オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

FE83E用 試作5号機「サイフォン」 の試聴・測定

2010年09月08日 23時11分40秒 | オーディオ
8月28日の日記から時間が経ってしまいましたが、
試作5号機「サイフォン」の試聴・測定感想です。

まずは、外見から。


ヘッド部分が正方形になったので、ルックスとしては落ち着きました。
ただ、左右非対称というのは、どうも不自然ですね。特にヘッド部が中央に無いのは違和感を覚えます。


今回の音道構成はこんな感じ。
空気室体積:2.1L or 1.4L
スロート断面積:34cm^2 (振動板比 120%)
ホーン広がり率:0.65
ホーン長さ :225cm
ホーン開口面積:113cm^2

出てきた音は・・・低音が無いww
というのは、前作も一緒だったので、気長にエージングを待ちます。

しばらく聞いていると、凄い低い音は出ているものの、量感としては少ないよう。。。
中低域に篭り感は全く無いが、稀に共鳴音が聞こえることも。

当初、空気室は2.1Lで聞いていましたが、1.4Lの方がバランスが取れました。


んで、f特

150Hzを境にストンと落ちています。
が、
ですが、ですよ。
40Hzまで-20dBという低レベルながら出ているではないですか。

測定ミスではないか思い、35Hzのsin波を鳴らしてみると、、、
グラグラグラッ と、部屋を揺るがすような見事な超低音ですwww
8cmフルレンジから出ているとは思えませんね。


f特を眺める事30秒。
「どっかで見たことあるなぁ~」と思ったら、
10cmフルレンジFE103Eで作製した5管式バックロードでした。
「5管式バックロード」の周波数特性↓


これも、ホーン広がり率を非常に小さくした(0.0058位)バックロードなのですが、
低域不足・超ローエンド再生といった特性でした。

ホーン広がり率と低域再生。なかなか面白いポイントかもしれません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 空気室の形 (バックロード... | トップ | FE83En用 試作6号機の設計 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オーディオ」カテゴリの最新記事