オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

設計したスピーカー達。

2011年03月18日 16時27分50秒 | オーディオ
スピーカー設計は、紙と鉛筆と電卓があればできるので、
停電時の暇つぶしに最適です!?

一台目。トールボーイ型



ウーハーが側面にあるトールボーイ型で、
左右にウーハーがあるので、反作用をキャンセルできるようになっています。

全高は1m程度で、奥行きは35cm程度でしょうか。
容量は40~60Lぐらいなので、16cmウーハーを二発入れると良さそうです。

フロントバッフルを微妙に斜めにすることで、
定在波防止と共に、デザイン的な圧迫感を軽減しているつもりです。

そして、補強板にも工夫があり、
単調な振動を避けるために、補強板は斜めに配置。
さらに、左右の補強を違う形(青と橙色)として、さらなる共振分散を狙います。


二台目。ブックシェルフ型。



エンクロージュアの理想的な形は「球形」だと言われ、
実験の「フラスコ」のような形がバスレフ型の理論では語られます。

ただ、その形を木材で作るのは困難なので、
「限りなく近い」&「作製が容易」を狙いました。

ダクト部は積層で構成していて、
キソアコースティックのスピーカーみたいな雰囲気を狙っていますw

サイズ(台を除く)は立方体に近く、
20cm角だと容量は6L程度で、10cmフルレンジに
25cm角だと容量は10L程度で、12cmフルレンジに
30cm角だと容量は20L程度で、16cmフルレンジに
それぞれ対応できると思います。


三台目。FE203Σ用バックロード箱

1月頃に発表したバックロード部に準じた設計です。
図中の数字は、mm単位です。

音道長は2m~2m弱ぐらいなので、20cmバックロードとしては可愛らしい部類かも。ホーン広がり率は0.6ですね。
そんなホーンなので、低域の伸びは50Hz程度に抑えて、レスポンス重視の設計です。お陰でコンパクトに収まっています。
FE203Σは中古で入手したのですが、大分くたびれている感じがしたので、あまり負荷をかけない方針でw



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