前回の日記で作製した試作6号機(共鳴管実験箱)は、理論どおりの閉管特性となりました。
<断面積255cm^2(振動板の約5倍)、管の長さ 2.4m>
<↑TangBand W4-927SA、開口端での周波数特性>
とりあえず、「ver1.01」では、全ての倍音が励起できる共鳴管の「端」にユニットを取り付けたのですが、
共鳴管スピーカーの世界では
「共鳴の『腹』の位置にユニットをつけることで、その共鳴を潰せる」とか
「共鳴管全長の1/3の位置にユニットを付けると良い」
などの話があります。
つまり、図の「緑色の矢印」の位置にスピーカーユニットを取り付けるというわけか…
んで、作ってみました♪
下から、三倍振動(105Hz)・五倍振動(175Hz)・七倍振動(245Hz)の腹の位置に相当します。
試作6号機「ver1.1」では、三倍振動(105Hz)の腹の位置にユニットを取り付けました。
不要な部分には、ガッチリと蓋を取り付けます。
そして、今回も使用ユニットは二種類。
[10cm同軸2wayのDLS-108X]
Fs:120Hz Qts:0.8 Vas:1.3L Bl:4N/A M0:5.2g a:42mm
[TangBand W4-927SA] (W4-927SEの旧モデル。フレームのみの違い)
Fs:70Hz Qts:0.58 Vas:7.47L 音圧:87dB M0:不明(Qms4.48, Qes0.66) a:約40mm(実測)
[試作6号機ver1.1×DLS-108X]
軸上1m
ユニット近接
開口部
[試作6号機ver1.1×W4-927SA]
軸上1m
ユニット近接
開口部
見事に、三倍振動(105Hz)付近の音圧が減っています!
ただ、三倍振動が消滅したというより、105Hzを中心とした1.5オクターブ前後の帯域が6dB~10dB程度減少しているように見えます。
共振撃退というより、閉管部からの反射音による干渉と言ったほうが良いかもしれません。
音としては、ver1.01で感じた共鳴管特有の抜けの良さは一気に後退し、
バックロードのような音になりました。
また、100Hz付近が減衰した逆効果で、低域の量感も不足気味です。10cmフルレンジにとって、105Hzの三倍振動は「善玉ピーク」と言えそうです。
次回は、ver1.2(五倍振動)、ver1.3(七倍振動)の測定です!
<断面積255cm^2(振動板の約5倍)、管の長さ 2.4m>
<↑TangBand W4-927SA、開口端での周波数特性>
とりあえず、「ver1.01」では、全ての倍音が励起できる共鳴管の「端」にユニットを取り付けたのですが、
共鳴管スピーカーの世界では
「共鳴の『腹』の位置にユニットをつけることで、その共鳴を潰せる」とか
「共鳴管全長の1/3の位置にユニットを付けると良い」
などの話があります。
つまり、図の「緑色の矢印」の位置にスピーカーユニットを取り付けるというわけか…
んで、作ってみました♪
下から、三倍振動(105Hz)・五倍振動(175Hz)・七倍振動(245Hz)の腹の位置に相当します。
試作6号機「ver1.1」では、三倍振動(105Hz)の腹の位置にユニットを取り付けました。
不要な部分には、ガッチリと蓋を取り付けます。
そして、今回も使用ユニットは二種類。
[10cm同軸2wayのDLS-108X]
Fs:120Hz Qts:0.8 Vas:1.3L Bl:4N/A M0:5.2g a:42mm
[TangBand W4-927SA] (W4-927SEの旧モデル。フレームのみの違い)
Fs:70Hz Qts:0.58 Vas:7.47L 音圧:87dB M0:不明(Qms4.48, Qes0.66) a:約40mm(実測)
[試作6号機ver1.1×DLS-108X]
軸上1m
ユニット近接
開口部
[試作6号機ver1.1×W4-927SA]
軸上1m
ユニット近接
開口部
見事に、三倍振動(105Hz)付近の音圧が減っています!
ただ、三倍振動が消滅したというより、105Hzを中心とした1.5オクターブ前後の帯域が6dB~10dB程度減少しているように見えます。
共振撃退というより、閉管部からの反射音による干渉と言ったほうが良いかもしれません。
音としては、ver1.01で感じた共鳴管特有の抜けの良さは一気に後退し、
バックロードのような音になりました。
また、100Hz付近が減衰した逆効果で、低域の量感も不足気味です。10cmフルレンジにとって、105Hzの三倍振動は「善玉ピーク」と言えそうです。
次回は、ver1.2(五倍振動)、ver1.3(七倍振動)の測定です!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます