以前にも「趣味の小部屋」にて紹介した「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」のOPに関して、
OP映像内容として、『生徒会の生徒達が町や学校に、スプレーで落書きをする』という内容に対し、「これは、問題行為であり、生徒会がする行動ではない」または、「子供達への悪影響が懸念される」という意見があった。
それに対し、第7話からOP映像が変更となり、問題のスプレーが『時間が経つと消える魔法の(?)スプレー』に変更されていた。
ここからは、私の意見となる。
私は、このPO映像変更を肯定的に考えている。
「子供の悪影響」が緩和されたというより、むしろ、文字が消える際に『文字を光らせる』ことにより、より面白い映像になったことを評価したい。
もちろん、このOPを取り上げたわけだから、主要な論点(?)である「子供への悪影響がある映像を、深夜アニメで放送してよいのか?」という部分は避けて通れないと思う。
結果を先に言ってしまうと、「問題ない」と思う。
1つめの理由は、「子供を対象とした時間帯ではない」ということである。
確かに、午後6時~7時にNHK教育で放送されている「ツバサクロニクル」等に、そのような表現があったら大問題だと思う。しかし、深夜帯では少しくらいの表現の自由度は確保されても良いのでは、と思う。
ただ、録画機器の普及等により、深夜帯を特別視できなくなっていることを考えると「1つめの理由」は、余り説得力を持たないかもしれない。
2つめの理由は、「表現は、どのようにでも解釈可能である」ということだ。
最近のアニメを例として、
夜の校舎で日本刀を振り回し、損害行為をした「Kanon」
病院にて患者に暴力行為を行なう医師が登場する「半分の月がのぼる空」
友人を拷問し、殺害した「ひぐらしのなく頃に」
このように見方を変えると、いくらでも問題行為だと解釈可能だと思う。
この「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」も同じく問題行為だと解釈することができると同時に、次のように解釈することもできると思う。
登場人物たちにとって、「夜の学校」は先生や外部の干渉を避けることができる唯一の場所である。現に作品中で、真夜中の生徒会室に集合し、共に悩み、共に行動する事で、友情を育む描写がある。
つまり本作品中で夜の学校は、登場人物たちが自由になれる場所であり、自己表現をし、思い出を刻むという意味のを持つ。
そういう作品意図が、OP映像にてスプレー缶で落書きをしていくという映像イメージで表現されているのだと思う。
作品は多様に解釈できる。もちろん、どれが正解で、どれが誤りという事は無い。
仮に、子供への悪影響があると解釈できても、その作品(ここではOP映像)自体を評価するのは、やや短絡的だと思う。
以上が私の意見になる。
まとまりの無い最後になりましたが、お付き合いいただき、ありがとうございました。
【参考】
痛いニュース 2ちゃんねる
NEEL_Peatの日記
まひるのほし*
公式HP
OP映像内容として、『生徒会の生徒達が町や学校に、スプレーで落書きをする』という内容に対し、「これは、問題行為であり、生徒会がする行動ではない」または、「子供達への悪影響が懸念される」という意見があった。
それに対し、第7話からOP映像が変更となり、問題のスプレーが『時間が経つと消える魔法の(?)スプレー』に変更されていた。
ここからは、私の意見となる。
私は、このPO映像変更を肯定的に考えている。
「子供の悪影響」が緩和されたというより、むしろ、文字が消える際に『文字を光らせる』ことにより、より面白い映像になったことを評価したい。
もちろん、このOPを取り上げたわけだから、主要な論点(?)である「子供への悪影響がある映像を、深夜アニメで放送してよいのか?」という部分は避けて通れないと思う。
結果を先に言ってしまうと、「問題ない」と思う。
1つめの理由は、「子供を対象とした時間帯ではない」ということである。
確かに、午後6時~7時にNHK教育で放送されている「ツバサクロニクル」等に、そのような表現があったら大問題だと思う。しかし、深夜帯では少しくらいの表現の自由度は確保されても良いのでは、と思う。
ただ、録画機器の普及等により、深夜帯を特別視できなくなっていることを考えると「1つめの理由」は、余り説得力を持たないかもしれない。
2つめの理由は、「表現は、どのようにでも解釈可能である」ということだ。
最近のアニメを例として、
夜の校舎で日本刀を振り回し、損害行為をした「Kanon」
病院にて患者に暴力行為を行なう医師が登場する「半分の月がのぼる空」
友人を拷問し、殺害した「ひぐらしのなく頃に」
このように見方を変えると、いくらでも問題行為だと解釈可能だと思う。
この「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」も同じく問題行為だと解釈することができると同時に、次のように解釈することもできると思う。
登場人物たちにとって、「夜の学校」は先生や外部の干渉を避けることができる唯一の場所である。現に作品中で、真夜中の生徒会室に集合し、共に悩み、共に行動する事で、友情を育む描写がある。
つまり本作品中で夜の学校は、登場人物たちが自由になれる場所であり、自己表現をし、思い出を刻むという意味のを持つ。
そういう作品意図が、OP映像にてスプレー缶で落書きをしていくという映像イメージで表現されているのだと思う。
作品は多様に解釈できる。もちろん、どれが正解で、どれが誤りという事は無い。
仮に、子供への悪影響があると解釈できても、その作品(ここではOP映像)自体を評価するのは、やや短絡的だと思う。
以上が私の意見になる。
まとまりの無い最後になりましたが、お付き合いいただき、ありがとうございました。
【参考】
痛いニュース 2ちゃんねる
NEEL_Peatの日記
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