オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

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オーディオみじんこ「コンセントベースAM-WOS1」試聴記

2019年07月29日 07時15分04秒 | オーディオ
先日、オーディオみじんこさんで、コンセントベースの新製品「AM-WOS1」を聴いてきました。

コンセントベースという言葉に馴染みがない方も多いと思いますが、コンセントと壁の間に挟んで使う板状のオーディオアクセサリーです。

接点をもつコンセントは、他のオーディオ機器と同じく振動によるノイズを拾ってしまうため、適切な剛性や振動吸性能のある土台の上に置くべきである、、という思想に基づいて出来上がったのがコンセントベースという製品です。



オーディオみじんこの新製品「AM-WOS1」の特徴は、横方向に積層されたフィンランドバーチ板を使用しているという点です。
今まで様々な無垢木材をテストしていたみじんこさんが、新たな素材を選択したことに興味津々です。




試聴はいつものオーディオみじんこリファレンスシステム。
業務用機材を交えて構成されるシステムは、コンセントベースなしのノーマル状態でも付帯音が少なく、アクセサリーのキャラクターを把握するにはもってこいです。



システムの全体像を把握できた段階で、「AM-WOS1」を装着!
まず驚いたのがウーハーの俊敏さが格段に上がったことでした。

FOSTEXの金属ウーハーは付帯音が少ない代わりにレスポンスが緩めになることが多いのですが、
この「AM-WOS1」を装着した途端に、目覚めたかのような鮮烈な重低音を鳴らし始めました。

ドラムのバシッとくるアタック、ピアノの左手も鮮明。
それでいながら、不自然な華やかさはないので、立ち上がりとSN比という素性の良さゆえでしょう。




比較として、一般的なフィンランドバーチも聴かせてもらうと、、、うーん、今ひとつ。

私が前々から感じている「合板特有のこもり感」が感じられます。
コンセントベースとしての安定感のあるサウンドではありますが、ハイレスポンスでヌケのよいAM-WOS1を聴いたあとだと、物足りなさを感じてしまいました。


他にも無垢材を使ったタイプは、心地よい響きが感じらられましたが「コンセントベースに木質的な響きを期待するか?」と問われると、私的にはNOなので、固有の音色感が抑えられた縦バーチのAM-WOS1の凄さを改めて感じました。
無垢材タイプは、既に完成度の高いシステムをお持ちで、あと一歩の艶やかさが欲しい!という方にオススメかもですね。




というわけで、思いもよらずお買上げしてしまいましたw
私が買ったのは2個コンセントが入るタイプです。

オーディフィルの試聴会でも使っていこうと思うので、その時はぜひコンセント(電源タップ)周りも見てもらえればと思います!


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