020」が開催中止に
https://www.phileweb.com/news/audio/202007/08/21803.html
世界のハイエンドブランドが集う人気のオーディオショウだっただけに、
中止になっ . . . 本文を読む