アニメ作品 「serial experiments lain」と「カードキャプターさくら」

「serial experiments lain（以下『レイン』）」と「カードキャプターさくら（以下、CCさくら）」
共に、９８年春放送開始アニメなのですが、全く別な作品のように感じます。

「レイン」は、
当時、『キャラクター原案の安倍吉俊に「補欠の一人もいない野球チーム」と言わしめた個性的な才能が集結し（Wikipedeiaより引用）』て作られた作品。
そして、第二回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で優秀賞を受賞することになります。
内容としても（まだ第一話しか私は鑑賞していませんが）、「エヴァンゲリオン」の心情描写シーンのような抽象的でありながら現実感を失わない独特な映像により、本作品は構成されています。（言葉であの映像を表現するのは極めて困難なのですが・・・）

「CCさくら」
98年から2000年にかけての長期間放送された、魔法少女アニメ。CLAMPの代表作品であり、「なかよし」の読者層に留まらず老若男女から高い支持を得ている。特にオタク・サブカルチャー層の人気は凄まじく、本作を題材にした同人誌や類似作品が多数作られたそうです。
キャラクターデザイン、衣装設定（ニーソックス等）を見ても、現在まで続く「萌えアニメ」の直接的始祖作品と言えるでしょう。


最近のアニメを見ていると、（非常に広い意味で）『「CCさくら」のような作品』に出会う事は少なくないのですが、「レイン」のような作品に出会う事は滅多にないように感じます。これは、現代アニメの需要が「レイン」風の作品を求めていないという事なのでしょうか？それとも・・・？



重い話は置いておいて・・・

「灰羽連盟」と「レイン」は、両方とも『パイオニアLDC株式会社』関連だったので、
癖のある作品ばっか扱う会社なのかなぁ。。。とか思っていたのですが、
（昔）『パイオニアLDC株式会社』→（今）『ジェネオンエンタテインメント』
の事だったんですね。